2017年9月アーカイブ

日本の2輪が全盛期のころ、日本で一番RMを売った店だった上福岡のベル・オートが主宰した
スーパーベルレーシングのS田さんが懐かしのアルバムを見せてくれました。

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79年桶川
この年からセニアは国際A級に変更。

左から
#3 杉尾良文
#1 光安鉄美
#12 野宮修一
#10 竹沢正治
#16 的場 平
#38 月岡尚人
#17 小田桐昭蔵
#8 大関昌典
 
       敬称略

私はまだモトクロスしてませんでしたが
このころ、やらんといかんかなー、と思い始めました。(やめときゃよかった)
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ゼッケン9は鈴木秀明選手のマシン

ツインショックの水冷エンジンは希少ですが
両側のショックアンダーマウントに
リンクが見えます。
プロリンクの創世期だったかもしれません。









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渡辺明選手 凱旋し全日本を走る

ゼッケン40は78年セニアクラスなので

世界戦の合間にスポット参戦していたのでしょうか。

私は高専の寮に入っていたので
新聞配達したカネでCB250Tに乗っていました。(ファースト・マイバイク)
全然モトクロス関係なかった。





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アルバム見せてくれたS田さんが先輩の山口さんに稽古をつけてもらっているシーン。
(勝手に想像)
山口さんの指導のおかげでS田さんめきめき上達し、関東選ノービスクラス、シリーズランキング2位に!


場所は「鉄騎兵飛んだ」のロケ地でもある
高坂モトクロス場、
狭山レーシングもよく練習にいきました。





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これがS田さんがアルバム持ってきてくれた
理由の一枚で
場所はSL長野、月岡さんの地元です。
狭山レーシングがMFJランキング表彰式の
表彰を受けるようになった最初の人
平林さんがホンダのジャージ姿の人です。
私はまだ入部してないころ83年の関東選ノービスチャンピオンで、その後退職して
故郷の札幌でモトクロス用品店「サドルバック」をオープンしました。

その平林さんが狭山工場に送り込んできた
新人が小野道郎でした。
部室からの帰り、狭山工場の出口門から
南大塚の寮までのストレートを
BMXでウイリーしたまま一度もフロントを下ろさずに走り切るテクニックに驚きました。

そして関東選デビューし、連戦連勝400ポイント以上獲得したのは小野選手だけだったでしょう。
最後はアサノレーシングチームから国際A級昇格して125クラスだけ走りました。
そして96年型CR125のチャンバーを1本サポートしてあげました。

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S田さんのコーナリングフォーム

アウトから仕掛けるのは
うず潮RCの秋山裕之












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ゼッケン7は鈴木秀明選手

77年桶川のホームストレート

この白い無限のマシンは雑誌でしか見たことなかったですが
ジャパンVETの初めのころオフビレで鈴木秀明さん展示ブースに実車が置いてあったのでびっくりしました。
数えきれないくらいモトクロッサーを乗ってきたと思いますが、この一台を保存しているあたり思い入れの強いマシンなのだなと、思いました。



私も10代のころのオートバイ関係の写真沢山持っていましたが、実家に置いといたら親に捨てられてしまったので殆ど残っていません。S田さんのようにアルバムにして保存しておけばよかったと悔やんでいます。

















物作りは習ったことがありません。理論的なことは学生さんや企業の開発部門の人のほうが詳しいはずですから、ここでは数式もでません。
理論を証明するためのテスト・ラボもありませんから、頭の中でだけ考えた作り方を実行しているだけです。

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約束していたミッション・カートのチャンバーが入ってきました。

同じ系統のエンジンらしいですが
チャンバーの諸元が全然ちがうものが二つあります。

これを装着したエンジンがどんな特性であるかも乗ったことがないのでわかりませんが

モトクロッサーのエンジンなので2輪としては乗ったことがあるし、チャンバーも作ったことがあるので、ノーマルのスペックは分かっています。
これと同じ物を作ってはお客さんの要望は満足できないので、モディフィケーションしなければなりません。
要求はストレートエンドの回転がタコメータ読みで足らないのであと少し伸びればいいということですが
果たして要求どおりにできるでしょうか・・・

