浅間火山レース時代から勇名を轟かせた、野口種治さんのショップ、野口モータースで製作されたであろう、当時物のチャンバーをレストアのため、お預かりしておりました。

IMG_0539.JPG

このとおり50%以上が腐食で欠損したエキパイ部分。

かろうじて内側R部分が残っているので
パイプの曲げRは推定できます。

全体的に激しく錆びているので
再使用する部分は無く
新しいパイプを新造で復製することを目指します。






IMG_0541.JPG

エキパイ部分、見た目は完全コピーできているようですが

車体に取り付くかは分かりませんので
依頼者のTさんに接合は託します。

Tさんは板金職人なので溶接は私より本職だと思います。








IMG_0540.JPG

全体的にパイプ部材はできました。
見た目は同じカーブになっています。

面識の無い人に部材の供給はしません。
Tさんの作品はいくつも拝見しているので
確実に完成できることを知っているので
お引き受けしました。

2年前に製作したRH72のアップチャンバーを更新しました。
前回はオリジナルのダウンチャンバーを採寸してアップタイプに形状変更したものでしたが
今回キャブレターやエンジン関係のモディファイが加わり、さらにパワーアップを求められたのでした。

IMG_0538.JPG

手前がモディファイ品

エキパイ長やパイプ全長に変更を加えました。
推定の仕様変更なので
パワー特性は実走して確認したいと思います。









IMG_0530.JPG

近所のテストロードへもってきました。

サスペンションが変わっていて車高が現行車並みに高いです。全く足届かないので
プラットホームからスタートします。

ダートでなくアスファルト路面で走ることによってチャンバー交換したときのフィーリングがつかみやすいのです。

エンジンかけて暖気運転しますが空冷の250ccはいままで体感したことのない(初めて乗った250は既に水冷でした)振動とノイズで緊張感は現行車以上です。
ブロックタイヤはあっさりグリップを失うので
ゆっくりスタートして、アクセルレスポンス確かめながら全開。
両側フェンスの道路なので直線安心して飛ばせます。
前回のとモディファイ品、両方乗ってみましたが結構違ったフィーリングであることがわかりました。
どちらも中速から高速まで息つきすることなく加速していきますが、前回の方がマイルドな感じで
モディファイ品の方が急激な加速をします。高回転は同じような伸びですがレブ特性は悪くないです。

IMG_0536.JPG

コース設定にもよると思いますが
関東のMXコースでは最高速は必要ないので、中間の加速を使って走るとペースアップできそうです。
振動が多いので、ブーツ履いていても足に伝わってくるバイブレーションで心配になってくる感じはありますが
アクセル開けていくと、エンジン振動だけでない車体の揺れが発生して、ステアリングのジオメトリーかフレームの剛性のためか
原因はわかりませんが、パワーを掛けたときに起こる車体の捻じれだろうと推察します。(とにかく恐ろしい)
他のどのモトクロッサーとも違う感覚で
乘りなれてないうちは怖い感じがします。

サスペンション強化されているので、現行車と張り合ってみたくなる性能は出ているかと思いました。



IMG_0535.JPG

年代を感じさせるエンジン形状、フレームの構成ですが、しっかりと戦闘力も持たせてあって、旧車なのに新鮮な感じがします。

依頼主さんは70年代のエキスパートジュニアチャンピオンの経歴をもっておられて
70歳をすぎてもMXレースに挑戦されている姿勢を見習わなくてはなりません。

新年あけましておめでとうございます。
今年のスタートは福島県の海岸から始まりました。

IMG_0520.JPG

大晦日は常磐道走行中に年越しを迎えました。

いわき市の小名浜にある駐車場で車中泊して、夜明け前に高台の潮見台へ上がって
夜明けを待ちました。

波が岩礁に乗り上げて大きな波になる迫力に圧倒されながら太平洋の東側が徐々に明るくなってきて、緩い円弧を描いた水平線と
登ってくる太陽から地球が球体であることを認識できる雄大なシーンを堪能するため
ここへやってきました。

