TDR250デュアルマフラー製作

ヤマハRZ250エンジンを搭載したデュアルパーパスモデルTDR250のツインチャンバーとサイレンサーをワンオフ製作しました。お客さんの車体持ち込みで現車合わせによる作業です。

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最初は展開図もありませんので
円形の鉄板を串刺しにしたモデルで
形状を決めていく作業です。

画像は#1シリンダー側を先に作って
#2番シリンダー側のエキパイをクロスさせる前段階のようすです。
すでに固定された#1エキパイを避けるように取り回しします。






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パイプの型制作(展開図)が決まったら
実際にパイプを成型して接合面のすり合わせを行って溶接組み立ての準備が整います。
フランジはエキパイの固定を確実に決めておかないと、後のパイプ位置決めに影響するため先に溶接しておきます。








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#2番シリンダーとサイレンサーも取付完了しました。
これでようやくエンジン始動できますので道路で試運転したいと思います。
大体2週間くらい作業かかりました。
ゼロから作ることはマスプロダクションに比べて時間が読めないことが多いので
納期未定になる原因であります。







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デュアルマフラーの4点セットです。
エンジン特性比較はダイノジェット計測しないと分かりませんので割愛します。
ワンオフ製作なので社外品との比較することもありません。
オーナーさんの要望を聞いて、具体的な要件の提示がなければ(作ったことない人には無理)こちらで任意に決めさせていただいております。






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TDRチャンバー最大の特徴は
エキパイクロスしてからアップチャンバーであること。
他にこのレイアウトの車両はないと思います。
V4レイアウトの次にユニークな設計だと思います。









では排気音確認のため動画撮りましたのでご視聴ください。


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