緊急事態宣言中GWの少し前に埼玉を出発して愛媛の実家へ向かいました。
去年11月以来ですが冬場は雑草の成長が止まって春になると芽吹いているころです。

IMG_1077.JPG

家の前は案の定、腰くらいの高さまで雑草が茂っていたので
クルマが入れるように草刈りしました。

1週間滞在しましたが半分くらい雨降りで
まるで梅雨のようです。
家の周りを2日掛かりで草刈りして、
家主が時々帰っていることをアピールしておきます。





IMG_1081.JPG


家から2キロほど山奥に工藤家の畑があります。
先祖は別の場所に山を持っていて
林業で栄えたらしいですが
麓の集落へ移住してきたころに
この山林を購入して畑としていたようです。

この辺は猪や猿の生息地なので
無人の畑では野菜や果物は全部、野生動物の餌になるだけです。

ここも2日係りで草刈りしました。
このままでもグラストラックのようにオフロードバイクで走れますが、今回は荷物が多くて
乗れるバイクを積んでこれませんでした。

家の周りと畑の草刈りが目的ですが、折角なので走ったことのない四国路へ一日だけ向かってみます。
愛媛に住んだのは20歳まで、学業が忙しくて卒業したら直ぐに埼玉へ来てしまったので
四国中ほとんど行ってないです。

IMG_1084.JPG
一昨年、四国カルストは行きましたが
youtubeでツーリング動画がたくさん配信されているせいか、絶景が有名になってしまって混雑していると思います。
もう一つ有名になった場所、UFOライン(瓶ヶ森林道)はカローラスポーツのTVCMが放送され反響を呼びました。
ここも現地に向かう道路がすれ違い困難にも関わらず人気スポットになってしまったので4輪で行くのは控えておいた方がよさそうです。

そんなわけで地元、西条市から加茂川沿いに走る、高知県への最短ルート「寒風山トンネル」を経由するR194を走ってみました。
大型トラックも問題なくすれ違う2車線の舗装路が高知県いの町まで延々100キロも続く快適なワインディングロードでした。R33に突き当たるまで信号や交差点は一つもありません。
およそ2時間、快適なコーナリングを楽しみながら走り続けられるルートは日本屈指のツーリングルートだと思います。
寒風山トンネルは学生時代旧道で通ったことがありましたが、新トンネルはもちろん初めて。
無料で通行できるトンネルとしては日本最長の5432mということです。

この道を選んだ理由は、仁淀川を久万高原行ったときに見て美しいと思いましたが、その河口まで行ってみようと思ったのが画像の浜です。
ここはウミガメの産卵地であったり、サーフィンのメッカでもあるようです。
仁淀川河口から東の方に移動すると桂浜になります。

IMG_1085.JPG

まるで修学旅行のようになってきました。
駐車場400円も払ったので、坂本竜馬像観てきました。
昭和3年からここに立っている銅像です。

前回ここに来たのは小学校の修学旅行で
実に49年ぶりなんです。







IMG_1087.JPG


竜馬が向いているのは大体この方角、
この太平洋の向うがカリフォルニアなのだそうです。

今日、海が青いなー
四国滞在中、奇跡的に今日だけ快晴だったのです。

しかし、このあと土砂降りの雨に遭遇するとは、このときは知りません。




IMG_1089.JPG


土佐市の海岸線はR56の快適なワインディングを走り、四万十川を目指しました。

R381は四万十川沿いを延々と走る、
これまた100キロも続く信号のないワインディングです。

その途中でおそらくJR予土線の鉄橋が見えたので、わざわざ道の駅へ駐車して徒歩で見に行きましたが
途中で土砂降りに見舞われ、先ほどの快晴が嘘のようです。
全身ずぶぬれでしたが、着替えをもってなかったので車のエアコンで乾かしながら走行を続けます。

IMG_1094.JPG

予土線の鉄橋と沈下橋が並んでいる珍しい景色。

沈下橋はどれが有名なのか分からず、途中で何個も見かけたので、四万十では普通の
光景なのかもしれません。

この線路見る限りでは予土線は電化されてないみたいですね。
このレトロ感がたまりません。




IMG_1095.JPG

さてドライブも終盤に近づいてきました。
日が伸びてきたので、6時ころ足摺岬へ到着しました。

R321サニーロードを走って土佐清水市へ、県道348から足摺スカイラインと道路名が変わりますが、どの道も信号のない2車線の快適なワインディングが延々と続くロードでした。

四国最南端、愛媛県育ちなのに初めて来ました。
今日のルートは渋滞のない綺麗な舗装で信号や交差点のないワインディングが続く、バイク乗りならこれほど快適なツーリングルートは日本中に無いではないでしょうか。絶対次回はロードバイク持って帰って走りに来たい場所だと思いました。

IMG_1099.JPG

足摺はジョン万次郎生誕の場所ということです。
言わずと知れた、日本人初のアメリカ留学生となった人物です。
英語だけでなく、捕鯨術、操船術など江戸時代の日本に持ち帰った知識が
我が国の近代化に貢献したことは言うまでもないですが、その当時の国家的に重要人物が足摺出身の漁師であったことが驚きです。





IMG_1100.JPG

足摺岬で日が暮れてしまったので
夜の国道を宇和島方面に向かい
そこからは高速道路で実家の小松町へ戻ってきました。

一晩寝て、弾丸で埼玉へ戻ります。










IMG_1101.JPG
帰省の目的は実家の草刈りと
動かしてないバイクを実家のガレージへ運ぶことです。
埼玉だと置き場が無くなってきましたので預かり車も1台づつが限度です。