別にお祈りとか、誓いのような精神的な区切りということではなく
単純に埼玉県からは見られない大自然の変わらない運行を鑑賞するためだけに、太平洋側に移動してきました。
日が昇ったら、スポーツランドしどきでモトクロスで運動します。
それと、WPのサスセッティング確認が目的でした。
前回乗ったときと違って、シフトアップができない、左側ブーツがステップに引っかかって難しいのです。
ブーツが動くように、しどきのワークショップでディスクサンダー借りてステップの山を削ったりしましたが
忘れておりました。
10mmハイステップに交換していたのでシフトペダルの位置が低いだけでした。
セレーション、ワンノッチアップで解決しました。(恐ろしい物忘れです。)

IMG_0523.JPG
無事に埼玉へ帰宅して翌日

バイクショップ原口さんとこの初詣ツーリング参加しました。
全員大型バイクで(CRM250除いて)、うちのR25が一番ライトウエイトクラスでした。

年齢層高めのこだわりカスタムマシン揃いなので、セパハン、バックステップ、スリップオンマフラー改造のR25が地味に見えます。

しかし、原口さん一声掛ければ忙しい時期に関わらずこれだけのバイクフリークが集まることがスゴイことです。


IMG_0524.JPG

正月休みのためか、R254は普段より空いていて、ぶっ飛ばしてきました。
大人なんで無茶しません。


嵐山のゲーセン駐車場が第一休憩所です。
大所帯なんで広くて丁度いいですね。
休みで一般客いないし。








IMG_0526.JPG

目的地は長瀞の宝登山という神社です。
神武天皇時代に建立された(もちろん社殿は再建でしょう)由緒ある神社ということです。
家内安全、交通安全、商売繁盛。

帰りは自由解散で、またぶっ飛ばして帰りました。


真冬のツーリングなんか40年ぶりです。
天気よかったし、ヒーターグローブで全然寒くない。
オフロードとオンロード、バイクの数だけ人生があるって感じですかね。
今年もヨロシクお願いします。













自動車業界は2040年をもってガソリンで動くエンジンの生産を終了することを決断したらしいです。
公表するとガソリンエンジン車や部品を買い占めたり、価格が高騰するなど市場に影響が出るので
正式に発表するのは大分先のことだと思います。
そして、電気モーターを動力とする車両があふれることになるのでバッテリーを短時間で交換できる
車体の規格化やバッテリー・ステーションのようなインフラも同時に整えていくことでしょう。
また自動運転や安全性向上のためのシステム開発で、運転技術の分野も今のような人為的なレベル差がでないような交通社会に変貌していくことでしょう。
それが切り替わる時期が20年後ということは、私の生きているうちにギリギリ体験するのではないかと想像しておりますが、そのころは免許証は返納していて他人事として見ているかもしれません。


IMG_0518.JPG

今度はコレかー。
新しい挑戦は絶えることがありません。

20世紀のころには未来のオートバイの姿は想像できなかったですが
20年前からすると、まさにこれが未来のモトクロッサーの姿だったのです。

未来のモトクロッサーはマップ変更やトラクション・コントロールが当たり前になっているとは思いもよらないことでした。
しかし、人間の運転操作をマシンがアシストしたといっても楽になるわけではなく、余裕が出た分さらに高次元の走りを追求していくわけですから休まることはありません。

IMG_0519.JPG

350SXFのUS仕様ですがサスの設定が
体重75kg以上なので
体重50kgの人が乗ると固すぎるのです。

スプリングのプリロードをゼロにしても
サグが95mmしか取れません。
そこでワンランク下のバネ定数に変更しました。
42N/mm→39N/mm

これでサグ100mm取れました。

フロントフォークはエアサスなので固さ変更に部品交換する必要はありません。
デジタルポンプで容易く調整できます。

これでセッティングOKかどうか
2020年元日から始動いたします。