キャリパーサポート 2

モトクロス活動35年を振り返って、最も走りが好調だった時期はノービスからジュニアに昇格した86年だったと思います。関東戦予選十組時代に優勝は無理でしたが125で3位、250で2位がベストリザルトで翌年全日本第一戦の予選一組で1位通過が記憶に残っていますが、
それ以上の成績を残すことはなく92年まで何となく走っていました。
一旦レースはやめて96年ころからMCFAJで走るようになり、今年で20年めになりますが
今年は今までと違う展開でEJ250、450共ポイントランキングが2位、両方合わせると最多ポイント獲得として残り2戦を迎えるわけです。

35年やってきて公式戦でポイントスタンディング上位ということは一度もなかったことであり
同クラスにエントリーする選手は僕を倒すために出てきていると思っているので、順位を譲るということはライバルに失礼に当たると考え気を抜かないようにしていくつもりであります。

CIMG5836.JPG

ショーワの金属スプリング入り両側ダンパーのフロントフォークに取り替えるのですが
14年式のためφ260ブレーキローターが使えません。

キャリパーは共通なので、アクスルホルダーのキャリパーブラケットの寸法が違うのです。
そこでφ260ローターを使うためには3つの方法が考えられます。
1.14モデルのブレーキング社ビッグローターキットに取り替える

2.L側フォークのアクスルホルダーを取り替える。(インナーパイプCOMPでもよい)

3.キャリパーサポートを加工する。

1.2.はコストが掛かり、余分な部品が残ってしまう。
3.は材料代300円くらいのアルミでできてしまうので、手間はかかりますが、この方法を選択します。

最初スチールプレートで位置決めしてから現品を計測してアルミの削り出しで作りましたが
1個目はやや寸法に問題があり、やりなおしたのが下側のワークになります。

CIMG5837.JPG

本来ブレーキパッドはローターと同心円上に合わせなければなりません。

ところがキャリパーにセットした状態では
パッドがよく見えないために現合で合わせたときにズレが生じていたのです。

この位置決めに苦労して6時間ほどフライスと格闘していました。







CIMG5838.JPG

ノーマルのキャリパーサポートと組み合わせてキャリパー位置を外側に変更するための部品が完成しました。

置き換えたボルトの穴位置が近いために
加工された締め付け面がオーバーラップして材料が貫通しているために
サポートの剛性を保つために外側の寸法を大きくして対応しました。

サポートがたわんだら、制動力が発揮できませんからね。




CIMG5839.JPG
これで使えると思います。

14のφ240ローターと15のφ260では全然制動力が違うのです。

今のMXコースはスピードが出ないレイアウトですからパワーがあっても使いきれません。
オートバイのスピードはエンジン回転数と減速比で決まりますから
排気量が大きくてもエンジンが回っている小排気量車の方が速く走れる場合もあります。
なのでエンジンパワーよりコーナリング性能やブレーキの制動力の方が重要ということになるでしょう。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.precious-factory.com/mt4/mt-tb.cgi/690

コメントする