チャンバーを設計するためには、その役割や原理を理解しておかないと無理ですね。
よく誤解されているのは、「チャンバーはパワーの元」といわれますが違いますね。
エンジンは内燃機関ですから、空気とガソリンの混合ガス(理論空燃比14.8対1)を燃焼させた圧力で
ピストンを押してクランクの回転運動を生み出す機械なので
ここにはチャンバーやマフラーがエンジンの構成部品ではないことがわかります。
キャブレターやスロットルボディーから吸入ポートまでが吸気系と呼ばれるように
チャンバーやマフラーは排気系というエンジンを動かすのに必要な補器類というのが正しいでしょう。

キャブレターが無いと燃料が入らないからエンジン動きませんが、チャンバー外したらどうなるかというと
エンジンは動きますが馬力が半分くらいしかでないでしょう。
そうするとチャンバーが付いて本来の動力性能を発揮できるということになります。

これは吸入⇒圧縮⇒燃焼⇒排気という工程の排気の工程に必要なパーツなんです。
排気工程には4ストなら排気バルブ、カムシャフト、排気ポートとエキパイという構成ですが
2ストではバルブの役目のピストン、排気ポート、排気デバイス、チャンバーという構成になります。

今回は2ストですから、排気工程の途中で排気ポートが開いているときに掃気ポートが開き始めます。
そして新気が燃焼ガスを追い出しながら入って来て、少し新気が排気されながら排気ポートが閉じるというタイミングになります。
もし排気ポートが完全に閉じてから掃気ポートが入るとすると掃気の流れが早いタイミングで止まってしまうので吸入される新気が減るでしょう。
すると燃焼エネルギーも減りますから馬力がでないということになるので
掃気と排気の両方が開いている時間(オーバーラップ)が重要になります。
オーバーラップが広いと燃料を排気する量が増えるので、これも馬力低下の原因になります。

ここでチャンバーの最初の役割が燃焼ガスを引張り出すことです。
その方法は前回の排気で勢いよく流れた排気ガスが移動した後の負圧を利用します。
エキパイ中のガスの流れは水道にホースをつないで水を出すようすを想像すればわかりやすいです。
同じ水圧ならホースが長い方が水が出てくるのに時間がかかりますが、短いと短時間で出てきます。
また、ホースが太いと出てくる水の勢いが弱いですが、ホースの先を絞ると水の勢い(流速)が上がります。
排気ガスの流れも同様な現象になると考えられます。
エキパイの長さは排気ガスが出口に到達する時間に影響します。
また内径は排気ガスの流速に影響しますから、
傾向としてはエキパイの長くて細いのが低速型、逆が高速型という解釈になります。

そして前側のテーパーは排気ガスを膨張させるためと、後で書きます反射波が戻ってくるためにあります。
排気ガスを膨張させる目的はガスの流れは高圧側から低圧側へ向かっていくので、排気の流れを促進させる目的の形状です。
中間に最も太くなったストレート部があり、排気管内の圧力と全長を司どります。
太くて長いのが圧力が下がり出口到達時間が長くなるので低速型
太くて短いと逆なので高速型、細くて長いのはフラットで低速型
細くて短いのはあまり見かけません。膨張が少なく全長が短いので全体的に馬力が下がるでしょう。

そして後ろ側のテーパーですが、膨張した排気ガスが壁に当たって収束するので、半分くらいはテールパイプへ抜けていきますが衝突した排気ガスが反射してエキパイまで逆戻りします。
この逆戻りした反射波が排気ポートを閉じる直前に到達して新気を燃焼室へ押し返すことで
燃料の吹き抜けを抑え、充填効率を上げるという働きをします。

当然テーパーの角度がきつい方が反射波が強く、短時間で戻るので高速型
角度の緩いのが反射時間が伸びるので低速型となりますが
角度がキツイと排気の抵抗にもなるので高速伸びが損なわれることになります。

大体上記のようなセオリーでチャンバーの寸法がエンジンの性能に影響していますが
どれくらいのスピードで行われているかというと
例えばストロークが50mmの場合
10000rpm時のピストンスピードが16.66m/s 時速60kmになります。
1秒間に166往復ピストンが動いて、2ストは166回燃焼して排気しています。

