2018年3月アーカイブ

私が最初に見たDTはモノクロスサス仕様だったので、ツインショックのDTは初めて見るもので
どこがオリジナルでどこが改造なのかも全然わかりません。
しかし、持ち込まれたノーマルらしきチャンバーを基に新作することにしました。

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タンクやシートは取り替えているらしく
こんなだったかな、くらいの記憶です。



さー、困ったぞー。









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サイレンサーもこれだったのか、
いや、そんなはずではない。

とにかくチャンバーのレイアウトはノーマルを参考にするということで
あとは、採寸して新型の展開図を作成してみることにします。









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途中は端折りまして、もう完成しました。

エキパイ形状はノーマル同様にして
後半の異形パイプ部分は
推定で寸法を決めてチャンバー作りました。

サイレンサーは支給された中古品を改造して取り付けることになります。








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どうだろう、これでいいかな。
特に問題点は見いだせないのですが
一人でやっていると思わぬ見落としがあるものです。

あとはエンジン掛かって走れればいいと思うのです。








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エアクリーナーはフィルターのみなんで

チャンバーの下側がスッキリしていますね。
この間のRHみたいな難易度はありません。












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これは見覚えのあるサイレンサーです。

NSR250に違いない。
フランジとパイプが冷間鍛造で一体成形されたサイレンサーの後ろ側を切り詰めて
フタを溶接しました。

左斜め出しなので、マウントステーも捻った取り付け位置になっています。







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ヒートガード(サイドカバー?)も取り付けました。
これあり無しでDTらしさが変わってくると思うのです。
付けない選択はありませんでした。




最近メールの送受信トラブルが起きることが多いので
別のアドレスも追加しておきます。

お問合せは下記まで

precious_factory@ybb.ne.jp

国産リヤショックのメンテナンスは90年代からやってきました。
リヤショック専用オイルは一斗缶で2缶以上空っぽにしましたから100台以上やったと思います。
それでも方式が異なる外国製のショックは全然わかりませんでした。

なぜ外国製が国産と違う方式かというと、パテントの権利に抵触するため、同じ構造の製品を勝手に営利目的で製造販売すると訴えられて販売不可能になるからです。
ショーワやカヤバが同じ構造のショックを使っているのは、オートバイメーカーの設計図に基づいて
製造しているからです。
即ち、同じ図面で2つのメーカーに手配できる体制を取っているのです。
これは、ショックに限らずタイヤ、ホイールやベアリングなどあらゆる部品で同様に2社手配されて量産されているので
これに参入できないメーカーは独自方式で作らざるをえないことになります。


では今回の修理依頼は米国ワークスパフォーマンス社のリヤショック、ロッドの曲がりを直すことでした。

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車体取り付け状態でロッドの曲がりが認められます。

オイル漏れは認められません。

この状態で少なくとも2レースは走ってしまったようです。


曲った原因も定かではありません。






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スプリング外すと明らかに、エンド・アイの向きが違いますね。

この状態で
取り付け長、軸間距離400mmのショックなんですが
フルストローク110mmのところ
75mmで止まります。
35mm分が入っていかないことになります。






CIMG6947.JPG

ロッドを抜いて、バルブを分解すると
構成部品は僅かこれだけです。

国産に比べるとシンプルな構造ということがわかります。

しかし、この時点で分解手順に間違いがあることに気がついてなかったのです。







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とにかくロッドの曲がりを修理しなければなりません。

定盤に置いて最大変位になる高さを計測

ロッド径φ12.7なので
高さから差し引き2.81mmセンターから曲がっている状態です。


修理方法は両端2点支持し
最高部位をハンマーで叩きます。
ロッドに圧痕がつかないように
両端はアルミブロック、
プラスチックハンマーにて荷重を加えます。

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一発叩いて、定盤に置いて確認

ロッドの固さを確認する目的です。

2回目叩きます。
これで定盤に置いて転がしても一切隙間が
確認できないくらい修復しました。

毎日何万回も鉄板叩いてきましたので
金属の固さや変形させる力加減が備わっているため、あっさり直せるのだと思います。





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バルブを取り付け、シリンダーに挿入して
動作確認しました。

フルストローク、スムーズに入ります。
ロッドの曲がり修理はこれで完了ですが

ホーリーさんに電話で相談したところ
窒素の封入に専用治具が必要なことがわかり、送って充填していただくことになったのですが

窒素充填後のショックの動きに違和感があり、ホーリーさんで検証して再組立てしていただいたレポートの公開を
ホーリーさんから許可をいただき以下に示します。


ワークスショック.JPG

バルブに3つのスチールボールとスプリングを抑えるプレートがついているのですが

穴位置がずれて、位置決めのプレートが持ち上がっているのが確認できます。











ワークスショック2.JPG

正規品と比較すると、このとおり
位置決めのプレートが曲がっていました。

組付け時にずれたことがわからず
ロックナットを締めた結果です。


油圧プレスで平坦に修正していただきました。







ワークスショック5.JPG
シールケース側がネジで締結されているのも分からず、
トップキャップだけを外してロッド挿入したので中の状態が見えないままナットを締めたことが原因です。

