FMEA

新年早々から大きな事件がニュースを騒がしていますが、その中の二つに関心を持ちました。

一つはB787が緊急着陸した事件。報道のとおりリチウムイオンバッテリーの発火により火災寸前であったことがわかります。バッテリーの発火はクルマ、オートバイは時々起こっている現象です。原因は過充電による加熱、発火ということですが、発電機は回転数によって充電電圧が変化するので電圧を安定させるレギュレターを設置して対策していますので、通常は起こらないトラブルです。

ところが、何らかの原因でレギュレターが故障していたり、充電電圧に対応できないバッテリーに交換されたりした場合にトラブルが発生する模様です。バッテリーに電圧計を繋いで運転中もモニターできるようにしておくと未然に防げると思います。

交通や建設、医療、食品など人命に関るオペレーションには様々な不安定要素が潜んでおり、設計段階や操業中でもFMEA(故障モード影響度解析)を実施することによって不具合を未然に防止することができます。事故が起こってしまったということはFMEAの見落としか現場に反映されていなかったということに他なりません。

もう一つはアルジェリアの人質たてこもり事件です。これはテロリストの目の付け所が、これからの世界では注意しなければならない点だと思います。天然ガス採掘プラントにおける事件ですが、石炭、石油、天然ガスといった数10万年前の太古の植物が化石になったりメタンガスに変化したもので、有限である上に生産していないために埋蔵量は減少の一途を辿っているわけですが、いつか枯渇したときになにが起こるだろう、といことが関心事項なのです。自動車業界ではハイブリット化が進んでいますが、燃料消費を抑えるということで、消費は続いているということです。延命には貢献しますが時期が変わるだけです。

日本は原発事故以降はCO2を発生せず、化石燃料も消費しない夢のエネルギーも大手を振って使用できなくなってしまいました。そこで、老朽化した燃費の悪いタービンエンジンを復活させて電力供給している模様で燃費のいいEVは燃費の悪い発電機を頼らざるをえないという皮肉さです。

エネルギー問題はクルマの運転を控えれば済むということではありません。しかし、無駄な消費は地球環境や人類の未来的にも抑えた方がいいに違いありません。

テロリストの目の付け所は、何を押さえられれば相手国家にとって痛いか、ということを解っていることです。日本はその点弱いですね。資源が無いうえに99%輸入に頼っていますからね。協力国が自国のための維持に必死となって、供給が途絶えるだけで終わってしまいます。

70年代のオイルショックや東日本大震災などで、燃料が品薄となったときの人間の行動を思い出せば本当に資源供給が途絶えるときに何が起こるか想像もつきません。

最後の方は経済力より資源をもっていることが重要となるでしょうね。生存するために必要なものを確保するために武力が統治することにもなるでしょう。テロリストによる石油プラントの占拠というのは、そういう近未来の予兆のように思えて仕方ありません。

私が心配していた、クルマは電気でもアルコールや天然ガスでも走れますが、さらに輸送力の高い、航空機や船舶はどうするのか、ということですがジェットやガスタービンはアルコールでもOKということで植物性アルコール(バイオエタノール)で代用できるでしょう。船舶用のディーゼルも同様で米軍では空母や戦艦は原子力で動いているということで、代替エネルギーは進行しつつあることが希望です。

いづれにしても、今までのような大量消費を続けていては長くもたないということで、エネルギーの使い方は厳選して考えていきたいと思います。

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.precious-factory.com/mt4/mt-tb.cgi/291

コメントする