2017年10月アーカイブ

フルモデルチェンジが噂されているYZ85ですが、16年ぶりにチャンバーの更新を行いました。
YZ85は低速域からアクセル急開してもパワーが出るまで時間がかかります。
そしてパワーが急激に立ち上がってくるので、フロントが持ち上がってしまいます。
このあたりを上手く乗るには回転を中速以下に落とさないこと、低速コーナーは半クラッチで回転キープするなどしてテクニックを駆使する必要があります。
せっかく高速のパワーは出ているのに、コース状況によっては使えないことありますね。

CR85の最終型は05年にチャンバー形状を変更しました。
燃焼室形状とポート位置の変更に伴ってのことですが、CRとYZはボア・ストローク47.5×47.8で
同じシリンダースペックです。
圧縮比がYZの方が高いのとクランクケースリードバルブも影響して高回転高出力型なのです。
そのため低速域を犠牲にしてしまった性能になったわけですが、
逆にピストンリードバルブと控えめな圧縮比のCRをYZに近づけるためのチャンバー形状ではなかったかと考察して、今度はCRタイプのYZチャンバーでパワー特性を見直したものにしました。

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YZに合うように新規作成しました。

冶具も作りましたのでラインナップに加えます。












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ロードテストしてみました。

先にノーマルチャンバーつけて
発進加速
中速から急開
低速走行
高速全開(場所の都合で4速まで)

なるほど低速パーシャル状態から
アクセル開けても加速しません。
しかし、ある回転数から急にパワーが立ち上がってフロントが浮きます。
高回転は十分なパワーです。
真価を発揮するのは12000rpmからですね。

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次にニューチャンバーに変えてのってみました。
同じような確認方法で
低速トルクはノーマルよりありますから
低速走行も楽になりました。
中速から急開してみると
ノーマルほど過激な立ち上がりでなく
スムーズに上昇していくので前後姿勢が乱れにくいです。
それでもフロントが上がってくるのは同じなので戦闘能力はあると感じました。

低中速が扱いやすくなって、ノーマルと同等に高回転まで伸びてくれるはずです。

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サイレンサー組み上がったので
大体完成ですね。

カーボンパイプはお客さん支給です。

このフレームは4ストNSF用なので
サイレンサーはセンターアップがノーマルの取り付け位置なんです。

リヤカウルのマウントネジを利用して
シート下に取り付けましたので
フレーム未加工で付きました。

アルミ棒のステーが気に入らない(ちょっと重い)ので、作りなおします。



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無垢の丸棒が重かったので
フライスで平に肉抜きしてから曲げました。

やり直すと材料も時間も無駄にはなるのですが
僕が我慢ならんことはお客さんも我慢ならんと思うので、ためらいはありません。









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サイレンサーはスペアも含め2個頼まれました。

φ62カーボンパイプは支給していただいたので、ちょっと安くしておきます。











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ようやく完成です。

NSF100フレームにCR85エンジン載せるためのエンジンマウントが社外で販売されているらしいです。

どおりでフレーム加工なしでスワッピングされていて、なかなかの技術力です。








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カウルセットはNSR用だということで
脱着も簡単でよくできています。

アンダーカウルも装着確認できたので
これで納品できます。

シングルのチャンバーは簡単にできてそうに見えますが
最適なレイアウトはここしかないので逆に自由度がなくて正確さが要求される形状です。
ミニバイクは思った以上にグランドクリアランスが少ないのです。
多分サーキットでは最も寝かせて走るバイクだと思います。
バックステップ削ってますからね。
チャンバー作ったのにパワーチェックはやらないんですか。
これは以前お客さんから提示いただいたスペックに基づいて作りましたので
スペック通りに出来ていれば僕の役目は終わりです。
うちからダイノジェット計測音が聞こえるくらいの場所に「モトグラッド」さんがありますから
計測頼みに行けばいいだけですが、無料じゃないですからね。
チャンバー製作代に計測代をチャージしてよろしければ、喜んでデータお付けしますよ。
本日最大のニュースは米国大統領ドナルド・トランプの訪日です。
なんと、安倍晋三首相とゴルフ会談を行う場所が
2020東京五輪の会場でもある川越市の霞が関カンツリークラブだということです。
マスターズ・チャンピオンの松山秀樹も同伴するということで
川越史上希に見るVIP・VISITということになりそうです。