正しくは専用工具でシールケース側を外して、ロッドとバルブは外で小組してから挿入ということです。
Wワーク夜の部、早くも今週木曜日から出勤です。
始業時間が早いとPM4:00 遅いときはPM6:00と変動するので
来客や電話は夕方から対応できませんので、御用の方はメールで問い合わせていただくか
PM3:00までに電話していただきたいと思います。

今日午前中は派遣先の現場を見てきました。
守秘義務があるので会社名や職種は明かすことはできません。
午後からRH250の続きです。

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テールパイプ作りました。

文章だと一行ですが、難しい取り回しのため夕方までかかり

マウントステーも付いたので
装着確認です。









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クリーナーボックスを貫いて
リヤフレームをギリギリ避けながら
サイレンサーへ向かいます。

色んなものに隙間がありませんので
これ以外のパイプ位置が出せませんでした。









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スチール製なので
耐熱クリヤ塗装して完了です。

まあまあ予定通りの作業時間でした。




一件落着






CIMG6944.JPG

サイレンサーはオーナー自ら製作した一品だそうです。

城北SPLに似てますが別物です。

オリイ社長はレーザー加工が得意な会社を経営されているので溶接技術も私なんか比較にならないくらい上手なんです。

「アップチャンバー作ってくれ」と頼まれては恐れながらお引き受けするしかなかったですね。
55歳でもモトクロスの世界では小僧みたいなもんです。

YOGP(元神戸木の実RTでカワサキの契約ライダー、その後レーシングドライバーの従野孝司さん主催のオフロードイベント)
で快音響かせていただければ、いいのですが。

今日の午前中は派遣社員の登録に行ってきました。
近いうちに別の会社で働きますので、こっちの仕事は趣味に転向されると思います。
派遣期間終了後に正規雇用されることを目指します。

午後から製作中のRH250チャンバーの続きです。

CIMG6936.JPG

なんとか晩飯前にパイプが繋がりました。

文章だと一行ですが

チョー大変、これ以上ないほど困難な取り回しでした。

2度と出来ないんじゃないかと思うくらい
奇跡のレイアウトでした。

ゼーゼー・・・





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なんでこんなに上も下も隙間がないんだというくらいキッチキチです。


なんとか当たらない位置に収まっているんです。


俺の脳みそフル回転。
難しいパズルみたいなもんです。







CIMG6939.JPG

エアクリーナーの中を貫いています。
こんなのアリか!

明日はテールパイプとマウントステー作れば完成なんですが
親戚の結婚式に出席するので
仕事は無し。

日曜も休みで月曜日完成する予定なんですが

月曜は新しい職場へ見学に行く時間もあるので微妙なところです。

最近私事で昼間の仕事を減らしてWワークすることにしました。
債権者さんが「早よ金払えー!」と言ってこられまして、私も事情があって
支払いが滞った月があるのは分かっていましたが、口座記録の全体までは把握できてなかったので
お怒りになる金額を試算してみたら、およそ20年間で全額1300万くらいのうち500万円が未払いと出てきました。
これはちょっと直ぐには工面できない金額です。
では債務の内容は何かといいますと、私の知り合いのうち半数近くの人が同様な経験をされている
例の件で、具体的には明かせませんが、養育費や慰謝料といった司法の判断を、
経てない約束と
いいましょうか、そんなことで月づき払うことになったのですが
元々収入の不安定な個人事業のうえ、怪我の治療や震災時の不振、親の介護など就業不可能な期間も重なって支払い困難な時期もありました。
金融からの借金とか何かを購入したとか実態のないことなので後回しにしておりました。

水道に例えると蛇口が緩んで水が漏れ続けている状態、少しずつでも長い時間が経つと大きなプールになってしまいます。
水が溜らないためには蛇口を締めればよいのです。そしてバケツで水を汲みだしていけば、いつかプールも空っぽになるというわけです。

そういうわけでWワーク始めますので、これまでの生産ペースは維持できなくなりますのでご了承ください。
債権者さんが「いつまでも値段据え置きで安く働いているから生活苦になるんだ、値上げしろ」
と仰るのですが、これはむしろ逆効果だと言わざるをえません。
お金次第で高級なものや希少なものでも手に入る時代です。
高級なものには価格の理由があって、まず材料が高価、加工が困難、生産設備が高額、高性能、高精度、私のように設備投資もなく、ハンドワークで量産品なみの品質をつくれない製造屋が高額な工賃で
頼まれるわけがありません。
それからお客さんの殆どは顔を見ることのない通信販売によるものです。
お金を前払いして本当に商品が届くのか、初めて頼む人は不安ですよね。
だから万が一あげてしまっても困らないくらいの金額なら注文してみようという心理も働きます。
それは、あってはならないことですがネット通販ではよく起こるトラブルらしいし、心配して当然です。
だから可能なら通販ではなく、対面で交渉した上での仕事をしたいと思うのです。


