サーキットの狼

先日所用で成田へ行ってきましたので予てから希望していた「サーキットの狼」ミュージアムへ足を延ばしました。
1969年「あらし3匹」を連載していた池沢さとし先生の漫画、小学生だった私も読んでいました。
そして空前のスーパーカーブームを起こした「サーキットの狼」、カメラ持った少年たちが国道沿いに、いつ通るかわからないスーパーカーをもとめて待ち続ける現象は正に私たちの世代。
しかも、劇中に登場するスーパーカーたちは実在のモデルがあるという事実。

池沢さとし先生は夢中になった漫画は4つだけだとコメントされていました。
巨人の星、あしたのジョー、ハレンチ学園、男一匹ガキ大将、
私はこれに加えて、空手バカ一代、デビルマン、ワイルド7、ですね。最後は「熱風の虎」、これは月刊オートバイ誌とリンクしたオートバイ群が登場する漫画だったので夢中になって読んでいましたが
私の漫画経歴は中学で終わっているので、2輪愛好家ご用達の「バリバリ伝説」は既に読んでいなかったので、80年代以降の漫画を全く知りません。永遠の昭和世代なのであります。
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30年以上忘れていました。
漫画離れしていたので続編「モデナの剣」も読んでいなかったのですが

クルマメーカーに勤務して国産スーパーカーの製造にも関わったし、現実の世界を大いに経験して、漫画はもういいかな、と思っておりましたが
少年期に読む漫画が、いかにその後の人間形成に影響するかということを身をもって経験したのでありました。
プロスポーツ選手の多くは漫画の主人公に憧れて、サッカーや格闘技を目指した事実。

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やっと会えました!
夢のようです。本物のロータスヨーロッパ
主人公風吹裕矢の愛車











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ライバル早瀬左近のポルシェカレラRS

本当にあったんですね。











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潮来のオックス駆るランボルギーニLP400

60°V12気筒、ガルウイング
リヤタイヤ325サイズ標準装備!









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飛鳥ミノル駆るランボルギーニミウラ
カウンタックの前モデルのため60°V12気筒。
流線形の低いボディーラインは後にも先にも最高傑作だと思います。









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漫画以外の名車も多数展示されています。
手作りのため売れば売るほど赤字だったというトヨタ2000GTオープンカー











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企業の博物館ならいざ知らず、個人所有のモーターミュージアムとしては日本最高でしょう。
こんな希少車も(実働です)あり

1969第一回日本グランプリ出走の
NISSAN R382
黒沢元治、北野元選手ドライビングで
富士30度バンク時代を走ったレースカー。





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手は触れませんが、接近して観れるので大満足です。

R382のタコ足は全部プレス成型品なのですね。クラフトマン精神溢れる造形が美しいです。

やっぱり来てよかった。
いつまでも眺めていたい衝動を抑えつつ会場を後にしました。

金土日、毎週開館、入場料700円ですから、今度一日かけてゆっくり観に来るぞ!

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帰りはさらに寄り道して犬吠崎の灯台をみてきました。
雄大な太平洋をバックに撮影。

1874(明治7年)建造の国産レンガを使った灯台としては日本初(そりゃそうでしょう)だそうです。
ヒストリックな物に惹かれる私です。

ツーリングコースの一つにお勧めです。

本当に日本っていいところが多いです。

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