R194から高知県のロードを行く

緊急事態宣言中GWの少し前に埼玉を出発して愛媛の実家へ向かいました。
去年11月以来ですが冬場は雑草の成長が止まって春になると芽吹いているころです。

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家の前は案の定、腰くらいの高さまで雑草が茂っていたので
クルマが入れるように草刈りしました。

1週間滞在しましたが半分くらい雨降りで
まるで梅雨のようです。
家の周りを2日掛かりで草刈りして、
家主が時々帰っていることをアピールしておきます。





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家から2キロほど山奥に工藤家の畑があります。
先祖は別の場所に山を持っていて
林業で栄えたらしいですが
麓の集落へ移住してきたころに
この山林を購入して畑としていたようです。

この辺は猪や猿の生息地なので
無人の畑では野菜や果物は全部、野生動物の餌になるだけです。

ここも2日係りで草刈りしました。
このままでもグラストラックのようにオフロードバイクで走れますが、今回は荷物が多くて
乗れるバイクを積んでこれませんでした。

家の周りと畑の草刈りが目的ですが、折角なので走ったことのない四国路へ一日だけ向かってみます。
愛媛に住んだのは20歳まで、学業が忙しくて卒業したら直ぐに埼玉へ来てしまったので
四国中ほとんど行ってないです。

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一昨年、四国カルストは行きましたが
youtubeでツーリング動画がたくさん配信されているせいか、絶景が有名になってしまって混雑していると思います。
もう一つ有名になった場所、UFOライン(瓶ヶ森林道)はカローラスポーツのTVCMが放送され反響を呼びました。
ここも現地に向かう道路がすれ違い困難にも関わらず人気スポットになってしまったので4輪で行くのは控えておいた方がよさそうです。

そんなわけで地元、西条市から加茂川沿いに走る、高知県への最短ルート「寒風山トンネル」を経由するR194を走ってみました。
大型トラックも問題なくすれ違う2車線の舗装路が高知県いの町まで延々100キロも続く快適なワインディングロードでした。R33に突き当たるまで信号や交差点は一つもありません。
およそ2時間、快適なコーナリングを楽しみながら走り続けられるルートは日本屈指のツーリングルートだと思います。
寒風山トンネルは学生時代旧道で通ったことがありましたが、新トンネルはもちろん初めて。
無料で通行できるトンネルとしては日本最長の5432mということです。

この道を選んだ理由は、仁淀川を久万高原行ったときに見て美しいと思いましたが、その河口まで行ってみようと思ったのが画像の浜です。
ここはウミガメの産卵地であったり、サーフィンのメッカでもあるようです。
仁淀川河口から東の方に移動すると桂浜になります。

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まるで修学旅行のようになってきました。
駐車場400円も払ったので、坂本竜馬像観てきました。
昭和3年からここに立っている銅像です。

前回ここに来たのは小学校の修学旅行で
実に49年ぶりなんです。







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竜馬が向いているのは大体この方角、
この太平洋の向うがカリフォルニアなのだそうです。

今日、海が青いなー
四国滞在中、奇跡的に今日だけ快晴だったのです。

しかし、このあと土砂降りの雨に遭遇するとは、このときは知りません。




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土佐市の海岸線はR56の快適なワインディングを走り、四万十川を目指しました。

R381は四万十川沿いを延々と走る、
これまた100キロも続く信号のないワインディングです。

その途中でおそらくJR予土線の鉄橋が見えたので、わざわざ道の駅へ駐車して徒歩で見に行きましたが
途中で土砂降りに見舞われ、先ほどの快晴が嘘のようです。
全身ずぶぬれでしたが、着替えをもってなかったので車のエアコンで乾かしながら走行を続けます。

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予土線の鉄橋と沈下橋が並んでいる珍しい景色。

沈下橋はどれが有名なのか分からず、途中で何個も見かけたので、四万十では普通の
光景なのかもしれません。

この線路見る限りでは予土線は電化されてないみたいですね。
このレトロ感がたまりません。




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さてドライブも終盤に近づいてきました。
日が伸びてきたので、6時ころ足摺岬へ到着しました。

R321サニーロードを走って土佐清水市へ、県道348から足摺スカイラインと道路名が変わりますが、どの道も信号のない2車線の快適なワインディングが延々と続くロードでした。

四国最南端、愛媛県育ちなのに初めて来ました。
今日のルートは渋滞のない綺麗な舗装で信号や交差点のないワインディングが続く、バイク乗りならこれほど快適なツーリングルートは日本中に無いではないでしょうか。絶対次回はロードバイク持って帰って走りに来たい場所だと思いました。

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足摺はジョン万次郎生誕の場所ということです。
言わずと知れた、日本人初のアメリカ留学生となった人物です。
英語だけでなく、捕鯨術、操船術など江戸時代の日本に持ち帰った知識が
我が国の近代化に貢献したことは言うまでもないですが、その当時の国家的に重要人物が足摺出身の漁師であったことが驚きです。





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足摺岬で日が暮れてしまったので
夜の国道を宇和島方面に向かい
そこからは高速道路で実家の小松町へ戻ってきました。

一晩寝て、弾丸で埼玉へ戻ります。










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帰省の目的は実家の草刈りと
動かしてないバイクを実家のガレージへ運ぶことです。
埼玉だと置き場が無くなってきましたので預かり車も1台づつが限度です。

今回はRM125のリヤフォークをメンテナンスのため外して持って帰ります。


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