パンデミックの終わり

今日は金曜日ですけどモトクロス練習しました。
平日になにごとか!と言われても、この3か月は土日も全部仕事でしたから、平日に運動して
何も悪いことはないでしょう。

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自宅から30分で来れて平日もずっと営業しているオフロード・ヴィレッジ。

ありがたいですね、この時期絶対儲かってないはずですけど。
維持していくだけで至難の技だと思います。

レースのためではありません。
この体力的にハードでスピード感のあるスポーツは高齢者向きではありません。
単独で転倒する可能性もあるし、走行台数が多ければ他人を巻き込んだり、自分も被害を受ける確率が高まります。

だから体力の衰えかけた年輩は空いている日に走行できることがありがたいのです。

ハードパックのギャップが多い路面でタイヤのトラクションは失いやすく、サスの働きと体の柔軟性で衝撃をいなす乗り方に徹して乗っています。
2020年モデルのKTM350SXはトラクションコントロール・オン、オフ選択でき、パワーモードも2種類、#1は標準、#2はアグレッシブという意味でハンドル手元のスイッチで切り替えできます。
ハードパックでは#1が断然乗り易いです。
TCオンならアクセル急開時にエンジン回転数が4000rpmで抑制してからスムーズに回転上昇してくるので、下手なアクセルワークでもタイヤがスリップし難い性能を発揮します。
車体をリーンさせることでスリップするのは抑えられませんのでスライドのテクニックは通常どおりです。

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CRF450からFI車乗るようになって、タイトコーナーでのエンストがネックになっていたのですが、KTMのFIはエンストし難いので、タイトコーナーの憂鬱が解消されました。
それでも、今日は一回エンストしました。

ところが素晴らしいことに、エンストと同時にクラッチ切って惰性で動きながらセルで再始動、停車することなくリカバリーできました。

走行ライン上で停車することは危険です。特に後続車にとっていきなり避けきれない障害物が現れるわけですから、エンストの罪は重いです。


もうキャブ車やキックスターターのマシンには戻れませんね。

そういうわけで健康維持と老化防止のため平日練習はこれからの生活スタイルです。
天気が良いためか10台くらいは走行に来ていましたが駐車場が広いので「密」になることもなく新時代の幕開けです。


余談ですが、正回転(ダイナモ側から見て左回り)のエンジンはクランクシャフトの慣性モーメントと
一次減速のギヤを介してエンジン単体を後ろ側へ転がそうとする力が掛かっています。
車体全体としては、ドライブチェーンの張力によるリヤサスのスクワットやフロントフォークの反発力などが
組み合わさってアクセル開けるとウイリーになりやすい乗り物であると思います。
ウイリーのメリットは段差を超えたり、人前でかっこつけたいくらいのことだと思いますが、前に進もうとする動きに対してはデメリットとなります。
上手な人じゃないと確実に車体の姿勢が崩れるし、フロントを下げようとしてアクセル緩めるから加速が鈍る。
モトクロスですから発進加速はアクセル全開が普通なので、タイヤがスピンして斜めに走ったり、ウイリーになってバランスを崩したりします普通の人は。
そこで、リッターバイクなんかもっと高度ですが電子制御でエンジンの出力を抑えて、大丈夫な状態を維持しながらパワーを出していく制御系の技術なんです。
即ちアクセル全開でも車体の姿勢が乱れない加速をするためプロのスロットルワークをマシンが自動的にやってくれるというわけです。
これでマシンに乗せられているだけと思うのは間違いで
スピードが上がってくればタイヤも滑るし、大きく跳ねることは同じですから余計なことに気を使わないで
より高い次元でバイクの走りを味わっていけたら充実人生のひとつであるという考えですね。


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