ZX10R考察

冬期はオンロードお休みですが(寒さに弱い体質なので)今後どのようにアプローチしていこうか検討するためにサイドカウル外して車体を眺めています。

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クルマの製造原価は売値の2割とすると
2百万チョットの10Rは40万くらいで1000点以上の部品を手配して組立てしていることになります。
残りの160万チョットは工場の利益や倉庫と物流コスト、販売店のマージンとして分配されているわけです。
40万くらいのコストで私なら何が出来るだろう?と考えると、これだけの完成品を一日に何百台も作れるメーカーの生産力というものに
唯、ひれ伏すしかないのであります。


この車両の特徴としてIMU(イナーシャル・メジャメント・ユニット)という車体の慣性モーメントをXYZ軸(ピッチ・ロー・ヨー方向の回転)で計測して演算し、EFIの調整を自動的におこなって出力コントロールするシステムが搭載されていることです。
運転に関わる5種類の電子制御システムが働き、運転手の技量を補って過度なフロントアップや後輪スリップをコントロールしてくれるハイテクマシンなのです。
トラクション
ローンチ(発進)
アンチロック
エンジンブレーキ
クイックシフター  これらのモードを左ハンドルのスイッチで任意に設定でき、マルチファンクションパネルで表示されるという手軽なセッティングモードを装備しています。
これだけで、従来のマシンには無かった電子制御システムを安全に楽しむことができる仕様となっています。

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大きなダイキャストで造形されたブラックアルマイト仕上げのフレームのおかげで
エンジン部分はシリンダーから上方が全く見えません。
スパークプラグにアクセスするにはガソリンタンク前方のエアクリーナーBOXを外す必要があります。
チタンのエキパイは4イン1の集合管ですが溶接固定なので一体で外れます。
縁石などで下側潰すと高くつきそうです。

クラッチカバーの位置が高いですが
メインシャフトとカウンターシャフトが縦に配置されていてエンジン全長を短縮することに貢献しているようです。
エンジン全長を短くするメリットはマシンの旋回性に影響する重心の位置を決めるのに
自由度が取れることにあります。
例えば重心を後ろにするとフロントの軽快性が上がるが直進安定性が落ちる
逆に重心前にするとハンドリングは重くなるが直進安定性が増す、など。
もちろん、重心の高さやステアリング・ジオメトリーも関わって総合的に決まる操縦安定性です。
では試乗した感じでは寝かすのに若干重さを感じるが直進性は良い(オーリンズ製ステアリングダンパーの効果)安定感のある軽さという表現でしょうか。
210kgもある装備重量でこの運動性は、いいバランスではないかと思います。

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サイレンサーはスリップオンですが
チタン製で重量2.2kgしかありません。
グラスウールは軽量化できないので金属部分は妥協してないです。
社外のスリップ・オンマフラー多数販売されていますがどれも10万円超えです。
そのうちオリジナルマフラー作ろうと思います。

中間のチャンバーは排ガス浄化用の触媒と
出口付近に排気バルブが装着されていて
パワーモードに応じてコントロールされる仕組みです。
公道仕様なので規制をクリアさせるために必要だと思いますので、このまま手をつけな
いでおきます。


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ショーワのバランスフリー・フロントフォーク
リヤショック同様に窒素ガス封入のサブタンク下に減衰力調整アジャスターを装備しています。
標準値では圧側、伸び側共固く両側1回転戻して今度試乗してみます。

ブレンボのフロントブレーキが標準装備されていてローター径はφ330
強力な制動力ですがABSのおかげでスリップしないで止まります。

ホイールはRRやSEに装備されているマルケジーニのフォージドではなくキャスティングです。十分十分


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フォークトップのアジャスターでイニシャル調整できます。
全6回転ですが標準位置で固く私の体重では全く沈まないので
最弱から1回転戻しで今度乗ってみます。
押した感じではよく動くようになりました。

オーリンズと共同開発のステアリングダンパー。SEの電子制御とは違いますが
おそらく、ゆっくりなら全ストロークで同じ減衰力、急な動きに対して固くなる設定だと思います。
デカイタンクは肘で挟むようにして乗ります。スクリーンに伏せると顎が乗っかる凹みがデザインされています。
オフロードと比較して走行中に感じる一番ちがうところは強烈な風圧だと思います。4輪運転しているときは全く感じない風の力がオンロードでは体力を奪っていくので
スクリーンに伏せたライディングポジションが最適です。

どおでしょう、200PSの最高出力を発揮させなくても常用スピードで高品質な走りを体感できそうだとは思いませんか。
もうお年寄りなんで、サーキット走行とかラップタイム更新などには興味がありませんので
日本のすばらしい道路が無限に広がっていますから、よきツーリングアイテムとして考えておきましょう。



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