30年ぶりの整備

月日が経つのは早いもので、前後ドラムブレーキ車の整備を2014年にやることになろうとは20歳ころに想像できたでしょうか?
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前後ワイヤー式のブレーキなので、ワイヤーインジェクターの出番です。
この道具は30年前から使い続けています。

CRC556をブシューと噴射して
ケーブル内を浸透し
ワイヤーの反対側からCRCが噴出したときの気持ちよさ。
ノービスのころはレース毎にやっていたメンテナンスですが、やってないとライバルに負けてしまう気がしていました。
ブレーキパネルのグリースアップも同時に行います。

今週末はスポーツランド菅生でビンテージDEモトクロスがありますが
台風接近が予想されますので摺動部分のグリスアップは旧車にとっては重要な作業となります。
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破れたグリップラバーの補修にはシューズドクターを使います。
破れたグリップから泥が侵入してアクセルワークに支障が出ることを防ぐためです。
新しいブリップに交換すればいい、という考えはビンテージMXの分からない人ですね。
スズキの純正グリップを見て、触っていたいから補修しても使い続けたいのですよ。

高性能を求めたいなら新型車に乗ればいいだけのことです。

シューズドクターはプロのレストアでもご用達でダメになったゴム製品全般の再生、補修に使われている裏技です。


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雨でなくてもタイヤは重要です。エンジンやサスは騙しだまし乗れても、チビたタイヤ(西の方ではチビル、東では減る、と言います)
では上手く走らせることができません。
元々腕が悪いんですからタイヤのグリップ力に助けてもらうのはズルくないですよ。

フロントはIRCのIX07S現行のパターンですね。
リヤはDUNLOPのMX51ですが18インチなので選択肢は少ないです。
私的にはブロックの角があれば、どれでもOKです。

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