マフラー修理とカチあげ加工

去年の暮れからお預かりしているマフラーの修理、CB750K3のマフラーは前回直しましたが
最終型のF3も持っておられるというのです。
エンジンが黒塗装でキャブレターに加速ポンプが付いたモデルですが、国内最初のカフェレーサー・タイプF2のストレート形状ではなくエンジン下の集合部から斜めに出てきて車体と平行に曲がったテーパー形状が特徴です。

CIMG6861.JPG

CB750F3のマフラー

一見めっきも光っていて、しっかりマフラーの役割をはたしているかに見えますが

前側のジョイント近くに重大な問題を抱えていてスクラップ同然になっているのです。









CIMG6862.JPG

ほぼ半周鉄板が破れています。

腐食したまま使い続けたのでしょうか

排気の大部分がここから漏れていたはずなので相当な爆音だったでしょう。

「まだ使うんですか?」

「換えのマフラーも無いので直るものなら使いたい」


こういうわけですよ。


CIMG6863.JPG

前回の4本マフラーに比べたら
ストレートなので難しくないだろうと思ったのが浅はかでした。

めっきの下の鉄板は錆びの塊
マフラーを傾けるだけでザザーと錆の音が聞こえ崩れ落ちた中身が茶碗一杯分くらい出てきました。

引き受けてしまったから仕方ない
1.6mm厚の鉄板2枚重ねで補修することにします。




CIMG6864.JPG

錆た鉄板は溶接になりません。

ブクブクと泡を吹いて
ノロ(不純物)が浮いてくるのでなかなか溶け合いません。

なんとか隙間を埋めて醜い溶接です。

ディスクサンダーで表面を研磨しますが
気泡を巻き込んでいるのでピンホールが心配です。





CIMG6865.JPG

板厚は2枚合わせて3.2mmありますから
強度は十分だと思いますが

やはり溶接ビードにはピンホールが見られます。
内部と貫通はしてないのでこれで我慢していただきたいと思います。

5千円!いただきます。

内部も相当腐っているので、手間をかけるなら新造マフラーにしたいです。







CIMG6859.JPG

GPZ900のマフラーカチ上げ

社外のマフラーなんですが
マフラーがリヤマスターの真下にあって
ちょっと短いね、ということで
後ろの方へ伸ばしました。










CIMG6858.JPG

ミドル・ジョイントパイプ200mm継ぎ足し

カチ上げたマフラーに合わせた
サイレンサー・マウントステー作りました。

CIMG6860.JPG











ちょうどリヤフレームにM8のネジ穴があったので、これを利用して
L字のブラケットをフライス加工して取り付けしました。

角パイプは7N01材で両端のカラーはA5056、沈めフライスとM10タップ加工しました。

改造はカッコとコストと実用性の3つを重点に行っています。

一万円(材料代込み)!




翌日GPZ引き取りに来られたのですが、代金を5千円も多くお支払いいただいた上に
Snap‐onの充電式LEDライトを新品でプレゼントされたり
ご丁寧な謝意を表していただいて非常にありがたかったです。
そうかと思えば過去には面倒な仕事を頼んだうえ、カネも払わないお客もおりましたし(20年で5件くらい)
質が悪いのは複数頼みそうな話をしてディスカウント交渉し、1個だけ頼むという輩。
正直に一個しか必要ないと言ってくれれば、高いことは言わないつもりでいるのに、
電話で金額だけ聞く人も時々、当然仕事にはいたりませんがね。
商売しているといろんな人が現れて考えさせられますね。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.precious-factory.com/mt4/mt-tb.cgi/815

コメントする