ゴルフ当日は関越道川越ICから霞が関までの道路は厳戒体制がしかれ
大勢の警備員と白バイ、パトカーで騒然となるでしょう。
横田基地に空輸された大統領専用車「ビースト」が国道16号線から圏央道入間ICに入って
成田空港へ大統領を迎えにいくことでしょう。
圏央道も成田まで開通したから横田基地から成田空港は1時間ちょっとで行けるんですが
大統領専用機が横田へ着陸すればいいんですね。ソーカ・ソーカ!

そうすると、R16で川越まで走るので信号機全部青にしてノンストップでやってくるか、
一旦入間ICから圏央道通って狭山IC降りて、R407というルートかもしれません。

そんなアホな、ニホン着いて直ぐゴルフ行くわけないじゃろ
首脳会談か、天皇表敬訪問が先ではないか、身分の低い者にはわかりませぬ。


安倍さん衆院選勝ってよかったですね。



先月は天皇陛下が隣町の日高市にある高麗神社に参拝に来られました。
そのときの警備が半端でなかったこと。
圏央道の狭山ICから高麗神社への一般道が全て通行止め、信号機全部青にして
沿道は数十メートルおきに警備員を配置し、安全にご通行いただいた。

米国大統領の訪問となれば、天皇陛下以上の警備体制をとるでしょう。
なにせ北の最高権力者が敵だと名指しする2名が同時に
日付と場所まで予告して会うのですから、2名の敵を倒すには絶好の機会です。
おそらく特殊工作員が川越周辺に集結して指令を待っているところでしょう。

ここからはシナリオですが
警備が厳重な沿道からの攻撃は阻止される可能性が高いので、やらないでしょう。
おそらく警備が手薄な空からやってくると思います。
川越周辺は雑木林も多く、空き家などを借り上げて、容易に潜伏できます。
元々、よそ者の多い地域ですから怪しまれることもなく、遠隔操作で
360°カメラ付きのドローンを飛ばすでしょう。
最近はドローン捕獲用のドローンもあるため、最も高性能な機種で高速で一気に飛ばすでしょう。
そして標的は目立つ格好でSPに警護されながら、プレイに勤しんでいることでしょう。
武器は先日も暗殺に使用されたVXを使うと思います。
袋かカプセルに入れたやつを上空から落とすだけです。
地面で炸裂したカプセルからVXが飛散します。
あとはドローン回収するか、証拠隠滅のため時限発火させて終了です。

こんなことは警察も想定しているはずなので、史上最大規模の警備体制が川越市内で見られることになるでしょう。
全身泥まみれになってモトクロスしている人をみてバカ者呼ばわりする人がいます。
一般の人からすると至極当然なことだと思いますが、レースに出る当事者からすると
日本のレースは半分雨といっていいくらい泥のレースが多いです。
だから晴れの日に速く走っていい成績を目指すのと同様に、マディーでも速く走ろうと懸命に努力するのは、レーサーなら当たり前ですね。
やってない人の言葉に耳を貸す必要は全くなく、やらない人側につくときはレースを辞めるときになります。
私の知り合いにはモトクロスしている家族に離婚経験者が少なくありません。
家族に反対者がいると家庭内が円滑にいかなくなるようです。
泥のモトクロスにも笑顔で送り出してくれるパートナーがあってほしいですね。

