震災を知らない猫たち

今年は完璧な梅雨模様でオートバイ乗りに厳しい季節です。どこにも行かないで仕事に集中できます。
何年も前から懸案だったRMのリヤフォークを実家に置いてきた車体から取り外して持ってきました。
77年式でアルミのリヤフォークは当時としては先端技術だったと思いますが
ピボット部ベアリングのシール性は脆弱で泥水が容易に侵入したことでしょう。

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泥が侵入して腐食したピボット・ベアリング

アウターが摩耗してクリアランスが拡大し
ニードルもバラバラに移動しています。

マディー走行の後に分解整備して知っていたのですが、交換部品も持ってないので
何年も放置してしまいました。
このまま朽ち果てるのを待つばかりでは悲しいので、車体から外して850km自走で持って帰り修理することにしました。




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取り外したベアリング廻り

アウターが摩耗して板厚が無くなっていることが確認できます。

静的には隙間が無いようにできていても、
大きな荷重によってベアリング周辺がたわんですき間ができることで泥水が侵入します。


確信はないですが、別機種で流用できそうな部品があるので比較してから交換します。







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取り寄せた新品ベアリングは内径、外径はジャストフィットなので使用可能と判断します。

カラーは残念ながらボルト径がM10用で
RMのピボットシャフトはM12なので使用できません。

現行はM10用(厚肉)のカラーに対し
M12用(薄肉)のカラーだったということは
70年代と2000年代の設計思想がかなり違っているのだなと思いました。


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ベアリングは新しくなったので、当分の間劣化することはないでしょう。

しかし、ピボット右側の圧入荷重は許容範囲でしたが、右側(駆動側)はすき間が大きく緩んでいました。

リヤフォークピボット部新造して取り換えればなおりますが、時間が無いのでやりません。

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誰も見ないところなので、このまま実家へ運んで車体に戻しておきます。

学生時代はオートバイ禁止の家庭だったので、親が住んでいる実家では、こういう物は置いておけなかったです。

主がいなくなった実家のガレージで生涯を終えてもらおうと思っています。
最後まで実働でいてもらいます。





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ネコ飼っている人はお分かりだと思いますが
猫は箱に乗りたがるのです。

お菓子の箱が置いてあると早速乗っています。
この大きさが安心なんだと思います。

白い方が3・11の震災翌年にやってきた子で、シロといいます。
体重は6kgもあり、肥満気味なのでエサは
サイエンスダイエットのシニア用しかあたえません。
それに付き合わされている小さい方は5年前に足利からもらってきたニャン太郎。
ダイエット食でも立派に成長して体力がついてきたので、強くなったニャン太郎をシロはうっとおしく感じているようです。
なので弟分の躾役を担っているシロが甘噛みを教えてないから、ニャン太郎はじゃれ付いてくるとき、
強く噛んでくるので痛いんです。

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見てください、このシャンシャンした顔。

やんのかコラー、といわんばかりです。

たまたまカメラを警戒しただけなので普段は可愛らしくしてます。









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ほら、いいポーズです。

夜は僕の布団にやってきて一緒に寝ているのはこの子です。
かわゆうてかわゆうて、堪りません。





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