2009年12月アーカイブ

ダイナモが

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機械が壊れるとき、除除に症状が現れる場合と
突然起こって終わってしまう場合がある。
それは昨日の夜のこと
西川口の帝王と食事した帰り道だった。
チャージ不良の警告ランプがついたのを確認した。
警告ランプは時々消えるので原因は不明だが深夜1時半ということもあり、そのまま走行した。
すると突然、ヘッドライトは暗くなり、メーターパネルのランプも消えた。明らかなエマージェンシー!
エンジンの回転も火花が出なくなったのだろう、間もなく停止した。
惰性で走行しながら重くなったパワステを左に切って路肩に駐車した。
場所は川口市、自宅の鶴ヶ島まで40キロもある。
寒い夜である、ここで朝まで待つわけにはいかない。
即効でJAFへ電話してロードサービスに来てもらった。
予備バッテリーをつないでエンジンは始動できた。
バッテリーの電圧は11.7Vまで落ちていた。
このまま予備バッテリーで最寄のJAF事務所まで併走していただき、駐車場へ入れることができた。
走行15万キロのキャラバン、寿命にはまだ早いが、タイミングベルトやダイナモはその前にイカれるらしい。
冷蔵庫のような車中泊のあと朝8時半に毛呂山のフラワーオートさんに電話して積載車で迎えにきていただいた。
幸い「中古のダイナモでよければ、あるよ」ということで
大晦日なのに交換していただくことになった。
心強い見方のお陰で正月もキャラバン号は動き続けるだろう。
レーサーズVol2の記事で読んだ。
「努力なんて当然すぎて。だって誰かにレースしろなんて言われたことはただの一度もありませんからね。好きこのんでやっていることを、
大変だとか厳しいとか思うようなら、やめればいいだけです。」
全日本ロードレースで3連覇を果たし
世界GP250ccクラスで1勝し
資生堂のTVCMでオートバイレーサーとして唯一人、国民に名前を知らしめたタイラさんの言葉だから
重みがある。
こんなカッコいい物事の考え方ができる人、自分の周りにいるだろうか。
レースに限らず仕事や遊びでも
「かったるい」とか「めんどくさい」という言葉を嫌になるほど聞いてきた。
私は自分が苦しいとか疲れたと思ったときにこの言葉を思い出して愚痴を口にすることを止めたいと思ったのだ。

数年以内に

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再びガソリンの値段が高騰するだろう。
と経済アナリストは予想しています。
あの、ガソリン満タンにすると一万円札が消えてしまう高値の時代が訪れると
必要もないのにクルマに乗ることを控えるようになるでしょう。
人が移動するのに公共の交通機関や自転車でも用は足りますからね。
ついでにオートバイなどガソリンを燃やして遊ぶことも控えるようになるかもしれません。
レースなどやっていては長距離のドライブでさらにガソリンを消費します。
これはモータースポーツにとっては大きな逆風ですが人類のためにはよいことかもしれません。
しかし、いつまでもガソリンに交通のエネルギーを委ねている時代は終わると予想されます。
経済産業省では2015年から水素燃料の商業化を推進している最中だといいます。
水素ガスはわざわざ精製しなくても、多くの製造現場で大気中に放出しているということで
これを活用しない手はありません。
例えば、化学工場で苛性ソーダの生成時に発生したり
製鉄所でも水素が発生します。
その放出量をエネルギー換算すると自動車が1年間に700万台走るのに相当するといいます。
現在はただ放出しているだけの水素ガスを回収して
ガスボンベに貯蔵するシステムを
LPGの最大手、岩谷産業が稼動させています。
回収した水素をガスステーションで充填する施設も除除に設置されつつあります。
自動車はHVが普及されていますが、ガソリンを節約することはできても消費し続けることに変わりはありません。
ところが代替燃料、水素ガスであれば国内でも生産できて排気は水蒸気という資源と環境の問題が飛躍的に改善されるわけです。
しかし問題も山積です。
水素はガソリンに比べて燃焼速度が速く、従来のエンジンではデトネーション(異常燃焼)が起きるため圧縮比を下げなければなりません。
そのため燃焼効率はガソリンより劣るとされています。
あと気体の水素は大気圧では非常に密度が低く、実用的な航続距離を稼ぐためには350気圧という高圧で充填しなければなりません。
酸素やアセチレンの高圧ボンベが150気圧なので2倍以上の圧力です。
タンクの耐圧強度も2倍以上必要な上
自動車事故に遭った場合の安全性も確保しなければなりません。
爆発したときの危険度はガソリンとは比較にならないでしょう。
そのため水素ガス専用のボンベはアルミ容器で密閉した上に炭素繊維を厳重に巻いた特別製で
ライフル銃でも貫通しない要件を持っています。
そのコストが高額で車両代と同等になってしまうため車両の価格もガソリン車の2倍以上になるかもしれません。
また350気圧を6気圧程度に下げる減圧器の性能が安定していないとエンジンの運転に支障が出るなどまだまだ開発途中の部分もあるようです。
マツダでは水素燃料のロータリーエンジン車を開発し、フィンランド政府に納車しています。
北欧ですから寒冷地での始動性が良好でないと受け入れられないということで、これをクリアできたことは
ほぼ完成の域にありそうです。
ハイブリッドの特許はトヨタとホンダで抑えられていて他メーカーがHV車生産するためには業務提携するしかないことも、水素エンジン開発を後押ししている理由でしょう。

