オフセット・サイレンサー

新型コロナウイルスについて、欧米の主要都市は外出禁止を発令してウイルスの収束を謀ろうとしているのに、日本だけが自由に外出を許している現状に疑問があります。
評論家の見解の中に日本は諸外国より医療が充実しているので、感染しても重症化させないよう処置できる。その反面、感染が加速していくと隔離できる病棟に限りがあり医療崩壊するという意見もある。

諸外国がやっていても感染拡大を封じ込めていないのに、何も対策してない日本だけが助かる理屈はないはずです。

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「通常のインフルエンザとあまり変わらないのに騒ぎすぎだ。イベントなどの自粛はやる必要がない。」
こう述べる著名人もいます。

自分がウイルス感染しても同じことが言えるだろうか。
ウイルスは目に見えない、どこにあるかも分からない、これが恐怖心を持たない理由だと思うのですが
新型ウイルスは気管支など経口から浅い場所に取り付いていることが多いと言われていますが、やはり恐ろしいのは肺の細胞に感染することでしょう。


ウイルスと細菌の違いは細菌自体は細胞を持っていて自分で再生する遺伝子を持っていますが
ウイルスは細胞を持たないため自分で再生することはできません。だから動物や人の細胞に入って培養されることで生きられるわけです。
どこかでウイルスが発生しても数日で死滅してしまうが、ヒトがそれを触ってしまうと手から口へ入り込んで、ヒトが移動することによってウイルスを運んでしまうのです。

だから、感染してしまった人はウイルスを運ばないように入院して、そうでない人は自宅から移動しなければ確実に感染を阻止できるのに、ヒトは移動し続けています。

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一旦肺炎を発症してしまうと、どのようになるか知らない人が多いでしょう。
私の親族は高齢化で殆ど亡くなられましたが、およそ半数は肺炎をきっかけに命を落としましたから、そのたびに医師から詳しく説明を聞きました。

肺炎にかかると肺の細胞が死んでいくので
酸素を血液中に取り込めなくなり、非常に息苦しい症状になります。
やがて全身の臓器や筋肉に酸素が運ばれなくなり死に至るわけです。
最後の方は肺の中の二酸化炭素濃度が上がって昏睡状態になりますから、もがき苦しむわけでないのが幸いです。

東京封鎖して全ての経済活動をストップさせ、感染収束を目指すか、今までどおり仕事や行楽に勤しんで感染拡大を続けるか、どちらが早期決着を迎えられるか賢明な人ならわかりそうなものですが。
外出禁止期間はウイルスが生きられる2週間程度でいいのです。
感染した人の動きをとめれば、それ以上は増えないし、免疫力がつけば死滅の方向へ向かうはずです。
それなのに、経済が大事と一時の我慢もせずに、いつまでも動きつづけては隔離できる医療施設は一杯になり、重症患者の手当てをする医師も足らなくなって悲劇を迎えることは容易に想像できます。

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経済ストップしている間だけ
公共料金や税金、借金返済などの支払いを猶予してあげるように国が補償すれば
無理に仕事へ行こうとしたり
遊びに出かけようとする人の動きを止められるではないでしょうか。

それが新型ウイルス感染拡大を早期に終了させる最善の方法と考えています。


オフセット・サイレンサーについての説明は省略します。これを頼んだお客さんがみれば、完成したことが分かるようにしておきました。



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