2022年2月アーカイブ

いよいよビモータマフラー製作最終段階です。
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レーザー加工したφ100ディスクをプレス成型し、パイプに差し込むセパレータを溶接した構造のフロント、エンドキャップ


マフラー外筒にリベット止めします。









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ツインマフラーなので左右の整列を見なければなりません。

パイプエンドの高さと車体との隙間が
丁度良い位置に合わせて、マウントステーを取り付けます。









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チタンプレートを油圧プレスで曲げたステーを作って、ノーマルのマウントブラケットに位置合わせします。

プレートの曲げ角度は現車合わせでないとわかりません。
曲げ角度を微調整しながらプレスで3回くらい曲げ加工して溶接ラインを決めます。








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下2本がノーマルマフラー
マウント方法はバンドなのですが
オーナーさんの希望で溶接ステーにしました。

振動でバンド締め付け部分が擦れるのを防ぐ目的です。

重量はマフラー片側でノーマルは3.0kg
チタンマフラー1.8kg

中身がストレートパンチングになっている効果が大きいと思います。
グラスウールは4ストレーサー用入れてます。
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パイプエンド形状

リベットの下に0.3mmのステンバンドをレーザー加工したオリジナル品を使っています。

リベットを外すときにパイプ本体を傷つけない目的です。






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ジョイントパイプ側の形状

溶接固定していますが、板厚2mmなので
大丈夫とは思いますが
念のため内側に補強プレート入れて
2重にジョイントパイプを支える構造にしてあります。







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取り付け完了したので
明日エンジン掛けて排気音聞いてみます。














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エンジン始動してみました。
実は昨日やったのですが
フロントキャップのコーキング無しで組み立てたため隙間から排気がもれていたので
リベット外してコーキングし、一晩置いてあったのです。

冷間始動でもセル一発で目覚める90度Vツインはシングルやマルチとは違う独特のサウンドで周囲の空気を揺るがすハーモニーを奏でます。
音量大き目ですがブリッピングしても破裂音は出ないから心地いい音色です。
同時に外観だけでなく明らかな存在感のある音で、この音を発しながら移動することを想像するとシールドの中は笑みに溢れると思います。
ストレート排気なので騒音によってはディフューザーも検討するつもりでしたが、これでいいと思います。

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どちら側から見てもイケてるスタイル

ハブステアのフロントはセリアーニタイプに比べて軽快なハンドリングです。
フロントフォークの重量がステアリングに掛からないことが大きく影響していると思います。
汚れてはいけないので試乗ではなく
押し歩いた感想です。
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年末に車体搬入いただき
着手してから2か月近くかかりましたのは
チタン材の切断にシャーリングやレーザー加工外注と、溶接治具、プレス成型治具など整えてからの製作によるもので、
外注や治具製作には図面作成(紙と鉛筆で)など、アナログ的作業満載のハンドメイドであることによります。

外注品の待ち時間にはバックオーダーの仕事を進めているので業務は滞りなく続いていきます。

KTMエンジン始動不良で練習用バイクを失ってるうちに
暖かくなったら桶川スポーツランドへ乗りに行くNSR50を整備しておこうと思います。
去年最後に乗った感じで、サスの性能が低いことが分かりダンピング・フォースを高めようと思います。
桶川の新レイアウト、2コーナー手前まで全開で入りたいのですが、緩いバンプでサスが底づきして
恐ろしいので安心して走れるようにしたいのです。

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まずはフロントフォーク

スプリングも換えたいですが
今回はインナーパイプのオリフィス径を
変更します。

ノーマルの原付1種用なのでサーキット走行に耐えられる性能ではありません。






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これは標準状態

フォークオイルは重力でボトムケースに溜まっていて、インナー下側の穴を抜けて
ピストン下側に満たされた状態です。

フォークインナーが圧縮方向に下がってくると同時にフォークオイルも圧縮されていきます。
そしてフォークインナーが上方に伸びて行き
ピストン下のオイルがオリフィスを通過して減衰力を生むわけですが
そのオリフィスを溶接で埋めて小さい穴に空け直すのです。

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φ2.8のオリフィスをφ2.0に変更しました。

穴位置ボトムからの距離は同じです。

これでオイル通過の抵抗が増えるので
サスのふわ付きが軽減されるはず。

本当は固いバネ入れたいですが、今回はこれで様子見です。

油面は10mm上げてエアーボリュームは減らしておきます。
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次はリヤショックです。

