TS400チャンバー

出ました、ハスラーシリーズ最大のシリンダー。
僕ら中学生のころのバイクですが、住んでいた地域では実車を見たことがなく
もちろん触ったり、乗ったりしたことないですが、250のかぼちゃシリンダーに対して
ハスヨンはスイカシリンダーと呼んでおりました。
加速は当時のナナハンを凌ぐと雑誌で読んだことがあります。

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きれいにレストアされています。
オフロード走らせないためか
タイヤもフラットトラック仕様になっています。

タンクはR・デコスタが乗ったRH72を模して
グラフィック作っているようです。

R・デコスタのRH72はバリー・シーンに譲渡されバリーが亡くなったあと未亡人がオークションに出品して別の人が所有しているそうです。


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でかいシリンダーですよね。
そのためヘッドとタンクのすき間がなく
ハスヨンのアップチャンバーは不可能なのであります。



そんで、オーナーさんのこだわりは
RH72風のダウンチャンバーというわけですが、400の型が無くて
以前作ったRH72のモディファイで模造しました。
性能は問わないと言われてましたので
十分なのではないかと思います。

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RH72風というからには
3か所のスプリングフックが付くのです。

エンジンケースのボルトとオイルドレンに
スプリングを引っかけるプレートを締め付けて引っ張っています。

テンションスプリングは全てスズキ純正で
72年当時のものが供給ありでした。






IMG_0982.JPG

オーナーさんこだわりの位置でマウンティングブラケット取り付け。

フレーム側にマウント増設してから
チャンバー側ステーの位置決めを行いました。

ブレーキケーブルとブレーキスイッチをギリギリ避ける絶妙の位置です。
ラバーマウントはワンオフです。




去年の7月ころから頼まれていたので
ようやく完了しました。

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