2011年12月アーカイブ

                                                                                                                                                     2012 年賀状アレンジのコピー.jpg 当ブログを閲覧の皆様、ならびに弊社商品をご購入のお客様、昨年中はお世話になりました。

大震災を発端として、私たちの生活、経済活動など大変な混乱が生じまして、移り変わりの激しい1年でございました。私事ですが、身内に不幸が続いたり、自分の健康などにも気をつけなくてはならない年代に入っていることも実感させられ、身の引き締まる思いでおります。

今年こそは、去年のような困難を糧として、今まで以上の飛躍の年としてモノ作りに励んでいく所存でおりますので、見守りのほど宜しくお願いいたします。

用件だけですが、新年のご挨拶とさせていただきます。

           

                PRECIOUS FACTORY 代表 工藤 厚     2012年 元日

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通常シングルのエキパイならR曲げは2本で出来ますが、複雑な3次元カーブで形成されるデュアルエキゾーストは7つのR曲げが必要でした。

微妙な取り回しで構成するため、曲げたパイプを必要な長さで切断して繋いでいきます。

 

 

 

 

 

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口元とフランジも加工します。

フランジはアルミ2017をフライス盤で切削。

口元はパイプと同じ材質SUS304の丸棒から旋盤で切削します。

この状態で排気ポートに取りつけ、パイプのレイアウトを決めていきます。

 

 

 

 

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2本のエキパイの仮組みができたら、ジョイントパイプの曲げ形状を決めます。

2本のエキパイを1本のジョイントパイプにまとめるためテーパー状のパイプも成型してあります。

差込の部分は少し外径が小さくなるため、丸棒から切削加工して、差し込んでいます。

 

 

 

 

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パイプを全て溶接組み立てしました。

エンジンはME08ですが、シングルのエキパイに比べると4倍くらいの工数になります。デュアルエキゾーストは同じ金額ではやりたくない仕事ですね。

ここまでの作業で2日掛かりです。

明日、ノーマルのヒートガードを取り付けて完成します。

趣味の時間ですが、4年間の熟成期間を経たツインマフラーの最終型をシングルマフラーに取り換えました。06から09まで生産されたツインマフラーのCRF250ですが、毎年マイナーチェンジを受けてきました。最初の年はノーマルに国内仕様のマフラーが同梱されて、1台に4本のマフラーが付いてきました。

1本のマフラーが純正部品で4.8万円と高価な部品で、左右セットとジョイントパイプで10万円オーバーという高額マフラーでしたが、2010のフルモデルチェンジと同時に1本仕様に変更されてしまいました。ツインマフラーのコンセプトはどうだったのでしょう?ということは過去のことになってしまいましたので、中古の09CRFもシングルマフラーに変更です。

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05年にHRCの250に試作車が登場して全日本で使用されたツインマフラーは06モデルの量産車に採用されました。左右の重量バランスを均等にしつつ、マスの集中化を果たす目的のレイアウト。マフラー2本だから静粛であるわけではなく、騒音規定値をギリギリクリアさせる技術。

二股のジョイントパイプの仕様が毎年変更されていたと思う。パイプの容積を増やしたり、カラーを仕込んだり、エンジンのパワーも向上させていたので、騒音が上がることをマフラーの仕様変更で対応していたでしょう。

 

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いずれ新作のマフラーを作るつもりですが、年内は時間がありませんので、使い道のなかった中古マフラーをリサイクルしてみました。

05年型CRF450マフラーですが、ジョイントパイプのみ変更で取り付きました。

これは国際A級の平塚正樹選手が使ったもので、大破していたのでサトケンさんが「何かに使って」といって持ってきてくれたので修理品サンプルにして取っておいたものです。大破した部分は完璧に修復してありますので、当分の間使えそうです。

6年前の450用マフラーは今の250用より小さいので容積が調度良さそうです。これで来週、テストライドに行けそうです。

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年末に向けて業務予定を立てています。

ワンオフのマフラー製作が続いておりますので実車預かりにて対応させていただいてますが、年内の予約は終了しました。

これからご依頼の業務は来年からになりますのでご了承ください。

遠方から車両運搬していただき大変恐縮に思います。

バンに積み込んで来られる方、自走で来られて電車でお帰りになる方、手段はそれぞれ違いますが、弊社の事業内容に期待して賛同されるお客さんがいらっしゃることに感謝しています。毎回、違う依頼内容に多様化するお客さんのニーズがあることを実感します。微力ながらより良いオートバイライフの実現に貢献できれば幸いと存じます。