YZ250Fのマフラーですが、東北のモトクロスライダーさんからご注文でハンドメイドしました。

CIMG7127.JPG
18年型YZは16年ころから異形断面のパイプで、インナーパイプの位置や
8個のリベット穴を合わせるの難しいので

マフラー本体を送っていただき現物あわせで作りました。

リベットはやめてM5ビス止めに加工してあります。

リベット止めにする理由はメンテナンスしなくてもエンドパイプが脱落する可能性がゼロになることだと思いますが
グラスウール交換などメンテナンス時に煩わしくなりますね。

レーサーですから年に数回は分解する必要がありますので、簡単に分解組立てするためにM5ビスで締め付ける方法に変更しています。

CIMG7129.JPG

今回注文数2個です。

夜勤前の4時間くらいしか製作業務できないので1週間かかりましたが、2個で20時間くらいでした。

当然、予定の仕事は止めて専念してのことです。
納期未定で3か月も先では今シーズンのレースに使えませんからね。

一応、新規作成や緊急のご依頼には対応できませんことをお伝えしていますが
過去に何回もご注文いただいている常連さんなので特別な措置というこでご理解ください。

CIMG7130.JPG

バフ研磨して組付け確認し、作業完了です。

パイプエンドは消音や排気効率に影響する
重要な部品なので、オリジナル寸法で作っていますが内容は極秘です。

数量作る目的ではありません。
これを頼んだ人のメリットになればいいのです。







CIMG7122.JPG

先週のMCFAJ第6戦

前日までの豪雨でマディ確実と思って準備していましたが、当日は快晴で
午後から埃がたつコンディションでした。



午前中のソフトタイヤから
午後はミディアムに組み換えて走りました。

予想外に猛暑で熱中症になりながら
ヒート2走り終えたあとは両足がつって動けなくなるくらい消耗しました。

おかげで両ヒート出走16台中10位の総合10位という結果でしたがシリーズランキングも8から7へ上がってきましたので、諦めないで次回につなげたいと思います。

CIMG7126.JPGいつも激しい接戦で楽しませてくれるSE150クラスですが

序盤トップ走行の井上(山梨オートバッファローズ)を年の差30歳の大内くんが抜いた。

そのあとサイドバイサイドのバトルが続いたが、
マディー明けの少ない走行ラインを外してしまう痛恨のミスで井上に逆転を許した大内くんでしたが、熱いパワーライディングは勝っていたと思います。




CIMG7120.JPG

アメリカ練習、観戦帰りの伊田選手久々の出走でしたが
SE、GP混走レースで前走者の転倒に突っ込み、軽いけがだったそうで
そのままリタイヤされましたが

他人のミスにまきこまれても一切不平をいわないスポーツマンシップは、元全日本チャンピオンの貫禄をかんじますね。

63歳であんなに速い人を昔も今もみたことがないのです。(自分の中では国民栄誉賞だな)


4月から派遣会社登録して夜勤専門で働いています。
勤務時間は生産管理の都合で変動しますが今週は19:00ー4:00です。
昨日は残業1時間たのまれて朝5時まで働きました。
ホンダと取引はない企業ですが、ホンダを例にすると、直接口座を持っている取引先部品メーカーを
1次メーカー、その下請けを2次メーカーというふうに部品メーカーが加工手配していきます。
今働いている企業は3次くらいだと思いますが、お客さんは親会社の下請け2次メーカーということになります。
ホンダで正社員していた人間が3次メーカーで働く(たまに役員待遇で再就職される人もいますが)
ということは逆に正社員では経験できない製造現場ということで新な体験ができます。
肉体的にはなかなか厳しくて2か月で56キロあった体重が47キロまで落ちました。
この小さな体のどこにそんな無駄肉がついていたのか関心させられます。

新しく覚えることが多くて新鮮な体験だと思っているので、自分の経歴経験は全て捨てて新人の気分でやっております。

Wワークなので昼間の仕事も進めなくてはなりません。
週末にはモトクロスもあるのでレースの準備もあります。
全く空き時間がなく分刻みのスケジュールで動いてる毎日です。(メシと風呂と就寝は普通にとってます)


CIMG7110.JPG

先週からホンダの取引先社員さんから
注文受けましたRMX250Sのチャンバー、サイレンサー製作ができました。

今の業務時間だと月産2セットくらいしか作れませんが確実に進んでいくでしょう。


今回は完成品全体像より
細部をクローズアップしてみます。





CIMG7109.JPG

あまり注目されないところですが
ノーマルのラバーマウントを使うため
このようなブラケット形状になっています。

グロメットとカラーが入るのですが
純正部品が廃番になる可能性もあるので
そのときは別のマウントラバーを検索してみますが
現状はノーマルサイレンサーから
外していただきます。





