18モデル乗ってみた

ポケベル廃止のあと携帯電話、ワードプロセッサ廃止されPCとプリンターによる文書作成。
大量の紙ファイルとキャビネットは光ディスクを経て極小メディア内に保管、
配電盤はプリント基板から集積回路に取って代わり、TVはブラウン管から液晶画面に
クルマはカーナビやドライブレコーダー装備は当たり前、自動運転の時代に突入しようとしています。
いまや10年後の未来を想像するのがむつかしいくらい技術の進歩が急速になってきましたが
モトクロッサーが10年前、このようになっているとは想像できませんでした。

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車体もエンジンも新設計されたフルモデルチェンジですが、去年の今頃は全く想像してませんでした。

最大の変更点はキックスターター廃止し
エレクトリックスターターになったこと。
そしてホンダがあれほどモトクロッサーの使用回転域にツインカムは必要ないと力説してきたのに、やっぱりDOHCを作ってきた
そりゃそうですよね
タイホンダのトレールモデルでさえDOHCなんですから世界選手権にエントリーする機種かシングルカムで継続していく方が不自然だったかもしれません。


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他メーカーと比較して性能が向上しているかわかりませんが
国産3メーカーと違うところは4バルブの開閉にロッカーアームを使っているところ
他メーカーは全てリフターにカム山が直押しする構造ですが
ホンダはリフターを廃止してロッカーアームでタペットを押す構造です。
メリットはリフターの摺動抵抗がなくなる。
シリンダーヘッドにリフターのスリーブ加工が必要なくなるので加工コストや管理部品が減らせるなど
ロッカーアームの摺動面もDLC処理で耐摩耗性がステンレス製のリフターより上だろうと思います。
さすがホンダのエンジン設計です。
スペックも1mmボアアップとショートストローク化で高回転域の性能向上を狙い
圧縮比13.9:1という異例の高圧縮比で加速力も旧型より強力になっているでしょう。
ようやくスロットルボディが下向きになって直線的な吸入ポートを実現できたのはいいのですが
エアクリーナーがシートの下にせり出してきてシート高が過去のホンダモデル中最高なんではないかと、
股下70センチの私では全く足付かないですが、キック廃止なんで大丈夫です。

右エキパイだけ管長が長くレゾネーター装着されている理由は、音量計測を右マフラーで行うため
右マフラーの騒音を下げたい目的があると考えられます。
他メーカーが全て右マフラーですから車検場の体制も左から測ることは考えにくいし、レギュレーション上も2本マフラーの場合どちらでもよいと規定されているからです。

このレゾネーター(共鳴室)という方式、どんな効果かと思う人のために
分かりやすくいうと、戦車の砲身の中央が一部太くなっているのをご存じだと思います。
アキュームレータという部屋が砲身の途中にとりつけられていることで
音速で発射される砲弾の後ろに強力な負圧がうまれます。
するとどうなるでしょう、戦車の中は空気が一気に吸引されて砲手はたまったもんじゃないですよね。
また発射直後に砲身から勢いよく負圧がでてきて粉塵を巻き上げるので視界不良になることもあるそうです。
それらを軽減する方法として砲身内の負圧を吸収して空気の変動を抑えるということが効果なので
戦車のアキュームレータとエキパイのレゾネーターは同じ考え方に基づいていると考えられます。

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一回目で泥だらけですが、ポテンシャルは十分に感じ取れました。
去年まで450に乗っていたので
当たり前ですが車体の取り回しが軽いです。
ぬかるんだ轍の路面でも軽々とフロントを上げてクリアできます。
重心の位置とエンジンレスポンスがいいのでしょう。
これに慣れると旧型には乗りたくないでしょう。
スタートダッシュもやってみましたが
高回転のパンチが効いていて、中速域も車体が暴れないくらいの丁度よいパワーです。

左ハンドルスイッチで3段階のモード切替が可能なのですが、今日は標準モードでのトライです。
デジタル技術はこういうところで進化を感じられます。

さて最大のセールスポイント、エレクトリック・スターターはどうか。
実は出荷状態ではセルモーター回りません。バッテリー電圧が10.7Vしかないので電圧不足なのです。新品バッテリーでも時間とともに劣化します。
そのため出荷状態はフル充電を控えているのでしょう。
私は外部電源からバッテリーのプラス端子とマイナス(ボディアース)にケーブル繋いでエンジン始動しました。
その後は30分程度の運転でオルタネーターから充電されるので自力で始動できました。
20分5回乗って帰りに電圧測ったら14.7Vありましたのでこれで十分でしょう。
一応放電を抑えるためマイナス端子を外しておくのがいいでしょう。

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これでエンストして足が届かずキックでエンジン始動でタイムロスなどという苦労から解放されるわけです。
いままでのは何だったのか。ズルイヨ

フロント金属スプリングとリヤショックも新設計のショーワサスペンションですが
標準の状態で私の体重では固いです。
ゴツゴツとギャップでの接地感がなく車体が暴れてしまうので、全クリック3段戻しで乗ってみたら接地感でてきました。
あまりダンピング弱くすると姿勢変動が大きくなるのでこれくらいが安定していて乗り易いのではないかと思います。


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左右マフラー対象になりました。
マフラー単体ではスリムでいいのですが
サイドカバー張り出しを抑えるため前側を内側に寄せ、代わりにマフラーエンドが外側に張り出しています。
ヤマハのマフラーも右側に張り出したレイアウトで最近のトレンドなんですかね。
転倒時に路面にぶつけることは確実なんで
マフラーエンドをチョット内側に追い込んだものを作ってみたいと思います。



・・・続く

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