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今回も初めて作るので時間掛けてやっていますよー

RH250ということで、スズキのモトクロッサー75年モデルは市販のTM250から
RM250にモデルチェンジする中間で生産されたワークス向けレーサーで
生産台数が少ないので希少モデルだそうです。

ノーマルはダウンチャンバーですが
オーナーの注文でアップチャンバー希望されているのでクラッチワイヤーが外回しなんです。
マグラの油圧クラッチ付ければオイルライン中通しできるのですが、どおでしょう。

スペシャルパイプ半分くらい組み上がってきました。あと二日かかるかな。
アルミタンクのワンオフ製作ですが、コストが掛かってもモデル製作して形状デザインするべきだと思います。
今回は予算の都合で10万円を切らなくてはなりません。
モデル成形やプレス金型作っていては絶対に不可能な金額なので、成形に必要な工程を
全て省いて、板金と溶接だけでアルミタンクを作ることになりました。
モデルも型も無いばかりか初めて触る車種なので、タンクの形にすることが容易ではありません。

CIMG6919.JPG

まだ途中なのですが
お客さんから催促の電話も入るので
(完成してないのに引き取りにくる日程は決められています)


溶接ビードは研磨して
外側はヘアラインか、時間があれば
バフ仕上げにしようと思っています。

いかにもアルミタンクらしく塗装はしないようです。

地金の肌だけで勝負ですね。


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大きいエンジンなのにラジエターや冷却ファン、FCRキャブレターなどで
タンクの下側スペースに余裕はありません。

いろいろな部品を避けるために複雑な形状になりますので、アルミ板を切り貼りして作っています。

一応マウントブラケットやガソリンコックのなどネジ加工は終わって取り付け確認できました。


あと一日かけて今回のタンク作りのクライマックスに掛かります。


CIMG6923.JPG

タンクキャップです。

近年2輪のタンクはカバーに覆われた
インナー・タンクが主流となりつつあります。

タンクが露出してなければ転倒などの外力で損傷することもありません。
それは安全性の目的もあるのですが
ロードレースではタンクキャップがタンク上部に突き出ていることさえ禁止しています。

昔のタンクはネジが突き出た形が当たり前でしたが、これからは口金が突き出たタンクは作られないことでしょう。

オンロードモデルではエアプレーンタイプの
フューエル・リッドが20年以上前から主流であることも、あるべき姿だったのかもしれません。
今回のはタンク上部がノーマルより高い位置にあるため、なるべく低いタンクキャップを作る必要がありました。
ネジで開閉するのではなく、バネでパッキンを押さえるタイプのキャップです。
旋盤とフライスで切削加工で作りましたが、見本もないので私のオリジナル設計によるものです。


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タンクを浴槽に沈めてエア漏れチェックしています。
お湯なので内圧が上がってピンホールが
開いているなら気泡がでてくるはずです。

気泡は確認されませんでしたのでガソリン容器として使えるでしょう。

容量は満タンでちょうど13L入ります。






CIMG6929.JPG

キャップが付いたので完成ですが
簡単ではなかったです。

何事も初めてやることは順調にいかないものです。

今度同じことがあれば経験値になるのですが、同じ物は作らないのがワンオフ製作ということです。

去年地元の秋祭りの委員の役が回ってきまして、祭典委員メンバーに動画クラブ主宰されている方がおられましたので、私のレース風景を撮影していただくように頼んでみましたら
さっそくDVDに収録した作品を作っていただけました。
録画して数日後にサンプルを見せていただき、編集してもらって早くも完成です。
レース動画だけでなく、いろいろなイベントの収録、編集してDVD制作募集しております。

では走りはダメダメ(17台出走中、ヒー1は14位 ヒート2は11位で総合13位)な私を中心に
収録していただいた動画になります。



制作者のK下さん自作のカメラクレーンなど駆使して上方から路面状況がわかりやすい場面があります。
水平な目線では分からない状況も収録できています。
モトクロス観戦は初めてという同氏ですが上手に対応できるところはセンスがありますね。

またいつか大事なイベントのときに撮影を依頼したいと思います。


埼玉県だから地方に遠征しなくてもMCFAJのような公式戦に出られることが恵まれた環境だと思いますが、GP&SE混走レースは10代の若手から50代、60代のベテランまで出走します。
私も55歳になりますから、いつ死んでもおかしくない年齢なんで
地味なトレーニングは飽きてしまうのでモトクロスは体力維持にいいかなと思って乗っています。
成績は気分の問題ですが、今度乗るときに改善する指針にしたいです。