吸気ガスのスピードは125ccでキャブレター全開時ベンチュリー径φ40の場合60m/s
吸気流速はピストンスピードの3倍以上あります。
では、点火して火炎伝播速度は90m/sなので時速90kmで燃焼圧力は最大60kg/cm2
だということで、排気ポートが開いた直後にこれくらいのスピードで排出されて膨張しながら
新気を吸い込み、反射波が戻ってくるときに排気ポートが閉じるという動きです。

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そういうわけでチャンバーの役割を頭に置いておいて、諸元をどのように変更していくか考察するわけです。

そして現行品の寸法計測した数値に対して
モディファイ品を板金加工で形にするための形状を検討中です。

複数の円盤はパイプの内径を表し、
中央の棒がパイプの長さを表しています。
パイプのカーブはこの模型で検討して
板金の展開図に反映していく作業です。




ここまで読んで疑問に思うこともあるかもしれません。
チャンバーの鉄板から聞こえる響き音です。
アイドリング時でも1秒間に30回くらいの燃焼が行われているので
結構な周波数だと思いますが、聞こえてくる響きは、パン、パン、パン・・・という
小刻みな感じがするでしょう。
アクセル開けていくとブワアアアアーーという連続音になって音量も上がってきます。

実は、あの響きの正体は排気管内で未燃焼ガスが燃焼している音です。
排気するときは燃焼中で、完全に終了したものが排気されているのではありません。
火炎の状態で出て行き、しかも燃え残りの燃料も含んでいます。
それがチャンバーの後ろの方で溜っていき、着火する濃度になったときに燃焼して圧力を生んで
鉄板を内側から叩いて音を出しているので
エンジンの回転数より低い周波数で響きが聞こえてくるわけです。

それでも完全に燃えきらなくてCOやHCという炭化水素(ガソリンの成分)として排気ガスになって
大気中に放出されます。
NOXは燃え残った空気の成分(窒素酸化物)ということですね。
だから燃調が適切でないと排ガスは悪くなりますが、キャブレターでは適切にする限界があります。

この現象は4ストロークでも同様でエキパイの中を火炎が流れていて
マフラー内で燃焼するのをアフターファイヤー、エアクリーナー側で燃えるのをバックファイヤー
とよびます。
このことから燃焼室の圧力は排気側だけでなく吸気側にも圧力差のある方向に流れ出ていくことを
表しています。
このため2ストでは掃気の流れを後ろから排気側に押し出すようにポートに角度が付いていますし
4ストなら必ず排気ポートに向かい合うように吸気ポートが設けられるわけです。
そして、エキパイ管中の負圧が作用して燃焼ガスの流れる方向ができています。
驚いたことに、菅官房長官が安室の引退表明についてコメントした。
「残念だ」、嘘でしょう、私の世代でも安室の歌や踊りに何の共感も得られてないのに
菅さんの年代であのような歌謡曲を視聴していたとしたらオカシイですよ。
今40歳以下の人向けのエンターテイメントですから、CD売り上げやファッション関係の経済効果を生んだから出た言葉なら理解できます。
それでなければ、野際陽子の死去の方がよほどコメントしていいはずの年代です。
キイ・ハンターの女スパイ役でアクションや歌もこなすスーパータレントだったと子供のころから思っていましたから、安室ちゃんよりも偉大な日本の宝だと思います。(若い人は違うんだろうな、特に女子は)
NHK初代アナウンサー黒柳徹子の3歳後輩でフランスに留学して帰国したときは日本人で初めてミニスカート履いてタラップを降りたファッションリーダーでもあったんですから
コメントするべき対象を間違えているでしょう。

そういう私も昭和のテレビっ子でしたから歌謡曲は割と聞いていたんですが、歌手として好きなの一人挙げるなら、八神純子ですかね。


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えー、TC250チャンバーのやり直し編。

5月に北海道の源治さんから頼まれて車体お預かりしてワンオフで作りました。

今度は車体無しなので、同時に作っておいた冶具に合わせて組立てたのですが
納品してから取り付かないと連絡があり
問題個所を画像データで送信いただき
返品していただきました。