ノーマルは減衰調整付きですが
調整しても変わらないという代物です。

伸び側、締めてもロッドのスピード変わらなかったら調整付きの意味ないですからね。







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このショックの問題点は
ニードル先端の形状によるものだそうです。

写真のニードルは加工後のもの

ノーマルは先端部分の形状不良で
オイル通路を適正に絞れてなかったようです。






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ロッドCOMP組みあがったので
ショックオイル入れてダンパー組み立てします。

ホース付きはリザーバー一体式より組み立て難いです。









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ショック組み立て完了

窒素封入ですが
指定圧20kg/mm2ということで高圧です。


さてどんな乗り味になっているか楽しみです。







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桶川は関東ロードミニで大盛況なので
比較的空いている平日がテスト走行には狙い目でしょう。





KTMの部品待ちで乗れない休日に
ロードバイク整備でしたが
いよいよ国産モトクロッサー導入に動き出しているのでした。ムフフ・・・
















着々と進行中ですが、作業時間の大部分は治具作りなのです。

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筒に嵌める部品作りですが
巻いた輪の端面に円盤を溶接中
バックシールド用の治具に嵌めて内側に
アルゴンを流しています。


突合せ角だけ溶接すると裏側は酸化して
排圧の振動で割れる恐れがあるから
裏側もシールドしなければなりません。





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このように筒に嵌めて、後で穴開けしてリベット結合します。

前後の板はレーザー加工が上がってきたら
プレス成型して組み立てします。









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治具の構造はこのようになっています。

リングを上面の板が突き当たるまで圧入して、中央の穴から供給されたアルゴンが溝の中に充填される仕組みです。

そのため角の内側がシールドされます。








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次の治具はディスクのプレス成型用

右の2種類の棒を押し込んで絞ります。
下側の棒でテーパー形状にして
上側の棒で内径のサイジングを行います。

2枚の鉄板で挟んでいるのは平板を歪ませないためです。






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絞ったディスクをパイプに嵌めて、補強のために使うので筒の中の部品です。

これでサイレンサー内部に使う部品の加工は終わりました。





仮組みしたマフラーでマウントステーの寸法を決めます。
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ステーは2.0tチタン板をレーザー加工で頼みますので、SP(スチールプレート)代用で
形状確認します。

このSPと同寸法の図面を描いて発注するわけです。

パイプ前後のフタも同じ板材でレーザー加工します。





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ツインマフラーなので左右パイプの整列も
確認しておきます。

これがアンバランスだと残念な仕上がりになるのですね。









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上からみた左右マフラーの収まり具合。

よろしいではないでしょうか。

内幅はリヤフォークに干渉しないことなので
これで限界です。









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450mm、長いパンチングなので
ロールベンダー使っても中央がたわんで曲げRが不均一になります。

結局、芯棒を作って手巻きになりました。

溶接はパイプ中央付近から始めないと
芯棒が抜けなくなってしまいます。
最後に端っこを溶接する順序で上手くいきます。




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穴が空いた0.8tの板、突合せ溶接は難しいですよ。
アーク熱で歪んで隙間が開こうとするので
開かないように溶かす技術が必要です。


ステンパンチング2本完成です。

レーザー加工外注するので、続きは加工上がってきてからです。

しばらくはバックオーダーのチャンバー作りしながら待つことにします。


チタン板0.8t φ100×450パイプ2本作ってありましたが、気に入らない部分があってやり直しました。

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材料代13000円掛かりますが
前回のは捨てることにします。

右2本がやり直したパイプです。
前回のは突合せした溶接面が歪んでしまい
真円度が悪いのです。

溶接ビードを止めないように努めたのですが
これが原因で熱が入り過ぎたようです。
溶融した金属が冷えるときに収縮するので
材料を引っ張って、突合せ面が盛り上がってしまいます。

溶接条件を変えてやり直した方は熱影響が少なく、突合せ面が平滑になりました。

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マフラーの主要な部分なので、妥協できなかったですね。

高価な材料を試作で失うことになりますが
加工方法の経験にはなりますので
必要な作業です。(鉄やアルミと同じ方法では上手くできません)

板厚0.8mmなので熱が上がらないように溶接スピードを遅く、
クレータ電流と溶接電流の繰り返しで溶かしていくのですが、溶接電流を短時間にすることで熱影響を減らします。

