2016年2月アーカイブ

80年ころ先輩から譲ってもらったRM125に乗ったころは何も出来んノービス君だった俺。
あれから36年経って、素人なりにも経験は積んできたので、あのころと違う自分が
あのころのRMに乗れるという奇妙な体験をするのであります。

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せっかくなんで、ちょっと覚えたチャンバー作りで
当時のマシンに味付けしてみようと思います。

修理したアルミタンク乗っけて、手作りチャンバーに交換して工場レーサー風というコンセプト。


肝心のエンジン、足回り部分は手付かずですが
故障しないことを祈ります。






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これは型を決めようとしているだけなので

製作はもうちょっと後になります。

なんせ遊びじゃけん仕事の合間にちょっとずつね。



「タンクはオートバイの顔だ」などと言っている奴が凹んだままのタンクを使っていたのでは信念に反する。
というわけで、チェッカーズのシマダさんからPV50チャンバー代金の代わりに頂いた3型RM125のアルミタンクを直すことにします。

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マジックで囲んだ部分が凹みです。















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目立つ凹みは3か所確認できます。

これらを、塗装する前に修理します。













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今回はこんな道具を作ってやってみます。

アルミ板にM8のネジ付きカラーを溶接し
鉄の棒をネジ込み引っ張るつもりです。












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凹み箇所にアルミ板を溶接して
バーナーで炙りながら引っ張ります。

かなり板厚が薄いらしく、
あっさり板が割れてしまいました。

こりゃあ余計な修復作業になったぞい。
やめときゃよかったな。
と後悔先に立たず。







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溶接しては削って均すを何度か繰り返し
メチャメチャな肌になってしまいました。

自分のだからいいけど、こんなに下手な修理では人のやつはできませんね。











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これ以上やっても綺麗になる気がしませんので
これくらいで止めておきます。

仕上がりは塗装屋さんに委ねたいと思います。

塗装はフラワーオートさんに頼みます。


3月はMXレースに2回出る予定なので、そろそろ準備を始めないといけません。
13日はMCFAJ、20日がチキチキVMX。
レース日には53歳になっているというのに、「何はりきってんの」といわれそうですが
はりきってはいないです。日常は仕事ばっかりなんで1割くらいの時間をモトクロスに割いて
体と精神のリフレッシュを図るのが目的なんで、目的意識を持たなかったら唯の老人になっていくだけだと思うんですよ。
だから少々体がしんどくても、時間がなくて面倒でも直すとこは直してレース走りたいです。

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78年型RM125ですが
一昨年、菅生のビンテージイベントに出て以来エンジンもかけていません。
外装や足回りの清掃や給油だけしておいただけですが
いつか直そうと思って放置していたのがこれ

クリーナーBOXです。大きく割れて一部欠落した状態です。
38年も経過したプラスチックは紫外線などで分解されて、崩壊寸前です。
このまま使い続けるわけにいかないので
グラスファイバーで補修しました。

ファイバー・レインフォースド・プラスチック(FRP)

プラスチックだけの固さでは実用的な強度を持ちませんが、ガラス繊維を張り付けることによって構造物として成り立つようにできます。
ガラス繊維をプラスチックに埋めると強度が出る原理は、鉄筋コンクリートと同じです。
鉄筋そのものは一定の外力で変形しますが、コンクリートに埋まっていることによって変形し難い構造物になるわけです。
ガラス繊維も、それ自体は自立できないほど柔らかいですがプラスチックに埋められることによって繊維の移動が困難になり構造物になるということです。
金属の合金設計も似たような原理です。母材の金属の強度を上げるために少量の元素を添加することによって硬さや粘りのような性質を向上させることができます。
これは金属が持つ特有の結晶構造がありますが、純粋な金属は規則正しく結晶が配列されていて、大きな外力を受けると結晶の格子が歪んできたり、粒界で滑りが生じます。これが変形や破壊につながるメカニズムです。
ところが歪みやすい結晶格子に不純物(合金元素)が多数介在することによって、滑りにくい=変形しにくい、金属として生まれ変わるということなのです。
熱処理という操作は合金元素が分布する状態を加熱管理することによって調整できることが分かっているので
行う作業です。

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リヤフェンダーも純正廃番なんでしょうか。
海外のリプロ品だと思いますが
強度が不足しており割れてしまいます。

これは先端が割れて欠損していたので
FRPで補修しました。

白い部分は表面を均す目的でポリエステルパテで成形しています。
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裏側も段差がないように補修します。

母材より板厚が増えて、少々のことでは割れないと思います。

中古品再生というほどの品質ではありません。
なにしろ樹脂成形などやったことがないに等しいですから仕事にはならないと思いますが
自分で使うには十分な強度になったと思います。





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缶スプレーでタッチアップしておけばこのとおり

素人DIYでプラスチック部品修理でした。
こんなことも遊びだと思えば楽しいもんですね。

四国にいたころは桶川という河原にモトクロスコースがあるものと思っていました。
埼玉へ来てから、あれは荒川で、場所は川島町だとわかりました。
しかもコース名はセーフティーパーク埼玉という、どこにも桶川に絡んでいないというのに
正式に桶川と呼ばれた理由がいまだに不明のコースで開催された全日本MX。