現物は口元が傾いていて
口元を真直ぐにはめるとテールパイプの向きが内側に15mmほど入ってしまうので
サイレンサーの取り付けができません。
マウントステーのオフセットも違っているようなので、冶具が間違っているに違いありません。
言い訳をするなら、冶具が合っている確認をする日程がありませんでした。
全日本の関東大会の前日に車体をお預かりして、2週間後のジャパンVETで使いたいということなので金曜日に車体返却が期限だったのです。
新規製作でサイレンサーも作って、一台分ワンオフで間に合わせるのが精一杯でした。
一応、急ぎで冶具を作りましたがノーマルと形状を変える要望がありましたので
ワンオフ品の方に合わせて冶具をつくったので誤差が増えてしまっているのに、2本目は冶具で作って車体に取り付くか確認することでラインナップ完了になるのですが、それが出来ないまま返却の期限がきてしまったわけです。

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ノーマルが取り付くように冶具を直してから

モディファイ品を改修して冶具に取り付くようにしたから

ノーマルが取り付く冶具に取り付くチャンバーだから車体にも取り付くはずだ。
という推測の確認方法しかありません。









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このとおり口元を真直ぐにはめて
テールパイプの差し込みと

マウントボルト位置2か所と
ラジエター隙間関係
スプリングフック位置など
確認したので、これで車体に取り付かなければお手上げです。

この修正のため一日半の作業と北海道までの往復運賃を自腹で拠出した骨折り損になってしまいましたが
限られた期限内に必要な確認作業ができなかったことは、一重に私の生産能力の無さに起因するところだと思っています。

従いまして準備段階の製作物はラインナップにはなりません。






八神純子と安室ちゃんたち小室ファミリーとの違いは楽曲を書いて自分で歌っているところ。
どちらも売れるための商品作りには違いないけど、アーティストとしての資質は作曲した人の方が高いのではないかと思います。
そんな八神が堂々と盗作を認めたいわくつきの原曲がコレ。
レイ・ケネディーが日本のレコード会社に直接クレーム入れてきたのを、アルバムのクレジットに原曲のタイトルを入れることで折合いがついた問題作は「パープル・タウン」
アレンジというより殆どそっくりなのに、カバー曲とも謡っていないのがまずかったのかな。
サビの部分の、アイラブユー・モア・アンド・モアと言っているところが
ユーオータ・ノウ・バイ・ナウに変わっているだけですが
原曲の方がリズム感があって断然カッコいいですね。



上手いネーミングですね。コンプリート・デストロイ!国連総会で話されました。
相手は普通の国家じゃないんですから、生温い対応をしていたらなめられるだけです。
ところが我が国の総理は大儀なき衆議院解散をほのめかしています。
森友、加計問題の説明責任逃れもあるでしょうが、総理在任中に国土へミサイル撃ち込まれるようになったら、国民の安全保障をできなかった政権として名を残すことになるから、この段階で交代してもらいたいと考えているとしか思えません。
そして自己都合の総選挙費用600億円を無駄使いできる経済感覚も恐ろしいです。
この問題については口で脅かしをかけるくらいに留めておけば、北としては核保有とICBMの開発完了できれば、後にやることはないわけですから放っておくのが一番だと思います。

さて全日本MXもあと2戦残すのみです。
2017モデルKX250Fで弊社オリジナルのマフラーで戦っていただいているIA2#52平山選手から
マフラー修理の依頼がありました。
今年3回目の修理ですが、転倒で曲がったジョイントパイプの修正、マウントステーのベース板亀裂、
今回はジョイントパイプ接合部の亀裂。
どれも事前に簡単に修復できる状態だったので、順調に走れているようです。

今季、藤沢で自己最高位のヒート5位に入り、ランキングも7戦時点で18位、カワサキ勢で5番目の成績ですから、プライベート体制としては上々の結果だと思います。

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あれだけの激しい走りで練習、レースと使い続け、たった1本のマフラーでもたせていることを考えれば悪くない耐久性です。

そしてCRF時代から、ウチのマフラーは車検落ちしたことがないのが気持ちいいです。

ノーマルなみの騒音とそれ以上の排気効率を考えていますので、まずまず目標を達成できていると思っています。






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グラスウールも交換します。
マフラーの分解整備性も考慮した作りなので、面倒なリベット外し作業は不要です。
M5ネジ8か所外して、後ろに引き抜くだけです。