そんな良き家族を持つひとたちで構成されるMX日本GPが台風接近の悪天候の中、開催されましたが
やはりドライコンディションとは違ったライダーが頭角を現していましたね。
かわりに泥の練習を怠ったライダー、ポイント死守に走ったライダー、いつもより低迷した結果に終わっているのがリザルトから見てとれます。
ワールドWMX5連覇のキアラ・フォンタネージ選手、生で見たかったけどもう来てくれないんだろうな。
IA2予選6位通過は本物の速さですね。日本のモトクロス男子の9割は彼女に勝てないでしょう。
AMA2位のJ・マーティンをヒート2で破った古賀
1A1のワークスチームではない星野の優勝など現地では波乱の展開だったみたいですが
仕事優先、貧乏暇なしなんで観戦は叶いませんでした。

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工場の前の私道
冠水しています。

もう昼なのにこんな状態です。

幸い工場の床はかさ上げしてあるので業務に支障ないです。









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家には大きな雨水枡が二つあるので
通常の雨は問題ないですが

今回の雨台風は私道の奥にある畑を池にしてあふれさせてしまいました。
この地域中の水が低い土地に集まってきたみたいです。

側溝なんか関係ない水量です。
町内は畑から流れ出した土砂を洗い流すことで大わらわになっていました。
自然の脅威に人間は成す術がありません。
先週のmotoGPといい明日のMX日本GPも大雨のレースで、本当に日本はどうしちゃったんだろう。
こんなことでは参加する人も観戦する人も減少するのは必至だと思います。
現役のころは雨でもマディーでも練習するのが当たり前でしたが
最近の人は雨の練習をお休みすることが多いらしいですね。(マディー走行こそ上達のチャンスなのに)
私はとっくにお気楽モードですから、雨の日は出かけないで工場に籠って仕事します。

昔S80と呼んだのですが、85ccエンジン禁止のクラスがあるようです。
必然的に旧型の80エンジン探すようになるので煩わしいですよね。
そこで、レース関係ないサーキット走行なら85エンジンで作っても自由なわけです。
ミニバイクはNSR80ワンメイクな感じがしていたのですが
今回は4ストNSFの車体にエンジンスワップしたCR85エンジンのレーサーです。


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NSRに似ているようで
フレームが違うんです。

エンジンは削り出しのマウントブラケットで
フレーム未加工のままCR85エンジンが
搭載されていますが

これにボルトオンで付くチャンバーは無いんです。
だから新規製作するしかありません。

チャンバーレイアウト検討中




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本当はチャンバーをエンジン側に近づけたいのですが、ロアークロスパイプが干渉するため、高さはここが限界です。
NSRフレーム仕様より低い位置になりますが、アンダーカウルは取り付くはずなんで
このまま続けます。


パンチングメタル入荷したので早速インナーパイプ作って、マフラー組立てました。
今回のは従来型と違っていて、φ54からφ38.1に絞るので
途中で2種類のインナーパイプを結合する方法です。

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重量測定

エキパイ
 チタン 0.6kg(スプリング込み)
 ノーマル 1.0kg(バンド除く)

サイレンサー 
  アルミ/チタン 2.2kg
   ノーマル  3.0kg

フルエキ重量 2.8kg
 
1.2kg軽量化達成です。



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600gチタン

全部手曲げです。

拡管金型2種類と
口元ツバ出し金具製作が必要です。

チタン素管3種類で4。5万円くらい仕入れました。

サイレンサージョイントのφ54は1.3万円
(2m)仕入れです。
カネ掛かりますけど材料無いとつくれんけんね。


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ノーマルと同等の長さですが
斜め右に突き出したマフラーは
張り出しが大きく、転倒時にぶつかる懸念があるため
途中で曲がったサイレンサーにして
シートレールと並行に出しました。

