般若心経

先週水曜日の朝9時半です、父親死去の電話が入ったのは。
すでに工場で仕事にかかっておりましたが、全部中断です。一番早く実家へ到着できる方法は・・・
新幹線しかありません。午前中に雑用を済ませ旅支度して午後1:30東京発のぞみで愛媛県西条市へ向かいました。岡山から4:10発しおかぜ21号で西条駅まで直通です。
西条からバスで小松町へ向かいますが松山行き急行の最終が18:58発なので間に合いません。
今治行きは19時台までありますのでそれに乗って小松駅前で降りてタクシー乗って、実家到着が夜7時半でした。電車6時間で東京→西条間移動できる便利な時代になったものです。
ご遺体は午前中に実家の座敷に運ばれたそうです。

昭和30年建築された工藤家新宅、昭和21年に死去したおじいさんが購入した本家は実家の隣ですが、すでに誰も住んでおりません。
私は次男ですから家や畑を継ぐつもりはありません。一人残された母親が守っていくことでしょうが、その先のことも考えておかねばなりません。

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20年ぶりくらいに親戚が揃い、昔話に花が咲きます。

父親の通った新居浜工業高校の5年先輩に、最初の神風特攻隊として出撃して敵艦空母を撃沈させた「敷島隊」の軍神5名のうち一人がおられて、面識があったということ。
文芸春秋に載った敷島隊員の紹介文で新居浜出身の隊員の出身地が宇摩郡土居町と記載されたことについて
彼は新居浜の「西の土居」から高校に通っていたことを知っていたので、文芸春秋の著者が地名が似ていることで誤って記事を書いたのだと語っていたなど。

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実家近くの山にある「地蔵谷」という人口湖です。
農業用水になる水源ですが、昭和初期に村人たちが土方してダムを作っていたのを父親が子供の時分に見たと語っていました。

私はこの池が干上がっている時期に高専の先輩から買った初期型のYZ80で乗り回した記憶がある場所です。
道路で暴走するよりは健全じゃったと思うがの。



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本家が手放そうとした先祖の土地。
安い金で人手に渡ることが許しがたく思った父親が購入して、柿や栗など育てて収穫していた場所です。

もうだれも畑を手入れする人はいません。
廃園にすると言ったのが父親の意思でした。
昭和22年四国電力入社。42年間勤務して定年退職するまで配電業務に携わり、四国山地に鉄塔を立てて電線を張り巡らせたり、瀬戸内海の小島に立てる鉄塔の設計をみずから行い、用地買収の交渉や、台風で停電したときなどは、夜中に電話がかかって出動していたりと、大変な重責を担って社会貢献してきた姿を見て育ってきましたから
その人がいなくなってしまった今、改めてその存在の大きさに気がつかされます。
工藤家の菩提寺は石鎚山「極楽寺」真言宗です。
立派な戒名もつけていただきました。葬儀には四電の電友会、グランドゴルフの仲間、町内会、親族一同など100通以上のお香典をいただき、交友関係の広さがわかりました。なにより間違ったことを一切しなかった、人の迷惑になることを最後までしなかった、体調が悪化した後も短い闘病期間で逝ってしまわれて家族にも殆ど負担にならなかったという生き様が人間模様を表している人でした。
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今回の帰省は私の仕事的には大打撃です。
葬儀が終わってもやることは多数あります。
銀行、役所関係の手続きが残っているのですが、社会保険も後期高齢者医療と重度障害者の認定も受けているので抹消したり、
電気、水道料金の引き落としも凍結された銀行口座になっているので、変更しなければなりません。
母親も高齢なので、市役所、社会保険庁、携帯電話会社、自動車税の地方局など自分で回るのが困難なので、私がクルマで連れていくということでしたが、運悪く世間は3連休で役所が休みでした、
なので火曜まで滞在でしたから、前々から行きたかった「砥部動物園」へいってきました。人工保育で育ったホッキョククマとしては日本初の「ピース」がいました。
多摩動物園に送った子像の母親であるアフリカゾウの「とべ子」は小屋の中に入っていて見れませんでしたが、多摩と似た作りの動物園で種類も同等以上だったので楽しめました。
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陸上の動物としては最強といわれる、カバです。
迫力満点!











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小さいのでは、これが一押し
カワウソです。

カワウソ団子はここしか見れません。
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ああしんどー。首を手すりに乗せて休んでいるヒトコブラクダ。

美しい肉食獣、ライオン、トラ、ジャガーにピューマ。
カンガルーも活発に動いていて多摩のように昼寝していません。
爬虫類もアミメニシキヘビ、イリエワニなど、でかいのが見れます。
勿論、ヒグマ、ペリカン、アルマジロ、世界中の動物が一度に見られることが驚きです。
来年また行ってみようと思います。



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そして水曜日、父親の遺産の一つ農作業用に使っていたスバルサンバー軽トラです。
新古車で買って走行1万キロ足らず。
母親は廃車にすると言ったのを勿体ないから僕が貰うといって乗って帰りました。
朝7時に実家を出発、夜8時に埼玉の自宅に着きました。
途中2時間おきに5回ほど休憩していますが13時間の旅。
距離にして835km鳴門大橋経由です。
平均燃費15km/h
このクルマ、時速110キロで巡航楽勝ではしります。
アクセルベタ踏みだとメーター140キロ振り切りそうなので控えめにしておきましたが、サンバー気に入った。
お父さんありがとう!

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