グラスウールの量は殆ど減ってないですが
ガラス繊維が熱硬化したら消音性能が落ちるので、数値が上がってきたら交換時期です。
全日本なら年2回くらい交換で良いと思います。




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ジョイントパイプ修理部分

亀裂を溶接して補強パッチを追加しました。
ここの亀裂は想定していました。
パッチ無しでどれくらいもつか知りたかったのです。
半年以上大丈夫だったわけですから
パッチあてておけば2倍以上寿命が延びると思います。
国際A級は2年目は使わないですから
これで十分だと思います。





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KX85エキゾースト

2スト85用チャンバーもラインナップしています。

来月も作ります。

それからヤマハYZ85は
15年ぶりに戦闘力アップのため、スペック更新しようかと思っています。
そちらの方は後日発表させていただきます。

一般的にチタンマフラーは軽いと思われがちです。
実際はちょっと違うと思います。板厚が同じならアルミマフラーの方が軽いはずです。
その理由は比重を見れば一目瞭然です。
比重(同じ体積で水を1として比較した重量)
Fe 7.8
Ti 4.5
AL 2.7
Mg 1.74

チタンは鉄とアルミの中間なので、同じ大きさのマフラーならアルミの方が軽いはずです。
それから見落としがちなのはグラスウールの重量です。
容積の大きいマフラーほどグラスウールの量が多いですから、外側の金属が軽くても
グラスウールの量が多かったり、湿っていたりすると重量が増えるわけです。
ではチタンのメリットは何かというと、アルミより硬いということです。
同じ荷重で変形する度合いがチタンの方が少ないでしょう。

しかし、クラッシュして直接荷重を受けて凹まないわけではないので
今回の修理品のように最初は横からの荷重で歪みが入っただけだと思われますが
エンジン回転と同じ周波数で振動する板に歪みが入った部分が加工硬化して
応力集中して亀裂に至ったという経緯です。

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亀裂がクモの巣状に進展してしまって
板金修理は不可能な状態でした。

これ以上亀裂進展しないように
外側にチタン板を当てて溶接しました。
ツインウォールの部分は強度アップされています。

しかし溶接時の熱歪みで内側と外側の板が離れようとして隙間が開いてくるので
溶接は均一にはできませんでした。
隙間が開きそうになると溶接棒を入れて
埋めていかなくてはならないからです。

買う時は高価なマフラーだったと思いますが
凹まして亀裂が入るようになったら
諦めて新しいのに換えることをお勧めします。
持ち主には今度割れたら、アルミで巻いて作ると伝えておきました。


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今月2本目のCRM250チャンバー

ARじゃなくて初期型でした。
初期型はラインナップしてないので
車体お持ち込みいただいて
ワンオフ製作です。










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車体合わせ手間はかかりますが
取り回し確認できて安心です。

確実に取り付け保証できますからね。

CRMも純正部品廃番になっていて
オーバーホールも難しくなっています。

下側のラバーマウントステーも廃番で
入手不可なんですが
ラバーが8割剥がれてマウント不能になっていたので
ラバーの中心を貫通ボルトで固定して
再使用しました。
いずれマウントステーも作るようです。

日々の予定はフル稼働した場合を想定していますので、飛び込みの作業を入れると
その作業分の時間が遅れてしまいます。
従いまして、余計に作業時間が取れるまでおまちいただきたいと思います。

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クモの巣状に亀裂が入ったマフラーが来ました。

形状が私好みのイタリヤ製品ですね。

持ち主はジャンク品を安く購入したので
最初から亀裂を溶接した状態だったそうです。

しかしこれではまた割れてしまいます。
割れる原因は排気圧の振動で板の平面部分が波打つので
途中に凹みや溶接ビードなどがあると
しなりを阻害して応力が発生するため
亀裂になってしまいます。

サイレンサーを分解してデフォームを直してからでないと溶接しても長持ちしないはずです。
このようにメチャメチャになったチタン板は板金修理不可能なので
新たにチタン板を巻いて取り替えたいところですが、取り付けステーも移設しないといけないので
相当面倒な作業になります。
持ち主の要望は、割れないようにしてもらえばよい、ということなので
分解の手間を省いて亀裂部分全面にチタン板を当てて溶接することにします。
忙しいので、また後日やります。



