油面調整

新車は原付2輪までFIになっていますので旧車に限っての話ですが、キャブレターも長時間使用したものは消耗してきます。スロットルボディーが磨耗したり、真鍮のジェット類も穴が拡大したりすることで本来の性能を発揮できなくなります。そういう場合はキャブレターセッティングしても不調になります。

以外と見落としがちなのはフロート室の油面ですが、これが狂っていると同じセッティングオーダーにしても性能が違ってくることになります。そこで正しい油面になっているか確認する作業が必要になります。

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通常、油面測定といえば、キャブレターを横にしてフロートバルブが閉じた位置で、フロートチャンバーの合わせ面とフロート高さの距離のことを示しますが、本来の油面の意味と違います。

フロートバルブの接点を曲げて油面調整するときの確認のための数値です。

では油面が適正かどうかを、判定する方法は次のとうりにします。

 

 

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ドレンプラグが装備されたキャブレターならドレンホースを使用すればよいだけですが、古いタイプのキャブレターはドレンプラグが無いものもありますので、その場合は左のようなドレン穴付きのキャップを作製します。

ノーマルは加工しないでアダプターとして使用します。

 

 

 

 

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ドレンキャップにビニールホースを取り付けて車体に取りつけします。

車体は垂直に立てないと油面が傾いて数値が変わってしまいます。

 

 

 

 

 

 

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ガソリンコックを開けて、フロート室にガソリンが下りてくるとビニールホースに油面が見えてきます。

キャブレターの設計値は油面がフロートの合わせ面の高さになるように設定されています。

キャブレターが前後に傾いている場合は中心付近の高さで判定します。これは中心の高さに合っていますので適正と判断できます。

4輪用のソレックスキャブなどは、フロートの台座をスクリューで高さ調整する機能がついていますが、2輪用は分解してフロートバルブの接点を曲げて調節するため計測の仕方によって判定しずらいので、この方法を採っています。

油面が低いとガソリンの吸出しが減り、高いと増えるという現象がおきますので、キャブセッティングは油面が適正であることが前提の作業になります。

 

 

 

 

 

 

 

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