伊製のダイキャストは溶接性が若干悪く、本来溶接して使う部品でもないので材質の問題ではないですが、
表だけ溶接してビードを研磨してしまったので強度不足でした。

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バイク屋さんで組み上げて、キック始動を
試みたのですが

4サイクルエンジンのベスパは始動困難で
キックを連続で踏んでいたら
修理部分が割れてしまったということです。

どうやら始動不良とケースの破損が他でもあったためか、後期モデルはキック廃止で
セルスターターだけに変更されていたようです。

なので、この車両もキックシャフトの穴を塞いで割れたところは再溶接しました。
今度は研磨しません。


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2月に3日連続でDT200WRチャンバーのご注文がありまして
3つ連続で作りました。

いつも一個できたら直ぐ発送していたので
3個揃った画像はめったに見れません。

このうち2個はサイレンサーとセットなので
サイレンサー2個同時加工で進めて
揃ったら発送します。






家の前の雑草がスゴイ発育を見せているので、実家の庭と畑の状態が心配になってきました。
仕事のキリがいいところで帰らなくてはなりません。
なんとか4月分まで終わらせてから四国へ行く予定でおります。
イタリヤのスクーター、ベスパのプーリーカバーですがキックシャフトの穴から割れてしまいました。
部品の供給は可能らしいですが、納期が不明で価格も高額なので修理した方が早いみたいです。
依頼者は都内の有名企業に勤めるOLなっちゃん。
ご自宅はTVドラマのセットのようなお部屋で、一人暮らしの独身。
都内ですから電車通勤のほうが便利かと思うのですが、帰宅が終電を過ぎることもあるので
スクーター通勤の方が気楽ということらしいです。
しかしプーリーカバーを自分で分解するとは考え難く、男性に外してもらったに違いないと
ジェラシーを感じつつも、早く直してあげたい衝動に駆られるのであります。(妄想です)

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プーリーカバー
キックシャフト
リターンスプリングと
ボスの破片










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内側
立派なダイキャストですが

ボス周辺の肉厚が薄い感じがします。

破断面が奥なので内側の溶接は無理ですね。









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先ずボスのセンタリング用に治具を作って
ボス穴に装着して
フライス盤に固定します。












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センター治具を避けるように破損部分を削除していきます。

予めケース高さなど計測してありますので
復元する高さに合わせた部品を製作して
結合させます。








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穴グリした内径と深さで
ボスセンターと高さを復元する基準とします。












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キックシャフトと製作したボスの嵌め合いを確認してから













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ボスをセットして溶接します。

ダイキャストは溶解する熱で気泡が膨らんで泡が吹いてきますので
健全なビードができませんでした。

接合部の強度は確保したいので多めに肉盛りしておきます。







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溶接ビードは研磨しましたがビードの外側は気泡が残っています。

接合部ではないのでこれで強度は保てると思います。









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内部からシャフトとギヤの動作を確認して機能回復しているでしょう。














OLなっちゃんが喜ぶ顔は見ることができません。
旧知の知人が外車屋さんに我社を紹介し、二人で来られたので、オーナーを見ることは残念ながら無いのであります。










運よく工場の隣の土地を借りれたので、資材置き場やお客さん駐車場にします。

不要なものが捨てられず、無駄にスペースを取っていて置き場にこまったり、
車検付きの2輪、4輪が4台とレーサーも4台あって
お預かりの車両は外に出せないので所有の車両を外に出して作業スペース確保したりで面倒です。
たまに車体持ち込みや打ち合わせに来られるお客さんのクルマは路上駐車してもらったりで問題でした。
交通量の少ない広い通りなので、通報されたりレッカー移動などされたことないですが
路肩はグリーン帯になっているので無視することはできません。
そんな状況なので畑の地主と交渉して一台分は借りてあったのですが
工場の隣に152平米(46坪)空きましたので、売り主と契約して借りた次第です。


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泥の更地なので、そのままでは使えません。
雨の日はクルマがスタックして困るので
重機をリースして整地したあと
砕石5立米、4トン2回分入れました。
全部手作業なんで二日掛かりでしたが
問題なくクルマ駐車できます。
普通車なら3台くらい置けますので
用事のある方は、工場の隣へ停めていただきたいと思います。

一応、販売物件なので買い手が付いた時点で撤去する契約で借りております。

貧乏性の私なので、使わない物でも捨てないで取っておくクセがあります。

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左から
10CRF150R
XR250アルミフレーム車
02CRF450R
XLR80改アルミフレーム者
CR85R

車体は解体や売却で残ってないですが
マフラーだけ取り外して置いてあったのです。
車体ほど保管スペースを食わないし、
過去に作った記録として残しておくのもいいかなと思います。



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かなりレアな改造車でした。

4ストモトクロッサー発売以前に
XR250のスクラップからエンジン外して
250モトクロッサーのディメンションでアルミフレーム車作って、付けてました。
ウエットカーボンのパイプは熱的に耐久性が無く焼けてきたら交換が必要という代物でした。

もう一台は借り物エンジンでXLR80ベースでボアアップとクランクピン打ち替えでストロークアップ、そしてビッグバルブ化したシリンダーヘッドでホンダの縦型エンジンのミニバイクとしては最もパワフルな部類だったと思います。
自分としてはジョイントパイプに初めてチタン使ったマフラーでした。


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下が02(初期型)CRF450Rのマフラー

グラスウール等のノウハウが無く、
結構爆音だったので販売には至らなかったです。

そして上が14CRF450Rのツインマフラー

干支が一回りする年月で消音に対するノウハウも蓄積され2mMAXは余裕でクリアできるようになりました。





まだまだ作りたい物がたくさんあるので、過去は振り返らないで突き進むだけです。

先日、某週刊誌記者がヤフー・Newsに投稿していた、「今のH社は大企業病で末期癌に陥っている」と。
2輪、4輪部門の対立であったりポストの保身といった社員間の問題を指摘した内容でした。
中で働いた経験はないはずなので、取材した一部の内容で会社全体を切り捨てようとする記事
元社員としては、大変可笑しかったですが、大企業病は今に始まったことではなく30年前在籍していたときから、出来る人は忙しいし、能力ややる気のない社員は暇であり、それを救おうとする上司や同僚もない、ということを感じていました。
働かない社員にもしっかりと給料は払われているので、会社にとっては大きな損失ですね。
過剰な設備投資というのは、使われない遊休設備に対して言うことであって、競争力アップのため
最新鋭の設備を導入することが、余剰投資ということで旧式設備で生産を続けていては成長はあり得ないことでしょう。


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当面はバックオーダー優先で

注文後2週間くらいの納期にすることが目標なのですが

まだ2月分製作中(4か月待ち)
なので改善したいです。


これはRMX250Sチャンバー







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練習用ヘルメットをペイントしてもらいました。

旧型のショーエイVFXですが
デザイン画を送って
要件は黒ベースに迷彩柄とピンクラインで、
ユージ君テイストに仕上げてもらいました。








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必要なことは自分でやることじゃなく
優秀な人材に頼むことだ、と誰かが言っておりました。
そして出来た時間で自分しかできないことを
やるということ。

何か作りたい物があったとき、設備投資や
実務経験を十分積んだ上でないと
気の利いたもの作りはできないですから
頼むことで解決するなら
その方が早くて品質もよく、失敗がないから
結果的に安価だと思います。