エルシノアのチャンバー

今年中に完了させるべき業務の一つ、これはエルシノアCR125のリプレイスパーツで

VMXショップホーリーエクイップさんで取り扱いの商品です。この1年間で20台分ご注文いただきましたがエルシノアの75ー77年あたりが適応車種なので、国内ではなかなか走っているのを見かけません。

どうやら欧米豪のビンテージMXマニア向けらしく、古いものをメンテナンスして使う文化があちらの方が盛んだという証拠ですね。

2輪メーカーとしては古い車種を大事に乗られては新車の販売が伸び悩んでしまうので、こういう文化には一切協力しない姿勢が見て取れます。20年過ぎた部品は次々に廃盤になってビンテージマニアを苦しめますから、現存する消耗パーツを世界中から探して取り寄せておられるようです。

CIMG0132.JPGのサムネール画像 このようなリプレイス(置き換え)パーツ製作の構想は弊社創立当時から思っていたもので、ようやく理想の形になってきたような気がします。

当時は板金鋏とハンマー、万力とガス溶接だけが手持ちの道具で鉄板でこしらえたチャンバーくらいしかできなかったので

量産ではなくて注文された数だけ一つずつこしらえるのがロスのない商売の仕方と考えたのです。

利益を追求するなら、ユニクロやニトリ、ソフトバンクに代表される大量生産で安く販売して顧客を獲得し売り上げを伸ばす方法がベストですが、自分の力だけ(お金、労力)でやろうとすると弊社のスタイルでやるしか方法がないだろうと考えています。

実は少年期になりたかった職業は刀鍛冶だったのです。

剣道を一生懸命やっていて、宮本武蔵こそが日本一の武芸者として崇拝し、侍の命とも言える刀の美しさに憧れの念を抱いていました。

刀剣は現代でも居合抜きの武具として使われたり、美術品としての価値もあり、それを製造する刀匠という職業も存在しますので、その道へ進みたくて高専の金属工学を専攻しました。残念ながら身近に刀工の道へ進むアドバイスをしてくれる人が存在せず初心が貫けませんでした。

そして現代の戦闘機はオートバイである、オートバイに関わった仕事も悪くないではないかと方向転換して現在に至っているということで、人生どうなるか分らないものです。

 

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