オリジナル製作の前にサイレンサーを模倣して作っておきます。

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上はノーマルサイレンサー。

インナーパイプが壊れていたので
修理して、グラスウールをリパックしてあります。

したが模倣して作ったもの
極力似た形に仕上げてあります。

割り締めのバンドは新作しました。






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修理したテールパイプに取り付け確認です。

小さいのでサイレンサー本体のステーはありません。

バンドとテンションスプリングで脱落を防ぎます。

簡単な構造ですが、蓋の成形には金型製作が必要で、丸一日掛かりました。




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さて、ノーマルチャンバーを採寸して

エキパイと楕円パイプ作りました。
特に考えはありません。
当時ものをリプレイスする目的なので
同寸であれば性能も変わらないと思っています。








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仮組して取り付けレイアウトを確認します。

意外と左右、上下に隙間がなく雁字搦めな位置決めですが
ノーマル形状なので、やり直しすることなく
クリアできました。

当時はダウンチャンバー時代から
アップチャンバーに移行した最初のモデルが、このYZ250だったと思います。
この後の他メーカーも同様なレイアウトになっていきました。



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これでノーマルチャンバーとサイレンサーのリプレイス品製作完了なのですが

フレームに一か所マウントステー追加するのかしないのか、
ノーマルはテールパイプのマウントだけなので振動が集中して亀裂が入っていたことから、もう一か所止めると安全になると思うのですが
要検討です。
国内に動く車体は5台しかないという73年型、ヤマハとして最初のトレールバイクDT1と同じエンジンを搭載したレーサーモデルYZ250。
ツインショックのYZ250は1年しか生産されなかったことが個体数の少ない理由の一つと言われています。74年型からリヤサスはカンチレバー式に変更されていました。

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チャンバー修理のため取り外しています。

損傷はありますが十分原型を留めたノーマルチャンバーとアメリカのビルダーが製作したスペシャルパイプと2種類あるのですが

ノーマルチャンバーは廃番でアメリカのビルダーさんが高齢のため廃業されたため入手不可能になったものをオリジナル製作の予定です。






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上がスペシャルパイプ
下がヤマハ純正

タンク下を通るパイプの胴体の縦幅が狭くなった楕円断面であることが特徴です。










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まずはノーマルチャンバーの損傷部分を取り替えるためエキパイ新作しました。

この後はサクサクと進行していくと思います。











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テールパイプ
上がノーマル
下は新たに曲げたパイプ。

このように滑らかなカーブの方がよろしいんではないか。









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エキパイを繋ぎました。

まあまあ、ノーマルを再現できたのではないかと思います。

このチャンバーはフレームにどこもマウンティングされません。
フレーム・メインパイプからスプリングで吊り下げるだけのようです。

初期のトレールバイクだから大胆な発想です。



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テールパイプも繋いでみましたが
サイレンサーがちょっと上向きですね。
これはやり直しします。

しかし、この形状ではテールパイプを固定する場所がありません。
ショックのアッパー・マウントを利用すると思いますが
明日レースなので、今日はここまで
月曜から続きをやります。







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雨のオフビ、泪雨。
ヴィンテージバイク走れそうなコンディションではなかったので早々にリタイヤ届して
本戦のSEクラスだけ走っておきました。

両ヒートとも苦手な場所で転倒してしまい
リザルトは見てないですが不完全燃焼ながら、課題は見えてきました。
今年最終レースなので、また来年に向けて
トレーニングに励みたいと思います。






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さて月曜になり、泥汚れの後片付けを済ませたら、チャンバー修理の続きです。


テールパイプ曲げ直して
リヤショックマウントにステーを取り付けました。

修理の方はこれで完了ですかね。


サイレンサーも同様の寸法でリプレイス品作る予定です。



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エキパイ移植状態

大体ノーマル形状再現できました。

同じ形状で、次回全体のリプレイス品を製作する予定です。

Ninja150改KRR200は依頼者の情報によると200ccのボアアップキットを組んであるらしいです。
どうやらパワーアップを期待したと思うのですが、トルク感は増したはずです。
しかし、ノーマルの200ならクランクとコンロッドやピストンとの重量バランスを取って設計するはずです。
150用のクランクにボアアップで200ccに変更した場合、燃焼室の容積やポートタイミングを適性にしたとして、ピストンの重量アップ分、アンバランスになっていると思います。
その結果、150ノーマルより高回転の伸びが劣ってくる。そんな症状に感じられたと推察されます。

僕はノーマルと200の比較を行っていないのでインプレッションできないですが
当該車両に高回転仕様(おそらくサーキット向け)のチャンバーが付いてきており、それの試乗と
今回、トレール車KDX200のスペックで作ってみたチャンバーに取り替えての試乗を行いました。