インナーパイプも中で曲がっているのです。








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組立て完了

音量測定も実施しました。

2mMAXで 106.9dB/A

ノーマルサイレンサーも同条件で測定し
 
109.7dB/A 意外とうるさい。

計測器機差もあるため参考ですが
ノーマルを3ポイント下回る性能のため
音量オーバーしたときにディフューザーを入れることも考えていましたが、不要ですね。

ストレートパンチングを使ったサイレンサーテクノロジーの成果です。


それから、これらはラインナップ品ではありませんので、車体お持ち込みなしでは作れません。


新規製作は型作りしながら行うので、時間かかりましたが、大体見えてきました。

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チタン・エンドパイプ

チタン板は固いので成形は難しいと思います。
3ピースを溶接でつなぎ合わせています。

ノーマルより軽いはずです。

取り付け穴は整備性を考慮して
リベットでなく、M5ビス止めにしてあります。






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マフラージョイント・パイプ繋がりました。


マウントステーはこれから作ります。

実はパンチングメタル欠品に昨日気付き、
注文しましたが月曜入荷ということなので
完成は火曜日ですね。

土日は違うことして過ごします。







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マウントブラケット取り付けました。

6mm板に3mm補強パッチ付きで
耐久性を確保。
モtクロスの縦Gは強力なものです。

強度屋こだわりのマウント形状です。

最近のモトクロッサーはラバーマウントにしてない理由として考えられるのは
サブフレームと一体でしなるように設計されていることです。
ジョイントパイプがしなって応力を逃がす方向です。

因みに6角断面の理由は
丸や楕円よりパイプの縦横剛性が上がるためですね。
平な板はしなりやすいですが折り目を付けることで板がしなり難くなります。
また、3角断面が一番剛性高いと思いますが、最も容積が小さくなります。
角を4角、5角と増やすことで同じ板面積でパイプの容積が増していきます。
生産性とパイプの剛性確保という意味で6角断面を選択しました。


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ジョイントパイプ接続部

ガスケット無しで差し込んでいます。
絶妙の嵌め合いキツさに拡管するため
金型作っています。

ガスケットや金属バンドが重量物になるので省略できます。

φ54パイプの隙間が上下数ミリというレイアウト。製作の難易度を上げています。

早くパンチングとグラスウール入れて音を聞きたいです。

これは私がホンダ在職中に取り決めを交わした材料メーカーですから
退職した今は関わりのない立場でありますが、一言いいたいと思います。

トヨタでもホンダでも大量リコールの報道は目につきますが、これらは製造者が本当にわからなくて
出荷後に問題が発覚したものが殆どだといえます。
使い続けるとユーザーに迷惑をかける可能性が高いため、対照号機の無償交換を実施するものですが
今回の検査データ改ざんは即リコールという結論に至らないでしょう。

あくまで推測ですが、材料メーカーは輸送機器メーカーと製品の開発段階から材料の仕様について
協議し、試作テストを繰り返した後に量産化決定するのが普通です。
その材料仕様は図面同様の効力で製品はこれに適合してないと不良と判定して出荷しないのが原則です。
そこで一部不合格のスペックテストがあったのだろうと考えられますが、不合格データを合格に書き換えて出荷したという不正内容のようです。
両者で交わした契約どおりに製造と検査が行われなかったので契約不履行ですから、出荷停止して
正規品と取り替えるといった手段がとれそうにない大規模の問題です。

そもそも金属材料を製造する現場で重大な手抜きがあったとは考えにくい、おそらくJISの規格は満足した材料はできているはずです。それはミルシート(成分分析書)確認でわかります。
おそらく輸送機器メーカーが開発した特殊材料に規定された機械的物性の確認テストで数値が下回ったのを書き換えたのだろうと思います。
ニュースでも言ってましたが「データより納期優先」ということでスペックテスト不合格で材料ロット全て破棄して作り直す時間的余裕がなかったのが不正の原因だということです。
やり直していると合格するのにいつまでかかるかわからないし、契約したすべての顧客(メーカー)の生産計画を見直しさせる事態になるはずです。

さて、すでに出荷納品済みの自動車や電車、航空機はどうなるでしょうか。
軽合金だとボディーの大部分に使われているかもしれませんね。組み換えとなると稼働しているものを止めて、ということですが組み換える場所や人員も容易には確保できないでしょう。
現実的には不具合の影響度と組み換えの損失を考慮して、何もしないということになるでしょうが
製造メーカーはスペックを下回ったデーターを収集して実機でどれくらいの影響があるか保証する作業が発生することになるでしょう。
そのための人件費が掛かってくるので神戸製鋼側に請求するという形になるのではないでしょうか。