これはTV放映されたもののようですが、私の記憶にはありません。
あの頃はホンダ栃木工場に長期滞在で会社で借り上げた宇都宮駅前のホテル住まいでしたから
TVも観ていないし、MXしにくい環境に置かれていましたから、このレースは今回初めて観ました。

日本のモトクロスが最高に盛り上がった時代であることを観客の多さから想像できます。
MFJレギュレーションも変革の時期で、125と250両方乗るのが当たり前だったのに
国際A級は前期と後期にわかれて、250と125を乗り換える規則だったと思います。
だからこのレースは全員250ccで予選も3組あります。
国際A級が半分以上予選落ちになるのですから必死になりますよね。

ホンダはオートマチックRC250Mで宮内隆行と大塚忠和が走っている貴重な映像です。
無限の安井崇、ヤマハの田淵武、SUZUKIの松田強、馬場義人。川崎はチャンピオン岡部篤史。
誰が勝ってもおかしくない強豪ぞろい、面白かったねー。





しかし、OPのレポーターは他の人に頼めんかったかいね。
アイボンかヒカルンバみたいなのでええんよ。
日本で最初に開催する公式戦ということです。例年なら極寒の中、凍えながら走ったのですが
今年は暑かったです。ついでに超マディーのレースでした。

昨日の夜中から明け方にかけて雨の音を聞きながら布団で寝ていましたから、半分行くのを止めようかと怠惰な考えと走りもしないで諦めているのは情けない敗者ではないか、と悪魔の囁きが・・
結局マディーが分かり切っているのにオフビへ行ってしまいました。

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一台止まると次々に止まる。

そして上がれなくなったマシンが逆走し、人がコース内に入って助太刀する。

午前中のレースは大体こんな感じです。
上級SEもスタック続出ですから、失敗しても恥ずかしいことじゃないです。

挑戦する気持ちが大事だと思います。
たぶん普段の生活でこんな辛いことしてないじゃないかと思えます。
苦難を乗り越えたときに違う自分になっているでしょう。


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スタックしているマシンを出してあげるコースオーナーの福本さん。
「オイ!チャンピオンに何やらせんだよ」

私も午前中のレースは路面が難しくてコースアウトしてしまい完走者中最下位の9位になってしまいました。
やはり156cmで450操るのは無理かなと心が折れるレースでした。






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メインイベントGP&SEのスタート前
今年MFJ3階級特進のペイントマンユージの息子と91年MXデナシオン代表選手の田淵武選手。
KTMに乗り換えた星野優位など、役者は揃っています。
が、しかし路面がねェ。







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午後のレースも大失敗を犯してしまい
スタート直後にギヤ抜けして最後尾からの追い上げで3位表彰をいただきました。

大勢のライダーが転倒している脇を無転倒で走り続けただけですが
ちょっとスピードが速くても転倒したタイムロスは挽回できませんから、転ばないという作戦の結果なのです。

朝、雨音を聞いて止めていたらこのような経験が積めなかったわけですから良しとしましょう。


しかし午前中450のキック踏みすぎて腰痛がぶり返してきました。明日のの仕事が辛いだろうなー。
2014年に一年落ちのCRF450を新古状態で購入し、2015年は骨折などで半年くらいしか乗っておりませんが、3年落ちの実質1年使用くらいです。
全然不具合ないのでエンジンのメンテナンスもやっていませんが、レース前なので何もやらないで走るのもマズイなと思い、バルブクリアランスを測りました。

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2年ほどノーメンテだったので、バルブ周り摩耗しているだろうと思ったら
4本ともクリアランス規定値内で
本来バルブフェースが摩耗したらクリアランス減る方向なのに、規定値の上限に近いというのはどういうことか。

バルブシートにカーボンが堆積してくると逆にバルブステムが下がる現象が起きることがあるので、
今度燃焼室周りのカーボン除去することにします。




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スロットルボディー

2輪はキャブレターで十分と思っていたのは5年前。
これを手に入れてしまうとキャブ車はもう必要ないと思えます。
実際、一部のミニバイクを除いて生産されていませんが
何が違うかというとセッティングの可能性が無限大に広がるのです。

スロットル開度毎、エンジン回転毎の点火時期と燃料噴射量が任意に設定できるのですから

サスペンションに例えると減衰調整なしのショックと圧側伸び側減衰力調整付きショックのどちらを選ぶかといえば、断然後者でしょう。
たまに「オレは調整はしないから安い方がいいよ」という人もいますが、先端の技術は受け入れた方が賢明です。
なにしろ性能が違うのですから、
乗り手にとってはキャブ車だろうがFIだろうが、どうでもいいことで要は性能がいい方に乗りたいと思うはずです。
それにメーカーが応えてくれているのです。

