ケース修理TT250R

CIMG0416.JPG

97年型を最後に生産中止になってしまったTT250RのクランクケースR側です。

シフトシャフトのリターンスプリングが当たるφ8のピンが立っていますが、その圧入部分が半分欠損しています。

破断面の位置から、シフトアップ時の荷重で亀裂が生じたと推測できますが、圧入部の強度不足ですね。

症状としては、シフトペダルが踏み込んだまま戻らないということです。本来、ケース交換するべき不具合ですが、すでに絶販部品となっているので、仕方なく修理します。

CIMG0417.JPG

破片は無くなっているので、アルミ棒から切り出して欠損部分を整形します。

塗装は剥離材で除去し、ピンを差し込んだ状態でバイスプライヤで締め付けて溶接します。

アルミが収縮してピンが締まりますので強固に固定されるでしょう。

 

 

 

 

CIMG0418.JPG

溶接完了です。ノーマルより肉盛りしておきましたので、当分の間シフトチェンジに耐えられるでしょう。

しかし、最終型からたった14年で部品のラインナップが無くなるという恐ろしい事態です。

安心して古いマシンを乗り続けられません。幸い修理テクニックがあったので良かったですが、そうでなければ廃車するしかありません。

古い部品をストックするにも、倉庫代が掛かって儲からないことはわかります。オートバイはモデルチェンジが多すぎるのです。

新車買っても数年で旧式になってしまうので、次々乗り換えるか、モデルチェンジには付き合わないで長く大事に乗るということになりますが

旧型を救済し続けると新型を買わない人が増えるということでしょうか。オートバイは新しい方が性能がよくなっているのは当たり前のようですが、いつまで続くでしょう。2011年モデルも20年後には旧式と呼ばれてしまうでしょうか。

新しいものが生まれるのと同時に古いものも増え続けていきます。その救済をどこまで続けていくかがこれからのオートバイライフの課題だと思います。

 

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.precious-factory.com/mt4/mt-tb.cgi/183

コメントする