実際、不合格であった機械的物性がなんであったかは不明ですが、運転中に短時間で破損するという危険性ではなく、寿命が正規品より短くなるといった結果になると思います。
例えば100万キロ走行できるはずの自動車が50万キロで破損部品がでてオーバーホールが必要になるとか。
航空機は非常に問題ですね。最近飛行機のパネルが空から落ちてくるニュースがありましたが
同様のことが増えてくるのではないかと。
日常の点検頻度を増やさないとこれからはいけないでしょう。

契約通りに材料の製造が出来なかったメーカーを責めるべきか、より高品質、高性能を目指して
過大な要求を突き付けている輸送機器メーカーを鎮めるべきか
いずれにしても便利さを追求し続ける文明全体で考え直す必要があるのではないかと思います。
「本当に必要なんですか」


j自動車の場合は国土交通省の型式認定を受けていなければ販売できません。
国交省は定期的に製造メーカーに立ち入り監査を実施しますが、必要なのは
検査成績書が保管されていることなので、データの信憑性までは問いません。
品質保証部門が信用されているからですね。
ところが、取引先とはいえ改ざんされた検査結果の材料で製造されれば、
車両は認定時の規格を満たしていないと取られますので、国交省としても
騙されたという形で、取引先の監督不行き届きを問うでしょう。

神戸製鋼の管理担当者もルール違反承知の上で苦渋の決断だったでしょう。
軽合金メーカーは他にもあります。住友金属や昭和電工など技術力で肩を並べるメーカー揃いです。

同じ性能なら価格の安いものを選ぶ、企業なら当然のことだし複数のメーカーと競合するのも
当たり前のメーカー選定方法です。
おそらく発注を獲得するために、他社との競争に勝つため、販売価格を下げて
輸送機器メーカーと契約したのでしょう。
品質保証は製造コストに反映されます。そこを安く見積もられた。

品質保証なしで製品作るとどうなるか、某国製品をみれば明らかですね。
実用強度は満たさないばかりか、取り付かないものまであります。
製造者は販売価格を下げなければ商品が売れない。
または宇宙ロケットやジェット機のようなビッグプロジェクトといえども予算には限りがあります。

だから、素材メーカーには価格を下げるように圧力があったかもしれません。
材料のロットアウトなどやっていては、納期に間に合わず顧客(メーカー)に迷惑がかかり
発注量を減らされるなどのペナルティーが課せられることになります。
そうなると管理者責任重大で、そのプレッシャーに耐えかねてデータ改ざんに至った。

以上のような推察ですね。
ホンダの場合は品質部門は製造コストには関わっていません。
本社購買や原価企画室が決定することなので、検査費用などについては考慮していません。
設計から提示されたスペックを遵守するだけの役割ですから。

やはり高性能、高品質なものは限られた顧客だけのものなので、製造コストはかかっても、
販売価格が上がってもしっかりと保証して作られるべきだと思いますね。
2018モデル、直に見るのは初めてですが、これぞ新型のThe Motcrosser!ですね。
エレクトリック・スターターは指先の軽いタッチで、コールドスタートにも関わらず瞬間で始動します。
コーナリング中にエンストしたとしても足を着く前に再始動できるそうです。
あれだけ腰痛になるくらいキック踏んでいたのや、再始動に時間がかかって順位を落としてしまったり
そういうことがこれからのモトクロスには無くなるのだ。
不安が取り除かれることで嫌いになっていたレースも楽しみになってくるかもしれません。

リチウムイオン・バッテリーとセルモーターで僅か2kgなのに、潔いことにキックシャフトやギヤも存在しません。Rケースカバーにはキックを取り出す穴さえ無いんです。
走行しながら充電するし、3か月くらい走行しなくても電圧は保てるそうです。

