マンネリズム

代わり映えしないとか、進歩がないといったネガティブなイメージのマンネリズムですが、礼儀作法や行儀の意味であるマナーと語源が同じ (mannerism、 manner)ということで一概に悪い意味ではないと思いました。

仕事のやり方がいつまでたっても同じであるとか、もっと上手い方法を考えろとか言ってマンネリ化を悪く捉えがちです。殆どの職業はマンネリズムによって成り立っているとも考えられるのです。いつも同じことをしていられるということは、安定しているということです。ダメなやり方では直ぐに廃れてしまうはずですから。

または同じことを何年も続けるということは、一つの技術をマスターするということです。

経験5年の人と10年の人では結果に違いが出てくるものです。生涯続けられる仕事なら経験40年以上になりますから熟練と呼ばれるようになるのです。残念ながら私の勤めた会社では、社員の意思とは関係なく会社の方針で配置代えさせられてしまうので、熟練する技術は身につかない体質だと感じました。製造部門では同じ職場に長く勤められるようなのでそれなりにマスターできると思います。

文化芸能の分野ではマンネリを脱却しようとして悪い方向へむかうこともあります。

以前、年末は国民的なイベントとしてK1や総合格闘技が開催されていましたが人間はより強い刺激を求めて、派手な失神KOや相手の肉体を破壊してしまうような残虐性に発展してしまうことを問題視して開催されなくなりました。FMXでも難易度の高い技を要求されるようになり選手の肉体的負担は量りしれないものになってしまいました。

人間の脳内から出てくる快楽物質がはマンネリをつまらないものと判断してもっと新しいもの、過激なものへと要求することで弊害を生んでいると思います。

 

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モトクロッサーは走る機能がしっかりしていれば外観なんかどうでもいいんだ・・・

とはなりませんでした。

最近のマシンは鉄のパーツは少なく、80年代のように赤錆びが出ることはないですが

アルミパーツは表面処理されてない物が多く、ステップブラケットもハイテン材を亜鉛鍍金したものですが、腐食が目立ちます。

走る機能には全く関係ないですが、見栄えが悪い乗り物には嫌気が差してきますのでアルミパーツはバフ研磨、鉄部品はタッチアップでイメージ一新です。

仕事じゃないので、時間もコストも掛けません。部品外している時間と研磨している時間は殆ど同じ(10分くらい)です。バフは3馬力のモーター使いますので。

 これらのアルミパーツは鍛造製品ですが、打ちっぱなしなので表面をミクロで観察するとガサガサに荒れていて水の分子が留まりやすく酸化の進行が早いので光沢が失われてきますが、表面を研磨することによって酸化しにくくなります。外観が保たれるだけでなく、泥落ちもよくなるのでマディー時の操作性が向上するというメリットもあります。

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本当は新車に乗り換えるのがいいのですが新車扱うより旧型いじることがライフワークのように思っています。

このマシンは最後のキャブレター車としてずっと保存していこうと思います。

2030年代になったら引張り出して、その時のニューマシンに混じって走らせると面白いかもしれません。

そのころまで日本のモトクロスが存続していればの話です。

 

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