今回はRⅯ125のリヤフォークをメンテナンスのため外して持って帰ります。


一昨年、桶川SLで転倒して後続車に轢かれ、潰れていたガソリンタンクを修理するはずが、
今まで放置してしまいました。

IMG_1063.JPG

ノーマルタンクのアッパーとロアーに分解して凹みを叩き出しました。

塗装を剥離しようとしたら、全面パテ盛りで
全体がデコボコであることが判明しました。

オリジナル塗装でない中古タンクは
このような修理がされている疑いがあります。
これでは凹んだままの方が価値があると思います。パテ盛りされた鉄板は板金できませんからね。


IMG_1069.JPG


こんな分厚いパテが剥がれ落ちるのです。

二度と凹ませないタンクならいいですが
常に転倒リスクのあるサーキット走行ですから、こんなタンク使えませんね。





NSRのタンクはジャンク品でも高額で取引されています。
どうせこんなタンクを買うくらいなら、アルミで作ってしまえという今回の企画です。

IMG_1064.JPG


ノーマル形状にこだわっていませんので
単純な方法で作りました。

車体に問題なく取りついてガソリンが漏れなければいいだけの要件です。










IMG_1065.JPG

ウラ側はこんな感じです。

ラジエターキャップとキャブレターのワイヤーを逃がす凹み加工が施されています。

燃料コックのパイプはノーマルから切り取ってボルト止めにしました。







IMG_1067.JPG


コックの位置決めが難しくて
フレームギリギリなので、取り付け角度など
苦心しましたが
問題なくキャブレターとの接続も完了しました。

リザーブ付きのコックなんですが
フィルターの状態が悪くONではガソリンの落ちが悪いことが判明、
フィルターを外して、RES専用にしました。

ガソリン容量9L入りますのでサーキット走行に差し支えないと思います。


IMG_1075.JPG


ガソリンタンクが付いたおかげで
一年半ぶりにエンジン始動できました。

チョコチョコ手を入れながら、サーキット練習していく予定でおります。


オフロードの乗り方が染みついていてオンロードが上手く乗れませんので、サーキット走行で矯正したいと思います。
今年59歳になってしまったので、競争目的ではありません。どうせ下手だし、誰かに勝たなければならない理由がないですからね。
公道で安全に攻められるように運転技術の習得が目的で、誤解のないように、危険運転にならないようまずはミニバイク
からということです。
前回の修理方法が不適切だったため、広島まで練習に行って、直ぐ溶接が割れたらしいです。
応急処置で、なんとか走行は可能だったようですが、埼玉へ戻ってきたので再修理します。

IMG_1071.JPG

同じ過ちはしない。

破損したマウント部分を金ノコで切り取り
平坦にしました。

ここに削り出しのマウントブラケットを置いて
溶接する方法にします。









IMG_1073.JPG

サブフレームを取り付け、作ったマウントブラケットを仮止めして、締め付け面とボルト穴位置を決めます。

メインフレームのダイキャスト、AC4Cに対して、削り出したマウントの材質はA6061
ジュラ鍛に使う材料で強度も高く溶接性はいいです。






IMG_1074.JPG


本溶接完了しました。
マウントの肉厚をノーマルより増やしたので
同じような壊れ方はしないでしょう。

丁度、緊急事態宣言のため広島の全日本は延期になりましたので
エイジ・ハードニングに十分な期間が与えられます。


本来ならメーカーに打ち上げて破損の原因を究明していただくところですが
破面解析の証拠が消えてしまったので
調べる手段はありません。
多発性がなければ物不良だったということで
かたずくでしょう。


IMG_1056.JPG

九州から戻ってきた車体ですかね。

この画像では何が起こったかは解りません。


リヤ回りの外装は外して、サブフレームは新品を取り付け、
マウント位置の確認をしております。






IMG_1057.JPG

これで解りますね。
右上のサブフレーム取り付けのマウントが
ネジ穴の真ん中で割れて欠損しています。

転倒の衝撃でサブフレームは捻じれて
マフラーも曲がっていました。

正しい取り付け位置に修復するために
新品のサブフレームとマフラーを持ってきてもらって合わせながら修理します。

激しい転倒だったと推察されるので、ライダーも相当ダメージを負っていることでしょう。

IMG_1058.JPG


7N01の丸棒からネジ穴を作りました。

メインフレームのマウントブラケットは
アルミダイキャスト製法ですから
材質はAC4C相当だと思いますが
AC4Cの素材は売ってないので
溶接性がよい高強度の超々ジュラルミン
7N01を欠損した部分に使用します。








IMG_1059.JPG

ブラケットの破断面を平に削ってから
作ったネジを欠損寸法で切り出し
ボルトを入れて取り付け位置を決めます。

ネジ山を溶かさないようにギリギリまでアークで溶かして付けます。









IMG_1060.JPG

ダイキャストと7N01の相性はいいですね。
容易く溶け合いました。

AL・Zn・Mg系の7N01はもう一つメリットがあります。
常温時硬性がありますので、溶接直後は材料が軟化しますが、常温で2週間程度経過して元の硬さに戻ります。







IMG_1062.JPG

新品のサブフレーム、マフラーは問題なく付きます。

この後、捻じれたサブフレームと曲がったマフラーも正常な位置に直して修理完了です。

必ずしも最良の修理方法かわかりませんが
時間と費用の関係で
最も早く、安価な方法の一例として
もちろん強度的にも不安がないように施工しました。
*修理後の強度確認は転倒時と同じ入力しなければ誰もわかりません。
前回と同じ転倒が起こった場合は同じように破損するはずです。