ローンチ・コントロール

電子制御のローンチコントロールはF1では禁止になりましたが、2輪では合法的に存在しています。
電子制御で燃料や点火時期を発進専用にコントロールして後輪のトラクションを稼ぐ技術です。
電子制御が無い車両の静止状態からの全力発進はアクセルワークとクラッチミートの繊細な操作と、
後輪に荷重するように体重移動や左右に蛇行することを抑えるバランス感覚など多彩な運転技術を瞬時に発揮しないと前には出られないものです。

そしてオフロードにも電子制御はありますが4輪やリッターSSのような複数のセンサーや大容量のECUが積むのが難しく、完全なシステムは開発できてないように思います。
そこで簡単なデバイスでライダーのスタートテクニックを補うようなことが一般的な方法です。

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今ではほとんどの選手が使っているであろう通称ホールショット・デバイス。
実は大勢が使っているので必ずしもホールショットは取れないデバイスです。

なんで今更この話かというと
17年前に作ったのが出てきて、当時はCR85に付けていたのですが
これつけていてもウイリーになってスタート失敗しているのに、外してみたらホールショットだったり、付けなくても結果は関係ないということで、02年以降使っていなかったのですね。

結局スタートの良し悪しは、グリッドの状態や集中力が左右するもので毎回路面コンディションに対応するしかなかったわけです。
そう思い続けて今年になって使ってみようと思ったのはフルサイズでは試していなかったこと、昔作ったのをちょっと加工すれば使えるということです。
作らなくても1万円くらいで売っているものですが、自分で加工することをしないで安易に済ますことも許し難いことです。

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もうちょっとうまく出来んかなと考えて改良は続けていくと思いますが
とりあえず使ってみることにします。
2月から早速レース始まるのでそのとき結果が分かります。

これはノーマルのフロントフォークですが
私の体重では固いので、沈めてセットするのに一苦労です。
K・ロクスンみたいにジャックナイフしてブーツのヒールでセットするような技術があればいいですが
スタート前に手助けなしにセットする方法を考えましたので練習してから本番に臨みたいと思います。

このデバイス、どんな役目なのか分からない人もおられるかもしれませんが、
オートバイがウイリーするときに沈んだフロントフォークが伸びあがる動きをするので、その動きを止める働きがあるんです。
従ってウイリーしにくい=アクセル全開でスタート出来るという図式です。
逆にリヤサスが入らなくするアンチスクワット方式もあるようですが、電子制御サスペンションの話ですから、フロントもデバイスつけないでストローク止められるかもしれませんね。




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やはり17年前に作ったデバイスは気に入らなくて
やり直しました。

SUS304丸棒からストッパーピンを削り出し
圧縮バネなど変更して、ひと廻り小振りな寸法にしました。








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フロントフォークの圧縮には難儀しますが

サイティングラップ後スタートグリッドにつく僅かな時間でセットできないと使えません。

やはりジャックナイフしてヒールでセットする練習するか
近くの人に頼んで手伝ってもらうか、どちらかにするでしょう。




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