それと前工程で板をロールベンダーで巻くときに、少し小さめのRで曲げて突き合わせると
熱影響を受けて、希望したRになります。


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うちの猫、シロちゃん11歳
体重6キロ、肥満気味

なかなか賢いネコちゃんで
名前を呼ぶと確実にお返事します。
さすがに会話はできませんが
自分の名前は認識しているようです。

エサをネダルときしつこいので
ダイエット食にシーバか懐石を混ぜてご機嫌を取らないといけません。

縁側にやってくる外猫に警戒して
至るところにマーキングするので家中ペットシーツだらけなのが悩みです。

まあ、こいつも共同生活者なので人生に癒しを与えてくれる大事な存在、何をしても許します。

チタンφ100×450ツインマフラーの続きです。

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ジョイントパイプの部分です。

φ54のチタンパイプR曲げ4本

丁度良い長さで切断して接合します。
前側の差し込みはφ52なので
φ50.8から拡管して作りました。

溶接はパイプ両端を密閉して
アルゴンを充填して行います。






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エンドパイプは斜めに切断したピースを接合するため
ポジショナーの回転軸に対して接合面が水平に回るように治具を作りました。
接合面の水平とセンターが容易に合わせられます。

これで一回転連続して溶接できます。
溶接を止めたところにブローホールが出来るのを避ける目的です。




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溶接完了です。
ジョイントパイプは炙りの焼け跡を消すため
ヘアラインに磨いておきました。

パイプエンドはキャップに溶接するので、まだ磨きません。








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パイプの曲げは完了しているので
マフラーのレイアウトはこのとおりです。

この位置でマウントステーの寸法を決めます。

前後キャップとインナーパイプを作ればマフラーの加工は終わりです。
その他部品はレーザー加工外注なので上がってきたら
一気に組み立てます。

初めて乗ったFI・MXerは14年型CRF450でした。タイトコーナーの進入でエンストしやすいエンジンで
エンストを恐れてクラッチ切ってばかりなのでタイトターンが遅かったです。
足場の悪いキックでの再始動も難儀で、結構モトクロスが嫌いになった要因にもなりました。
そんな時期にホンダのツインカム&セルスターターの250が発売されたので、最後のレーサーと思って購入して乗っていました。
そして一生に一回くらい外車に乗ってみるのもいいかなと、KTM350に買い替えて2年経ちました。
以前の450と比べてタイトターンでもエンストする気配がなく、半クラッチの頻度も減って乗りやすいマシンだと思って信頼を置いていました。
ところが先日、練習のため乗っていたらコーナーの途中でいきなりエンストしました。
嫌な感じの止まり方だったので、何等かのトラブルだと感じました。
エンジンの再始動は普通に出来たのですが、これまでと明らかに違う、低速が力強くないのでアクセル開けていないとエンジンが止まるようになりました。

パドックに戻って症状を確認します。セルスターターでエンジン始動はできますが、アイドリングさせておくと10秒くらいでエンストします。
トラブルの原因を推測してバラシし始めました。
FIランプの点滅はないので、各センサーに異常はない、バッテリー電圧もセルモーターの回転状態から
十分であろう。
燃料系に的を絞ってインジェクターや燃料ホースを外して汚れや異物の確認をしますが、目視で分かる不具合はない。
あとはタンク内のフューエルポンプを外したいが、埃っぽい場所だったので、走行を諦めて持ち帰って外すことにしました。

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フューエルポンプ外して
実施したいことはフィルターの清掃です。

フィルターは2か所
ポンプに直結したワンウェイフィルターと
ホースの連結部に入ったマイクロフィルターです。







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見た目で著しい汚れは認められないですが

ガソリンが流れる上流側にエアブローして
パーツクリーナーで洗浄して
再びエアブローしました。

先日マイクロフィルターだけ外して試走してみたら少し改善があったものの、エンストは再発したので
ポンプ側も清掃が必要と感じました。

インジェクターも洗浄(外注)に出したいですがフィルターと共に部品注文したので
入荷次第交換です。
最近海外便の入荷が遅く当てにならないので、再使用で組み立てして様子をみます。
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タンク内にポンプを戻す方法です。

ポンプ下側のネジ2か所にひもを括りつけて
ひもの反対側はタンク下部の穴を通しておきます。









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ポンプユニットをタンク内に押し込んで
2本のひもを引っ張り出せばポンプ装着完了です。

思ったほど苦ではなかったです。









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燃料ホース繋いで、ガソリン入れて
エンジン始動確認です。

ポンプ内にエアー入っていますが
セルモーター5秒くらい回し続けてあっさり始動してエア抜き完了です。

しばらくアイドリングで放置しましたが、エンストしません。
ブリッピングも良好です。

直っていると思いますが、今度実走で確認します。