先日、CBヨンフォア専門店シオハウスさんが「昼飯を一緒に食べませんか」と
お誘いいただいたので近所の料亭へいきました。
ホンダOBのエンジン設計屋さんも一緒で、興味深いお話を聞かせていただきました。
1時間程度の持ち時間なのであまり深入りしないように、いくつかのエンジン談話をしました。
70ー80年代の2輪黄金期を作ってきたW辺主任研究員ですから、
当時の設計ブロックの様子が想像できる内容でしたが、その中から幾つか書きますと

未来のエンジンとして、電子制御デュアルクラッチ付きエンジンのモトクロッサーなんか面白いんじゃないかと。
7速ミッションでギヤチェンジのタイムラグが無いエンジンは現行モトクロッサーよりも素早い加速性能が得られ、マニュアルとオートマチックの切り替えもできるハイメカニズム。
RC250Mのオートマチックはバダリーニ式でオイルの発熱が問題で開発中止された経緯から
ヂュアルクラッチ式ならATモトクロッサーが実現できるんじゃないかという話。
燃料噴射も燃焼室直噴のピエゾ式インジェクターを採用し、より適切な空燃比で燃焼効率を上げたい。
2輪オール電化になる前に是非開発していただきたいですね。

内燃機の話でクランク回転角は4ストロークで720°ですが、燃焼圧力が作用するのは僅か36°
全行程の5%しかなく、残りはクランクなどの慣性重量がエネルギーとして働いでいる。
これは燃焼スピードがピストンスピードを上回っていないと馬力が発生しないという原理らしい。

そこでエンジンの回転数は低速から高速まで10倍くらいの差があるのに、燃焼スピードはあまり変わらないのでピストンが上死点から下降を始めるタイミングで最大圧力になるように点火時期を変える必要があるなど。設計屋さんからするとセオリーなのだと思いますが、それを実際に試作して確認してきた人の言葉ですから、単なる書物からの受け売りではない本物の香りがするのであります。

私は長い間、元副社長の入交昭一郎さんが本田技研で最も優秀なエンジニアの一人と思ってきましたがW辺主任研究員は違うとおっしゃられました。
東大工学部を首席で卒業した秀才が入社してくると評判で鳴り物入りで設計ブロックに配属された同氏がF1エンジンの図面を書いて、当時社長の宗一郎さんに直訴したそうです。
「フォーミュラワンのエンジン設計をやらしてくれ」と
すると宗一郎さんは「1馬力の難しさを分かっているのか!」と叱責して試しに作らせてみたエンジンが
全然馬力が出なくて入交さんの鼻をへし折ったそうです。
そして失敗したお詫びのため試作に協力してもらった部署に頭を下げて回っていたという。
学歴が高いことと仕事ができることはイコールではない。
理論だけではわからない、実際に失敗して気が付くことが多いということの表れでした。

世の中上手くいかないことの方が多いですが、同じ失敗をしないように改善をしていく過程で人間は経験を積めるのだと思いました。

最近報道番組やワイドショーで出てくる市議会議員、国会議員の不祥事。
政治資金収支の虚偽報告など法的に定められた不正行為から不を取った、
性行為の事実確認をとりあげて記者から質問をされる場面が繰り返し放送されます。