CIMG7111.JPG

次にチャンバーです。
錆止めのため耐熱クリア塗装して出荷しています。


こちらも純正のラバーマウントを使用します。


口元のOリング、フランジナットも純正品を使っていただきます。




CIMG7112.JPG


サイレンサーとは違う形状のグロメットとカラーを入れる形状です。
これが2か所あって車体の振動を受け止めます。











CIMG7113.JPG


口元とフランジの形状

シリンダーと結合する部分なので
純正寸法を踏襲しています。

よく、差し込んでテンションスプリングで
引っ張る方法のチャンバーを見ますが
レース用チャンバーのようにシーリングをしっかりさせないと排気漏れになったりするので
Oリングとフランジナットで厳重に取り付けてあるのがRMXの特徴ですね。



今週末は台風の影響で先月同様の泥レースになるでしょう。
汚れ落としは嫌いですが、泥でも走ること自体は面白いと思っています。
土曜日は仕事しないでレースの準備ということになります。 頭の中切り替えて集中集中










愛媛県新居浜、私にとって高専時代の5年間を過ごした街。
母方の実家があったので子供のころは夏休みだけ泊まりにいった思い出の場所。
しかしその新居浜が歴史的、産業的にも類をみない稀有な場所であったことは、当時知らないで過ごしていました。

住友金属鉱山発祥の地、別名住友別子銅山は江戸時代にはじまり
当時は泉屋という屋号だったそうですが新居郡の山中に鉱脈を発見してから
銅の精錬を行い、延べ板を大阪を経由して長崎の出島に送り、ポルトガルやオランダ、イギリスと貿易を営んで富を築いたことを、住友別子記念館の展示資料で読みました。
当時世界一の銅の生産量を誇り、群馬の富岡製糸場が世界遺産に認定されましたが
それより圧倒的に古く大規模で大量生産であったにも関わらず、世界遺産に認定されないのは
精錬の過程で発生する亜硫酸ガスの影響で甚大な健康被害をだしたことによるでしょう。

別子銅山近くの山林は全てハゲ山になってしまったので
被害を影響の少ないところに持っていこうとして瀬戸内海の四阪島に精錬所を移したのが大正時代。
市内に電力が無かった時代にドイツ製の交流発電機を輸入して海底ケーブルを引いて島の電力を供給しました。変圧器は国内初ですが住友自社製で製造しました。
鉱山から鉱石の運搬も国鉄の路線が整備されてない時代に鉄道を敷いてドイツ製の機関車も運行していました。
住友金属鉱山の上層部の人が観光でイギリスに行ったときに大英博物館を視察したら
なんと江戸時代に貿易した銅の延べ板が展示されていたのに驚いて
貴重なものだから買い戻して別子記念館に展示していることを説明文で読みました。

いわゆる日本で最先端の工業都市を築いていたわけです。
その後重機や化学の工場も沿岸に建設して工業団地になっていったわけですが
太平洋戦争がはじまったら当然軍需工場に変貌していきました。

愛媛県は戦略的にも重要な場所で呉の戦艦などを建造する造船所を空襲するため米軍の爆撃機が上空を通過するので迎撃部隊が松山基地にあったのは有名ですが
迎撃部隊とは別に大戦末期には神風(しんぷう)特別攻撃隊が出撃するようになりましたが
マバラカット島の海軍航空隊から出撃した最初に特攻作戦を成功させた「敷島隊」の五軍神の一人
大黒繁男上飛曹(享年20歳)は新居浜出身で
学業優秀だったので工業高校(たぶん新居浜工業高校)で学んで、住友機械へ就職したころに召集されて海軍航空兵を志願したという話です。
敷島隊の隊長は実家に近い西条市出身の関行男大尉(享年22歳)であったことも子供のころは聞かされていなかったので、近年になって愛媛県の歴史的価値観というものが変わってきたのであります。

そんな新居浜のお客さんからご注文で作りました、ラインナップ品ですがCRM250RR(3型)のチャンバーとサイレンサーです。

CIMG7104.JPG

実は連絡確認不足で
パイプエンドに曲げパイプを取り付けて
排気ガスを斜め下方にすることを
忘れて出荷しました。

深夜業務のあと昼間の僅かな時間で
忙しかったので、特注の内容に意識を向ける余裕がありませんでした。
言い訳にすぎませんが







CIMG7106.JPG

商品を発送して見ていただいたら
「これでいい」ということになったので
安心しました。


チャンバー作りは25年くらいやってきて
述べ2000本以上は作っているはずですから、もう作らんでいいかな、と思っていますが、四国方面はあまり送った記憶がないので新居浜で一台限りのマフラーになるでしょう。