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これが高回転型、チタン製ですがメーカー不詳です。
150用は社外でいっぱい販売されているみたいです。

乗ってみましたが、以前乗った150ほど
低速が弱いわけでなく、3000rpmくらいでクラッチミートすれば、問題なく発進します。
半クラッチあてると猛ダッシュも可能です。

中速から上はフラットな吹け上がりで滑らかに回転上昇します。
そんまま1万rpmのレッドゾーンまで回りますが、そのあたりから加速が横ばいになって11000くらいまでが上限でした。

中速の加速感からレッドゾーンまでの特性は乗り易いと感じました。
200にしたら伸びが悪くなったと言われてましたが、公道走るのに十分な印象です。

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これはKDX200スペックのチャンバー。

KRR200がKDX200と同じかは分かりませんが、手持ちのデータでは、これしかないので、この車体に取り付くようにレイアウトしました。
150用よりパイプが長いのでアンダーカウルに納めるのが、通常の取り回しでは難しいと思います。

試乗した結果は、ゼロスタートは同じくらい
3000rpmでクラッチミートで問題なし。
オフロード仕様なのか、中速
6000から9000rpmあたりのトルク感が上がった感じがします。

オーバーレブ特性は、先に乗ったチタンチャンバーより落ちます。
10000rpm付近で加速が鈍ってくるので、点火時期遅角かメインジェットワンランク上げる方向が合ってくると思いますが、これも一般道で全開にするのは危険な領域で十分だと思いました。
トレールスペックなのでサーキット仕様にはなりませんでしたが、中速トルクを使って早めのシフトアップを心掛ければ車速の乗りは速くなっていると思います。



なんでバイク乗りにアメリカまでいくか?日本のレースでも勝てないのに行く必要があるか。
旅費もかかるし、仕事も休めない。
いろいろとネガティブな考え方がおありでしょうし、またそれが現実だと思います。
では別の角度からみたとき、自分の周辺にあれだけのフィールドはあるのか、
何十年も練習してきてライディングテクニックが上達しないのはどういうことか、
あと残された健康寿命はどのくらいか。このまま時間が過ぎていくだけの人生でよいか
少し前向きな生き方をしたくはないか。
いろいろな葛藤があって、疑問を払拭するためには主流の場所をみておくべき、という結論に至りました。

そうはいってもトップカテゴリーのAMAナショナルとかじゃなく、諦めてないオッサンMXライダーの祭典
ワールド・ヴェテランズ・モトクロスです。自分の年齢層としては主流のイベントということです。

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単なる旅行者と違って
レース終わったらすぐ帰国というわけにいきません。

伊田さんは借りているストレージにマシンを置きにいく前に整備したり、日本へ持って帰る部品を外したりして翌日の朝を過ごします。








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こちらも同じコイン洗車場の駐車スペースですが、チャンドラーさんも整備しておられます。

昨日のことやら、この後の予定を話し合っているのでしょうか、なにやら楽し気です。
世界のオッサンたちと戦って無事にレースを終えた安堵感というか、和みのひと時です。




レンタルバイク組はこのような後片付けが不要になります。お気楽ですのー


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翌日のフライトにむけてロサンゼルスに近い場所まで移動してきました。

時間調整のためマルコム・スミスでウインドウショッピングです。

ここは最高の店です。
オンロードもオフロードもRVも大量在庫で用品もパーツも何でもあります。

次回は空っぽのキャリーバックで来て
装備はここで全部揃えて、レース走って、
日本へ持って帰るのがいいと思います。



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ヤマハYXZに乗ってポーズを決める田淵繊手。

RVはポラリスやカンナム、カワサキなど各メーカー揃っていてクルマ選びにここ一か所で足りるところがいいです。(買えないけど)

これはデザート・ランをするための車両だと思いますが、普段履きにしてしまうのがカリフォルニア流なのではないでしょうか。





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店の二階にミュージアムがあって、マルコム・スミスに関わったヴィンテージバイクや
レーサーまで多数展示されていました。













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最終日、ロングビーチのレストランで
語らう。
ワークスライダーに囲まれて、小さくなるばかりの俺からの目線はこんな感じです。

いやあ、お疲れさんでした。
ワールドVETの会場はどんな雰囲気かいな、全編収録は不可能なので断片的に撮ってきました。
先ず土曜朝の風景から、オンタリオのホテルを朝5時半に出発。
レンタルバイク屋さんが7時前に着くのでそれに合わせて、コンビニで朝食、飲み物など買って現地入りです。


