2010年5月アーカイブ

私のオートバイ人生の始まりはこのTVドラマからだった。

原作は望月三起也先生の1969年から少年キングに連載された漫画だ。

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これを不朽の名作として紹介する理由は

オートバイが主人公となって暴れまわるTVドラマとして、古さこそ月光仮面に譲るが

オートバイが中心となったスタントシーンが最も多い作品だということ。

仮面ライダーやキカイダーをも凌ぐ、オートバイドラマの王様と言えよう。

http://www.youtube.com/watch?v=OA-13gGTgks ←ワイルド7動画はこちら

原作のアクションは非常に過激で実写化不可能と言われていたが

1972?1973に日テレ系で放送された。その過激な表現や暴力シーンで社会問題となって

PTAから反対されて、僅か半年で放送中止となったが

7時台のドラマの最高視聴率を現在も破られていないという人気ぶりだったのだ。

小学生だった私も彼らとオートバイの虜になって楽しみに見ていた。

母親は亡くなっていて、父親が残業で帰って来てない時間だったので

ドラマを見た後はただちに夜のロードへ自転車を走らせ、いつかオートバイで走りまわるのを夢みた

少年時代だったのだ。

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オートバイは正しく乗りましょう。右手に拳銃持って、アクセルとブレーキは操作できるのか?ゲラゲラ

原作は発売したばかりのホンダCB750が主人公飛葉の愛車だが

実写版はスズキがスポンサーだったため、登場するマシンはGT750、2スト水冷トリプル。

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お揃いの制服が真面目そうなワイルド7。悪を持って悪を制す、法律で裁く必要のない極悪人を正義の名の下に処刑する。

現代の社会にこそ彼らは必要だ。

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草波隊長と映子。若い川津祐介と真理アンヌだ。

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主人公飛葉の役は小野進也。時代劇でよく見かける。ゴーグルのバンドはヘルメットの下なのだ。

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ロケ地は湘南の国道だと思うが当時はヘルメット着用の義務は無かった時代。ライダー役は団次郎、

帰ってきたウルトラマン。

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ギョエー!脚が長い。股下1メートルだな。

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とにかく小学校3年生くらいで、こんなもの見せられたおかげで単車馬鹿になってしまったわけだ。

今の子供らにはわからんじゃろう。

台詞の中でMXライダーなら注目すべき部分があった。

時代背景は世界GPでスズキのジョエル・ロベールやシルバン・ゲボスらが活躍していた頃。

日本人ライダーでは吉村太一さんや鈴木忠男さんたちが渡欧して成績を残していた時代。

 

IMG_0534.JPGこのシーンでは草波隊長が隊員たちに犯人の正体を説明しているが、その内容が興味深い。

「犯人は黒木だ!かつて彗星のごとく現れ、

全日本MX選手権シリーズの阿蘇、松山、さらには鈴鹿と、片っ端から制覇し

天才の名を欲しいままにしながら世界GPの直前、突然理由もなく姿を消し

以来、ようとして消息の知れない男だ。」

TVドラマの台詞に実在のMXコースの名が出てくることが他にあるだろうか?

そして黒木という悪役の顔がJ・スチュワートそっくりなのに驚きだ。

IMG_0529.JPGこの男がJ・スチュワートそっくりさんの天才ライダーの設定。

ハスラー250で走りまわる。

IMG_0533.JPG歩道橋をハスラーで登ってジャンプ、なかなかの腕前だ。

IMG_0531.JPGハスラー250は3型かな? 下りのフォームもセオリーどおり、この人MXやっているね。

IMG_0537.JPG飛葉もハスラーに乗り換え、黒木との決闘に臨む。筋書きどおり主人公が勝つんだけどね。

ナナハンやトレール車が走り回って全日本MXの話題も織り交ぜたTVドラマは二度と制作されることはないと思われるので、この作品を後世に残したいと強く思った。

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IMG_0501.JPG IMG_0502.JPGリヤショックは激しくストロークすることで