もちろん性能本位でなく、排ガスのコントロールを可能にするための技術でもあります。
空燃比の調整は理論空燃比14.7:1を基準にリッチ(濃厚)やリーン(希薄)に設定するわけですが
冷感時に燃料の霧化が悪くリーンになるため不完全燃焼が起こる。
すると吸入空気中の窒素が反応してNOxを生成する。
逆に高負荷時に燃調をリッチにするとCOとHCが生成する。
これらの有害な排出ガスを完全燃焼できるように運転条件にあわせたマッピングで(3次元データ)解決できるわけです。
そこで排ガスのコントロールは同時にパワーフィーリングも変更できることになります。
キャブレター時代は点火時期の変更はステータベースを動かすことで行っていましたが、これでは全体がずれてしまうのでFIのようなアクセル開度別、エンジン回転別の変更などは不可能でした。

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フューエルインジェクター

φ5くらいのノズルに12個の微小な穴が開いており、燃料を霧状にして飛ばします。
スロットルボディーのバルブ直後、最大流速になる場所に噴射しますので空気と混合されて燃焼室に届きます。

燃圧はフューエルポンプで加圧されており
インジェクター内のソレノイドバルブ(電磁弁)が開閉し
エンジンのサイクルに同調して噴射する機構です。
高性能だけど意外と安くて、インジェクター単品で8700円です。
最近はチューニングカーの技術で、これを交換する方法もあるらしいです。(オレにはノーマルで十分だ)

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レギュレータ、レクチファイヤーとコンデンサー

ECU(コントロールユニット)
点火や燃料噴射を作動される頭脳のようなもの、これ一個で全ての電装部品をコントロールしています。37700円

キャブ仕様のレーサーには見慣れないレギュレータですが、コンピューターや各部センサーなど一定電圧の電源を作り出すために必要な装備です。

コンデンサーは強力な点火を生み出すためIGコイルへ接続されています。
バッテリーレスなので点火で電力を消耗してコンピュータの誤作動を防ぐための蓄電の役目だと思います。

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今回電装部品を取り外したわけは
ワイヤーハーネスの清掃のためです。

これには13個のカプラーが付いていますが
(2スト時代はカプラー1個くらいだったような)
カプラーには泥水が侵入します。
泥水が乾くと泥になります。
これを繰り返していくうちにカプラーがきつくなって外しにくくなったり、接点の腐食の原因になります。
なので時々外してカプラーを清掃しておくとよいのです。
高回転回すヒトやジャンプをたくさん飛ぶヒトにたまに起こるハーネスの断線がありますが
エンジンが止まってかからなくなります。
修理不能な部分なので、ワイヤーハーネスASSY交換するしかないですが
普段から脱着しておくと交換時の手順がスムーズに行えるでしょう。
ワイヤーハーネス12800円。いざという時にスペアを持っておきたい部分です。



2014年の大雪と先月の大雪で懲りましたので駐輪場の雪避けのため、カーポート建設です。
乗らない保存用バイクは、よそのガレージで預かってもらっていて時々出動するマシンのみ駐輪するスペースです。

従来はバイクカバーにキャノピーの2重被せでしのいでおりましたが、雪が積もったときは除雪の邪魔になるので
思い切って屋根を付けることにしました。

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長持ちさせるため鉄骨の端は鉄板溶接して補強しておきます。

柱はセメントで埋めない方法で設置しますので
こちら側が地面に着きます。

風で飛ばないように、隣の工場と金具で連結と
アンカーで地面から引っ張るように固定します。







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屋根材はこれから付けます。

鉄骨の骨組みまで組み立て完了しました。

解体や移設が容易にできるように基礎工事無しのボルト組み立てになっています。

今週末は天気悪い予報ですから、明日中に完成させたいです。






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何が大変かというと、仕事止めないで工事していますので
午前中カーポート作り
午後からチャンバー製作などと
いつも以上に働いていて寝不足状態です。

これはYZ125チャンバーですが、土曜日夜に取りに来るというので
金曜夜中の12時に完成しました。
翌日はオフビでマフラーテストの予定なので
製作業務はお休みです。






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土曜日の夜に雪が降ってしまって、
作業中断を心配しましましたが

日曜日は快晴で絶好の工事日和。

強化プラスチックの波板を屋根に葺いて
カーポート完成です。(クルマは入らんけど)

材料費2万円
工作時間1.5日

何も生み出さないものに余計なカネは使いませんけど雪避けには十分だと思います。



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こちらも雪対策スタッドレスタイヤです。

雪で行動が制限されるのもつまらんことですが、
何より安全のためにお金を惜しんではいけません。
高性能BSブリザック、4本で8.8万円。
つでに軽トラもブリザック4本
こちらはホイール付き中古4本で1.2万円。

これで雪でも安心ドライブのつもりが
全然積もらん、早く雪降れ走行性能確認じゃー!




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勢いに任せて、雨樋も付けてしまいました。
養生シートで囲って横殴りの雨もシャットアウト。

これにて快適駐輪スペースの完成と相成りまする。








「早う仕事せんと、なんしよるんじゃー!」