夜明けのグレンヘレン・レースウェイ。
レンタルバイクはKTMとハスクの450ニューモデルで、WPのサスもライダーのクラスに合わせて
セットアップ済みされた車両を用意されます。
さすがモトクロス・アクション誌のテストライダー10年務めた、SUTAPO氏のお店です。
乗り手側に立ったサービスが売りのようです。
前後タイヤ新品(ダンロップ)とガソリン入れてもらってマシン整備つき、しかも着替え&休憩用のトレーラーまで用意されて、一日$300だそうです。最高ですね



今回サポート役であまり働いてないのでビデオ撮影してみましたが、会場が広く広範囲に撮るのは不可能。日差しが強くファインダーが反射して全く被写体を追えないという状況で、度々フレームアウトして見苦しい動画ですが、雰囲気だけ味わってもらえたらな、と思います。
土曜日の60オーバーEXTのヒート1です。日本人3名、伊田選手、源治選手、チャンドラー選手。
アメリカのオッサンは速い!しかし日本人も負けてないという走りっぷりです。




土曜日の40+PRO スタート風景、#2カート・ニコル #111マタセビッチ #59タイ・デイビス
そのあと、50+EXPに出走の#84田淵選手ですー(鎖骨折れているのに痛くないのかな)

日本人ライダー土日の総合結果は

SAT 50+EXP 田淵takeshi 4th 5_4
   60+EXP 伊田isao 12th 3_DNF 電源喪失によるエンジンストップしたヒート2
        源治atsushi 4th 7_3
        チャンドラー佐藤 7th 10_7
SUN 50+EXP 田淵takeshi 4th 4_7
   60+EXP 伊田isao 4th 4_4
        源治atsushi 20_6 多重クラッシュに巻き込まれたヒート1
        チャンドラー佐藤 16th 18_14

地元優位のコースで立派な戦績だったと思います。
1週間国外逃亡してきました。ロサンゼルスからレンタカー(ホンダ・アコード)でグレンヘレン・レースウェイに近いオンタリオのホテルまで移動しました。

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成田から便乗させていただいた、国際A級ライダーの二人、源治さんと田淵さん。

目的は11月3日、4日開催のワールドVET出場です。

源治さん2回目、田淵さん初出場。

先輩の伊田さんは13回目ということです。

僕は27年ぶりの渡米、全くわからない土地勘なので初めてと同じことです。
ちょっと、今までのモトクロス活動を見直す意味で再チャレンジです。













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初日はチャパラルで買い物

レンタルバイクで練習するつもりで
キャリーバック一杯の装備だったので
あまり爆買いはできません。

びっくりするほどの新車、用品の数です。
この国には大きな市場が広がっていること
実感しました。






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木曜日は砂嵐でグレンヘレンはクローズ。

金曜日の公式練習から始まりました。
#891源治車と#84田淵車は
レンタルバイクで
KTMとハスクバーナの450。
ニューモデルに新品タイヤとメカニック、ガソリン給油のサービス込みで
練習日$270
レース日$300
という安さ、トランポや工具など不要で
自分の装備だけで乗れる手軽さ。
しかも、日本人ライダー何人でも受け入れてくれるという、レンタルバイク屋さんは
こちらのリンクをどうぞ、オーナーはモトクロス・アクション誌の表紙も飾っている、DENNIS・STAPLETONさん39歳です。
ワールドVETの記事も載っているので参照ください。

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急勾配のアップダウンが印象的なグレンヘレン・レースウェイ。
毎週土日にイベントが入っていてAMAナショナルも組み込まれている同コース。

砂漠気候のため路面は白いサンド、埃による視界不良を防ぐため
走行中も常にスタッフが散水しているため
よいコンディションが続きます。

最高のレース環境ですね。
来年こそ走りたい!



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マイク・ブラウン

40代だけど30オーバーPROに出走。

#800マイク・アレッシーに次ぐ2位はさすが元AMA125クラスのトップライダー。



















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#84田淵さんは50オーバーEXTに出走なので60オーバーEXTの伊田さんから路面状況のアドバイスをいただく。


田淵さんヒート1の2位を含む
総合4位は立派な成績。
先日のビーチレースで鎖骨骨折のまま
走っているとは思えない快挙。

来年は50オーバーEXTの先頭を目指すことでしょう。



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カート・ニコル

KTMを世界選手権3クラス制覇に導いた男。

50代になっても、ここではトップライダーです。
40オーバーPRO優勝。



生でカート・ニコル観るのが初めてで
生きててよかった。











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30オーバーPROヒート1

前から
アレッシー
テデスコ
ブラウン





続く・・・