ワイドショーですから他人の不幸をあざ笑うことで大衆を楽しませ、視聴率を得るという仕事に他ならないですが、他人の寝床までのぞいたら犯罪になりますから、ホテルやマンションに入って朝出てきたという事実確認だけで、「不倫しているんですか!」「男女の関係ですか!」って
当事者からすると「あなたたちに関係ないでしょ!」「暇なことしてないで放っといてください!」といいたいでしょうね。
まあこの議員さんたちは不貞行為の一点だけでなく、他の容疑も掛けられているんですから身から出た錆ということですけど、私こう思います。
議員さんだけじゃないですが一般的に恋愛は自由です。性行為も然りです。
たとえお互いが別の人と婚姻関係にあっても、これを罰する法律はないんです。
このことで婚姻関係に破綻が生じて離婚の裁判になったときに破綻原因を作った方に責任が課せられるといったことになるだけで
婚姻関係を邪魔しようとしてるのはワイドショー側にあるんじゃないかと思うのです。
折角魅力的な男女が出会って家族に知られないように幸せなひと時を過ごしているところを、嗅ぎつけて大衆の面前で晒し者にしてしまう。
すっかり冷めちゃうでしょうね。
渡辺淳一の「失楽園」が面白かったですが、妻子のある中年男性が家庭を捨てて独身女性のもとに行って最期は永遠の愛を誓って死ぬというストーリー。
たぶん、この議員さんたちは失楽園ほどの深い愛情も覚悟ももってなくて、単なる遊びだと思いますから
離党したり議員辞職する必要もないし「一線は超えましたー!」と発表してしまえば記者としても返す言葉は「ご家族に対してどう思っているんですかー」と新たな戦いを仕掛けてくるはずですが
そんなことは他人の家庭の事情なんで、どうでもよくて
肝心なのは、恋愛ごっこは自由だけど庶民の血税からもらっているはずの議員報酬に見合った仕事を
していただきたいということです。



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Ninja150RR チャンバー

今新車で買える最期の2スト・オンロードモデル。

ラインナップしてます。

車体持ってないので細かい注文は聞けませんが、冶具で組み立てています。







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サイレンサーは付属のものしか取り付きません。

車体合わせならマウントステーで固定するところですが

冶具では2部品組み合わせの取り付け位置が保証し難いので
バンドで穴位置を調整して取り付けしていただきます。



国際社会が北に踊らされている報道が連日流されています。
核の保有を米に認めさせることが体制の維持に必要だと考える、キムおぼっちゃんの
粛々と実験を重ねる指示を出し続けるさまを、何の実力行使も出せないまま
集まって、まとまらない話し合いだけに留まる各国代表たち。
我が国の総理は、「米のお兄ちゃんに言いつけてやったからヒドイぞ」と何の行動も示さないまま
TVカメラの前でだけ威勢よくしてみせる。
小泉純一郎さんのように直接北に出向いて成果をみせるおつもりはないのか。
そんなことでは、お友達に学園建設の便宜を図る程度の能力しかない総理と思われてもしかたないです。
国民の前で拉致被害者問題の解決に全力を尽くすと約束した、あの言葉はやはり嘘だったのか。
私こう思います。
ジョンウンさんも人の子です。正しい教育を受けられなかっただけの可哀そうな境遇の末
今のような北の国民にとって全く利益にならない見栄を張り続ける最高権力者になってしまったのです。
それを野放しにしてしまった大国たちが、手を差し伸べてやる時期なのではないでしょうか。

南は斬首作戦実行に向けて準備を始めたというし、そういうことになったら北の軍隊がおとなしくしているわけではないから、どんどん砲撃してソウルは火の海になるだろうし、最期の暴挙は日本を道ずれに
核弾頭つきのミサイルを撃ちまくるということもありえる構図です。
だから、ジョンウンさんには安全の保障を明らかにしながら、安倍さんもトランプさんも直接出向いて
望みを聞いてあげればいいだけだと思うんです。
「キム君、何をそんなに怒っているの?僕たちが君になにか悪いことしましたか、困っていることがあったら言ってください。核保有や軍事力でご飯は食べれないですからね。」

核保有国として認めさせるということで、北の国民に対して威厳を示したいというのは我欲にすぎないことを分からせてあげて、国家として大事なことは国民が飢えないでお腹いっぱい食べれることだと追うので、活用されてない国土の大半を耕作地や牧場などに変え肥沃な大地で食料を自給できる国家建設を目指すことに努めることが国民や隣国も幸福になれる道だと思うのですが、どおでしょうか。


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先週末完成のCRM250ARチャンバー

うちで一番売れた機種ですね。
ありがたいことに
今月もう一台作ります。











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今日は別の機種に取り掛かっていますが
今週中に出来るでしょう。



一か月ほど予約という形で予定入れさせていただいているので、日程が遅れないように一生懸命取り組んでおりますが

予約を確実にされたい場合はメールで注文内容を送信していただきたいと思います。

電話や来社されて口約束することもあるのですが、ほとんど記憶から消えているので
あとで確認できる電子記録が頼りになります。
加齢のため視力と記憶力が普通の成人より劣ってきていると自覚するこのごろです。