熱を発生します。

  特にジャンプや深いギャップでフルストロークさせることで加熱されるわけですが

ダンパーロッドに組み込まれたバルブによって減衰力を発生させていますが

加熱が一定のレベルを超えたときに

減衰力が落ちてしまいます。

このことを熱ダレと表現しますが

これは加熱されたシリンダーが熱膨張してピストンリングとの隙間ができてしまい

オイルがピストンの脇から通過してしまうことによります。

これでは高性能なバルブが組み込まれていても役に立たなくなってしまいます。

ライダーが疲れてきたころに熱ダレが起きてはライディングに影響が出ることは必至です。

そんな熱ダレを起こす限界を高められれば、レース後半の疲れが緩和されるものと考え

冷却フィンをサブタンクに装着しました。

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スプリングやフレームとの隙間に配慮したサイズです。

サブタンクには軽圧入で差込み、5mmボルトでロックします。

安定したサス性能を期待して早速使ってみようと思います。

これは遊びの一環なので依頼されてもつくりません。

現代の2輪車は大型車から原付自転車まで燃料噴射を標準装備する時代。

4輪車は30年ほど前からキャブレターから燃料噴射へ移行していたのに2輪が遅れていた理由が解ったような気がする。

最大の理由は排出ガス規制に対応することにあった。

2輪の場合は規制が強化されたのが最近であることと、4輪のような高性能な燃料噴射装置を採用する車体のスペースと販売価格の低さが、開発の遅れとなって表れたのだろう。

地球温暖化の対策や低公害、省エネのために自動車会社の出した答えはハイブリッド車に並んで

高性能な燃料噴射装置の開発であった。

コモンレール式燃料噴射とピエゾ素子インジェクターが現代最高の環境対応技術といえるだろう。

ピエゾ素子は圧電素子の一種で、応力を加えると電流が起きる物質の総称で

温度、加速度、超音波など各種センサーに使われたり、身近なところにはエプソン、リコー、ブラザー社のインクジェットプリンターはピエゾ素子を使ってインクを噴射している。

写真のような精巧な噴射制御が出来ることからも、燃料の噴射制御も正確に行えることが想像できる。

原始的な燃料噴射は機械式の燃料ポンプで燃圧を上げて、バネで閉じられた弁を圧力で開けて噴射する方式。当然、正確な噴射はできなかった。

燃料の排ガスに与える影響は濃い過ぎるとPM(黒煙)が出たり、燃焼温度が上がってNOxが増加する。薄すぎると出力が出ない、不完全燃焼でCOやHCが増えるといったところ。

コモンレール式燃料噴射は蓄圧式とも呼ばれ、燃料ポンプが単なる燃料の供給ではなく、最新式では2000気圧という超高圧で燃料を加圧して、インジェクターに供給する。

酸素やアルゴンなど高圧ボンベが150気圧なので、その10倍以上だ。

何故そのような高圧が必要かというと、圧縮された燃焼室に微細な粒子として燃料を噴射させるためである。粒子が微細なほど燃焼という化学反応が迅速かつ確実に行われ、出力の向上と排ガスの清浄化に役立つのだ。

それからピエゾ式インジェクター、これは従来のソレノイド(電磁式)バルブに比べ、応答が速いのが特徴で

最新のソレノイドでも1回の燃焼に1から3回の噴射に対してピエゾ式は最高で7回の噴射が可能だという。

噴射間隔でいうとソレノイド式が900分の1マイクロ秒、ピエゾ式が1万分の1マイクロ秒である。

この1燃焼に対して多段噴射が必要な理由は、燃焼を段階的に発生させることで、完全燃焼と燃焼温度を低減させることだ。

そのために、コモンレール式燃料噴射とピエゾタイプインジェクターが不可欠ということだ。

残念ながら製造コストが非常に高価で、おそらくシステム全体で自動二輪車1台分くらい必要だろう。

それ故、2輪車にこれが採用されることは現実的ではない。

最初にコモンレール式燃料噴射を量産したメーカーは1995年、デンソーである。

主にトラックの直噴用で車両価格が1千万円クラスなので採用できただろう。

それに対して高級乗用車をターゲットにコモンレール式を量産したのがボッシュだ。

BMWやメルセデスベンツなので高額なシステムでも全体の割合からすると大したことはない。

遅れをとって後にトヨタレクサスにもデンソーのシステムが採用された。

我々の興味があるのはオフロードレーサーの燃料噴射システムだが

認定モデルではないため、排ガス規制の対照ではない。

したがって、高額な投資をして燃料噴射を開発する必要がない、キャブレターでも充分な性能が出せるなど、4輪のような高性能な噴射装置は装備しないだろうと考える。

4輪のような燃焼室直噴も聞いたことがないし、吸気通路に空気と混ぜてポートから吸入する

ウォールガイド式(空気流動で成層化)が主流だろう。

これが進化すると、ストイキ直噴(理論混合比で成層化)、スプレーガイド式直噴(高圧で噴霧で成層化)ということになり、吸気管内方式と比較して15%も燃費低減できるという。

