箱根ターンパイク

冬場は寒すぎて無理、峠は路面凍結も恐ろしい。
夏は暑すぎてもっと無理、特に1リッターの熱量はすさまじく
フルカウルのため放熱は足元に集中していて、まるでファンヒーター抱えているように熱い。
そんなわけで、この時期を逃したら乗る時期ないなと思って、午前中ツーリングに出発しました。

圏央道完成してから、箱根まで行って午前中に帰って来れると聞いたので実行してみました。

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鶴ヶ島7時に出発して8時半にはターンパイク最初の駐車場に到着しました。

ここはアクトオンTVの番組で「片山右京の車談」というのがあって
片山さんが高級車の試乗をする内容のオープニングで毎回待ち合わせに使っていた場所に違いありません。

平日の朝なので、あまり上ってくるクルマはいないのですが、数台のチューニングカーが
快音響かせて通過していきました。















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画像の向きが横になったままでスミマセン

ターンパイクは思った通り快適に走れました。
一般車両の少ない時間帯を選んでのことですが、道幅も十分ありタイトな部分がなく
走りやすいワインディングと視界の開けたストレートの連続で気に入りました。

大観山のアネスト岩田スカイラウンジで芦ノ湖など見ながらまったり過ごします。

休日はごった返していると思うので平日が狙い目です。


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途中の駐車場でNSXが何回も往復していたのを途中の駐車場で見かけたので

スカイラウンジに停めたところで声掛けさせていただきました。

「元ホンダ社員で、このクルマを栃木工場で作った立ち上げメンバーでした。」と話しかけたら初老のドライバーさんが微笑まれて
しばし車談しました。

この車両を92年に新車で購入してワンオーナーで維持されているそうで
現在走行18万キロ
10万キロでエンジン回りオーバーホールされて好調だそうですが
購入後7年くらいからトラブルが出始めて、サスペンションやメインハーナスを取り替えたので、部品代で何百万もかかっているそう。
すばらしいことにNSXに限っては30年経過しているにも関わらず部品の供給を続けると
ホンダ上層部が明言され、2040年までは継続する方針だそうです。
そのためには図面も金型も部品メーカーに保管させて、注文がまとまれば再生産する契約をしてあるのでしょう。
やはり車両価格700万円お支払いいただいたお客様は株主も同然の対応をしていただけるということです。
2輪は4輪とは別の予算で動いているので絶版車の部品供給などということは商売にならないので廃番にしたままということです。

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私が担当した部品でコンプライアンス・ピボットというジュラルミンを冷間鍛造で作ったサスペンションアームのブラケットがあります。

通常のスポーツカーではダブルウィッシュボーンは乗り心地が固く、快適ではないのですが、コンプライアンス・ピボットのゴムブッシュが衝撃を吸収し、乗用車と変わらないクッション性を持ったハンドリングを実現したと唱っていたのですが
10年も乗っているとゴムがすり減ってガタガタになるそうで、ゴムだけ部品交換が効かず、ジュラ鍛の本体とアッセンブリーでないと購入できないのですが
この部品代が左右で60万円するので

供給されるのはすばらしいことですが、購入には勇気がいるものです。
このオーナーさんはゴムブッシュの部分を固定に改造してあるので、ステアリングのダイレクト感が増してよかったとおっしゃってました。ミッションも5速から6速に組み変え、デフはLSDに換えてあるので
相当走りを楽しまれているようでした。


この後芦ノ湖まで下りて、箱根神社参拝して、箱根新道⇒西湘バイパス⇒圏央道のルートで
午後0時に帰宅して午後から仕事開始できました。
サマータイムは朝5時に出発すれば9時には帰って来れる弾丸ツーリングです。

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