右腕の怪我が治らず、症状は物を掴む動作と肘の曲げ伸ばしするときが苦痛です。
一発の転倒だけが原因でないと思います。
長年転倒着地するとき手を突くことを繰り返したダメージなので直るのも長期かかるということでしょう。
全然動かないわけではないので我慢して仕事は続けます。

あるアフターパーツ製造する会社の社長のインタビュー動画をみて思いました。
「うちは従業員40名の中小企業だけど、技術開発もして2輪の最高峰モトGPも出ました」
従業員40名は今の私からすると大会社ですが、日本の企業9割は零細だといわれています。
何故大会社に就職しないで零細で頑張っているのか
理由は様々と思いますが、私の場合をいいますと
有給休暇で働いてない時間も給与保障されている、病気や怪我で入院しても同様。
残業代や諸手当はもちろん春夏のボーナス、夏季や年末の大型連休。
作業服無料貸与、昼食代補助、長期滞在者には家賃無料の社宅、・・・
非常に好待遇のように思えますが、これは一重に会社の商品が大量に売れて、金融資産が潤沢にある
結果だと思うのです。
だから、その余裕分でサーキット建設したりF1やモトGPなど多くのモータースポーツのトップカテゴリーに参戦したりする。
正に勝ち組の絵に描いたような姿ですが、中の様子は外から見たのでは分からないでしょう。
そういう好待遇の環境におかれた従業員がどのようになっていくかを目の当たりにして、自分自身に
置き換えて将来像を考えたときに、このまま好待遇に甘んじていてはいけない。
会社の皮を被ってないと仕事できないようにはなりたくない。
血気盛んな20代後半の自分が暴挙に出て今に至るということでした。(今の私なら絶対会社辞めてないねイッヒッヒ)

そういうわけで中小企業が一生懸命、自社製品のシェアを伸ばし、儲けた金をモトGPなどに注ぎ込む意義はなんぞや。
そこで得られた結果がどうなったか、イタリヤのパットーニが世界GP500ccにエントリーしていたのを思い出します。
走らせているだけでもすごいと思いますし、零細企業の憧れの姿かもしれません。
しかし、愛だの恋だけで飯は食べていけないというのが現実の姿で
借金しないで、潰れないで続けていけることが究極の目標です。


もし転職しようかと悩んでいる大会社にお勤めの方がおられましたら、定年まで我慢してください。
今があなたにとっての最高のキャリアなんです。
辞めてもキャリアが落ちるだけですから、定年後にはバラ色の人生が待っていますよ。


技術開発などと言っているのは、新鋭の工作機械、溶接ロボットや機械ベンダーなどを導入することを示していると思いますが、お金で買える技術はよその会社でもやっているものです。
これでは資金力が技術開発の優劣を決定することになってしまいます。

うちのコンセプトは、一つずつ安価にお客さんの要望に応えるということです。
技術力と価格が高い会社は多いと思うので
この分野は大会社には無理な相談だと思っているのです。

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DT200WRチャンバー


月に2本くらいのペースですね。
車両も希少になっている中
継続していることが驚きです。









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鉄の材料は人件費の比率が高く
ありがたいですね。

道具も板金ハサミ
木ハンマーがメインですから
設備費も安価ですみます。










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YZ85チャンバー

01年から同じ仕様で作っているロングセラーです。

パワーアップ目的ではありません。
YZ乗りの人はご存知だと思いますが
ノーマルスペックは戦闘力ある代わりに
低速に落としたあとのリカバリーに技術が必要になってきます。
要は乗り方の問題だと思うのですが
(ライン取り、パワーバンド)
このチャンバーはパワーの立ち上がりがフラットなので乗り易くなるでしょう。

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では遅くなるのでは、と思う人がいるかもしれません。
一応スーパーキッズや全日本レディースでも装着したライダーが優勝したことがあるので、遅いわけではないですね。

体感的にやさしく扱えるので、結果的に攻められるということではないでしょうか。
推測ですけどね。







次は今、製作中。毎回違うものを頼まれますので飽きませんね。