さらにWiFiルーターがLサイドカバー内に取り付けられ、純正のセッティングツール無しでも
スマホでFIセッティングが無線で可能だという。
私が持っているCRFなんかセッティングツールとノートパソコン、12Vバッテリーが必要で
それぞれメインハーネスにカプラーで接続しなければ送信できないというわずらわしさ。
電源は車載のバッテリーを使うのでハンドルのスイッチで起動できるし
アクセル開度や水温、エンジンの運転時間などセンサーで計測されたデータは保存されて
任意に確認できるため正確なメンテナンス時期も設定できるでしょう。

そんなデジタル時代のオートバイですが、マフラー作りの現場はアナログの世界です。

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後方排気のエキゾーストは
特徴的なレイアウトでシリンダーに沿って回っていますが、かつてない太いサイズのパイプのため
手曲げの難易度が高くなります。

φ48.6の90度曲げに失敗して
チタンパイプ1mも無駄にしてしまいました。
限りなく利益が出ないと思いますので
ワンオフ製作しかやりません。

マフラーもレーサーとしては最大級です。
これより軽いやつを作ってほしいという依頼。
音量もノーマルで大きめだというので
手強い相手になりそうです。
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エキパイ繋ぎ終わったとこです。
フランジを固定しないと位置決めできないのですが
このとおり、マフラーとエンジンハンガーが付いた
状態ではアクセスできません。

何回も脱着して確認しました。


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マウントステーとスプリングフック装着。

φ48.6部分の曲げがうまくいきませんでした。
輪切りにしようかと思いましたが
比較的マシな部分を使って繋いでみました。
これくらいが手曲げ限界ですね。








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シリンダーを取り巻くエキパイ。

これは他メーカーのマシンと違って
張り出しがないので
転倒や跳ね石で凹むリスクが無い形状です。

転倒がつきもののモトクロスにはベストな形かもしれません。
後方排気とストレート吸気でなければ
こうなっていなかったはずです。

モノクロスから始まり4ストモトクロッサーや、5バルブなど
斬新なアイディアを世の中に排出して楽しませてくれるヤマハです。














先週のおさらい、現行チャンバー採寸⇒YZ125ノーマルスペックと比較⇒モディフィケーション
⇒さかなの骨による取り回し検討⇒展開図作成⇒チャンバー製作⇒サイレンサー製作
⇒チャンバーとサイレンサーマウント。
ここまで5日間の工程でした。

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現行チャンバーより全長を短く
テーパー角度はきつくしました。

加速性と高回転の充填効率をアップする効果を狙いました。

テールパイプの寸法も変更し、排気の流速を速め、それに合わせた内部構造のサイレンサーで抵抗の少ない排気を目指します。







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チャンバーのマウントは現行のステー穴位置変更で取り付きました。

サイレンサーは専用のバンドを作ってマウントしています。











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エンジンはYZ125です。

チャンバーはモトクロッサーの諸元より少し変更してあります。

ミッションカートに要求される特性が未経験のため大幅な変更ではありませんが
現行品よりノーマルに近い寸法にしてみました。

取り回しはこの車体専用なのでオリジナルの型を新規作成が必要です。





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サイレンサーの位置は特に規定はないそうですが、エンドは後ろ向きがよろしいでしょう。
真直ぐ後方排気も考えたのですが
マウント方法が大掛かりになりそうなので現行品を踏襲した形にしました。

日本のモータースポーツを2輪、4輪と
黎明期から牽引してきた一族の主宰される
スピードショップ・KUBOさんのステッカーが強面のマシンです。
6月のクラブマンMXで元全日本チャンピオンを地面に転がしていました。

夜の帝王K山さん所有ミッションカートのチャンバー製作中です。

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地元秋祭りの役員で土日、設営と撤収頼まれて二日ほど仕事が進んでいません。
慰労会はお断りして日曜夜、テールパイプまで行きました。



ようやくパイプが繋ぎ終わりましたが
まだマウントしてないです。

今日マウントとサイレンサー作るので
明日完成予定です。