RZR

お得意先のGEN'Sさんから事情があってRZRをお預かりしました。

2輪専門誌に掲載されたという同マシンを当ブログにも載せたいという思いで書いております。

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テイスト・オブ・フリーランスで数々の勝利を収めてきたゲンズさんのブログはこちら

今回はレース車ではなく、ストリート用のマシンを持ってきていただきました。

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2スト乗りなら1度は欲しくなるRZR、それをゲンズさんの手により様々なモディファイが加えられたスペシャリティマシンであることは、外観だけでも覗えます。

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丹念に整備されたエンジン部、YPVSはドラム式の可変ポートタイミングで電気式モータードライブで制御されています。

この方式はヤマハの特許であり、可変ポートタイミングの理想的な動きが可能であるのに、ホンダではこの方式が使えず難義なHPPやRCバルブなどを開発せざるを得なかったのでした。

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エンジンのみならず、洗練された足周りはTZを移植してあります。キャリパー取り付けボルトの正しいワイヤリングが、レース屋さんらしい気配りを感じさせます。

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レースのスポンサーのひとつ、NEはWPC処理(2硫化モリブデンショット)を行っている会社。

NEのムラタさんはうず潮RCでMXをやっていて、80年代私と予選10組時代を戦ったライバルでもあります。彼の方が1年先に昇格してしまいましたが、現在もビンテージMXやDE耐などで活躍している現役のライダーでもあります。 NEムラタさんのブログはこちら。

WPCはショットピーニングの一種ですが、微細な硬球を金属部品に高速で衝突させ金属表面の強度を上げる効果があります。

金属の破壊は最表面の微小な部分の亀裂を基点として発生します。硬球が衝突した圧痕(ディンプル)が圧縮の残留応力を発生させ、引っ張り応力による亀裂の発生を無くすというメカニズムです。

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ゲンズさんからチャンバーの製作にあたって提示していただいたスペックです。

誤解を招くことの無いように説明しますが、弊社のマフラー作りは独自に試作、テストしたもの以外は

製作する物の寸法やスペックが分るように提示していただかないとお引き受けできません。

作った実績の無いものを、設計やテストの工数を無視して品代だけで製作可能だと思い込んでいらっしゃるお客さんが非常に多いのです。

今回のRZRのケースにおいても、ゲンズさんからのスペック提示により実現したもので

当然、同商品は弊社に直接問い合わせいただいても、お答えできません。

それはゲンズさんの企画した商品を、製作の部分だけ担当させていただいただけですので。

 

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