こういうわけで、全ての認定車が燃料噴射に移行してきたように、車両価格の高いレーサーから燃料噴射化が進んでいくのが時代の流れなのだろう。

いずれ小排気量車も製造コストの問題が解決次第、移行することになるだろう。

航空機エンジン用に開発された、金属表面を洗浄しテフロン皮膜処理を同時に行う高性能オイル添加材として有名なマイクロロン。

名称は知っていたが、非常に高価であることとモトクロスでは、その効果を発揮したとしても

速さは運転技術で決まってしまうと考えているため

いままで試してみる機会がなかった。

「ガソリンやオイルの添加剤などオレには必要ないぜ」と考えている諸君

そんな考えは現実には全くそぐわないと思う。何故なら

添加剤の入っていないガソリンやオイルは皆無であるからだ。

ただ、その添加剤の種類や効能を選んで購入していないだけなのだ。

そして、マイクロロンは、明確な目的を持って選ぶことのできる添加剤であることを認識したい。

オートバイなどに金をかけるのが無駄だと思って定期交換部品もケチっている人がいるかもしれないがこの添加剤を使用しないということが、部品交換しないのと同じくらい罪が重いことになるだろう。

それはこの処理によって自動車なら10数万キロ走行しても効果が持続する耐摩耗性が

たとえ整備がルーズなオートバイユーザーにとっても充分な恩恵をえられるということになる。

もちろん全てのカテゴリーのトップレーサーにおいてもエンジントラブルの可能性を低減してくれるものであるだろう。

今回これを使用するチャンスが得られたのはMOTO1の大塚選手がマフラー改修のお礼に賄賂をくれたお陰である。

総額¥69800もするのだが、使い残しであるのが気になるが贅沢は言ってられない。

注意すべき点は用法、用量を守らないとエンジンを壊してしまうことだ。

人間に例えると薬のようなもので、間違った使用をすると死ぬことになるのだ。

それは、正しい整備やオイルの給油の上で効果を発揮するもので、性能を過信してはいけない。

給油の初期にエンジン内の汚れを強力に洗浄し、その後テフロンコーティングを施すということなので

エンジンオイルは溶剤によって希釈されるため、初期は潤滑性能が低下する。

このことから規定量以上、添加して高負荷運転をするとエンジンが壊れる。

溶剤はエンジンの熱で揮発して無くなるので2時間運転後は潤滑性が戻るということらしい。

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X4 32oz(946ml)¥36750

                    ポルシェ、フェラーリ、BMW、ドゥカッティなど高性能車にお勧め

                    航空機エンジン用に開発され、速効性で注入後2時間走行で処理

                    の90%以上が完了するため、注入後の慣らし運転が短縮できる。

     エンジンオイルの8%が適量なのでMXerなら約44mlで1回分¥1750程度の処理費用だ

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Top end 4oz(118ml)¥16800

                       レース用車両の燃料系統用トリートメント

                       フューエルポンプ、キャブレター、インジェクターなど燃料通路

                       の金属摺動部分の摩擦磨耗を低下

    ガソリンの0.2%―0.5%が適量なので10Lに20ml―50mlを混合する。

    ガソリン10Lの場合¥2847―¥7118と処理費用が非常に高価である。

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Hi Tempグリース 14oz(397g)¥15750

                            フッ素樹脂加工物配合で耐水性で高圧部分の摩擦    

                            低減。ベアリング、機械部品の組み立て用

                            メーカー指定の部品交換インターバルを延長できる。

       早速、ステムやリンクのベアリングに塗布して使いたい。もうイモグリスは使わない。

こういうわけで、乗るだけがオートバイの楽しみではない。活動の50%はメンテナンスによってマシンの性能を持続させることである。部品交換だけではその寿命を延ばすことに限界があるが、オイル添加剤の力を借りて性能を向上、維持していきたい。