ピストンサイズ

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ピストンサイズの中でリング溝、ピストンハイトなど詳細は置いといて、外径についてのみ述べます。
メカニックの経験のある人は常識だと思いますが
ピストンはヘッドが小さく、スカートが広いテーパー型となっています。
その理由は燃焼による熱影響を受けるピストン冠面が最も熱膨張が大きく、スカート下部が膨張が少ないためです。
熱膨張による外径変化を考慮して常温の寸法は小さく加工されています。
従ってピストン外径を測定するのは最大となるスカート下部ということになります。
エンジンのパワーと耐久性に影響するピストンクリアランスはシリンダーのボア(内径)とピストン外径の差で管理されます。
通常(アルミシリンダー、アルミピストン)0.05mmクリアランスを取ります。
0.03mmくらいが限度ですが狭いと圧縮が上がるがメカニカルロス(摩擦)が増え
広いと圧縮が下がるがメカニカルロスは減るということで調度よいバランスをとることがエンジンチューニングの要ということです。
もちろん運転によって変動する数値ですので適時に測定しなければ数値とエンジンフィーリングの相関は取れません。
内燃機加工ではボーリングの機会は減ったと聞きます。
最近はメッキシリンダーが多く、オーバーサイズのピストンが設定されてないためです。
以前は鋳鉄スリーブの焼きつきや磨耗限度を越えたとき0.25や0.5オーバーサイズのピストンに合わせてボアアップすればシリンダーの寿命を延ばせたのですが、現在はメッキシリンダーの磨耗一回がシリンダーの寿命になってしまいました。
公道認定車でもオーバーサイズピストンは廃止されているようです。
ボアアップによって認定時の排気量を超えることが違法という解釈によるものですが、何とも頭の固い役人の考えではないでしょうか。
最新のチューニングでは鍍金の膜厚を厚めにつけてホーニング(砥石によるスクラッチ加工)によってボアサイズを調整するという裏技もあるようです。

NEWS ZEROで見た小水力発電。
なんと私の故郷に近い別子村を取材していた。
住友金属鉱山発祥の地、別子銅山で有名な場所で
学生のころ単車仲間とコーナーを攻めに通ったワインディング道路が谷間を走っているところだ。
単車バカの私はあのような貴重な設備が存在することを知らなかった。
小水力というのはダムのような大掛りな設備を必要としない自然の水の力でダイナモを回して発電すること。
日本の国土は山と水資源が豊富で昔から谷川を利用した水力発電が各地に存在したが
大規模な火力発電の普及のおかげで廃れていった発電方法だ。
最近、地球温暖化対策で自然エネルギーの活用が推奨され、ソーラーパネルや巨大風車が盛んに設置されているが
これらは、気象や天候に左右されやすく安定供給という意味では火力発電に取って代わることはないと思われる。
しかし、水力であれば地域によっては一年中絶え間なく動き続けるので理想的なエネルギー源なのだ。
そして別子村では村全体の電力を水力で賄えているという。
農家にある水車一つでその家で使う電力は発電できるそうである。
私の実家の前には小川が流れているので水車を設置すれば電気は自給できるわけだ。
便利で快適な生活を追及し続けた現代人が資源や環境を守っていくためには古い技術を見直して活用していくことが新しいことなのかもしれない。